『研修講師×キャリアコンサルタント』の可能性


ぷろぴの広場第174号(2024年8月28日)繁村早百合さんからバトンを受け取りました 杉島です。

実はnoteに記事を書くのは初めてです。
簡単に自己紹介をしますと
今まで勤めていた企業をこの6月に退職し、HR領域の支援法人「株式会社ひとそしき」を立ち上げ活動を始めた48歳です。

企業勤めをしていた時も兼業をしており、いろいろな企業で研修講師やキャリアコンサルタントとしてパラレルワーカーをしておりました。
足かけ8年を経て、個人事業主から法人化ということになります。
そのおかげもあり、幸いいろいろな方々のキャリアの節目に立ち会わせていただくことができました。

その中で感じた『研修講師×キャリアコンサルタント』という組み合わせの可能性について、今日は投稿をしたいと思います。

【可能性①】節目を演出できる可能性が広い


通常の講師は、研修に参加をしている方が「キャリアの節目」であるとは、なかなか感じないのではないかと思います。
しかし、受講生は本人が希望したかどうかは別として、何らかの力を付けたり、自分自身の今と向き合うことを求め/求められて研修に参加しています。
研修に参加すること自体が、その方の「変わり目」なのです。
そのことに気付いている「講師×キャリコン」は、この機会がいかに受講生にとって大切な機会であるかを実感を持って伝えることができます。
・単に知識やスキルを見つけるだけではない機会
・この機会がどう成長につながるかへの道筋を示す機会
そんな気持ちを持って、研修に向かえる「講師×キャリコン」には、自分は途方もない可能性を感じているのです。

【可能性②】信頼を積み重ねやすい


私の周りの「講師×キャリコン」の方を見ていても、キャリコン資格を表に出すまでもなく、心地よく懐に入り込むスピードはさすがだなと思うことがあります。

・相手の気持ちを想像しながら、研修開始前から困っている事や不安に思っていることを自然と引き出し、自分の味方につける力
・受講生同士の自己紹介に何気なく入り込んで、その人の想いをサクッと深掘りし、講師の信頼につなげる力

これは「傾聴」「共感」「質問力」に対して持っている意識の高さがなせる業だなと思っています。
講師としての技量はもちろんありますが、人としての信頼を得やすい力があると自分は考えています。

【可能性③】実はコンテンツに幅を持たせられる


研修講師をやっていると、どのようにしてプログラム内容を「自分事化」してもらえるかに悩みます。
「なぜ自分にはこの学びが必要か」「どのように仕事に活かすか」などを真剣に考えてもらうSTEPを取り入れなくては、研修の効果につながりません。
その時に受講生自身の「Will-Can-Must」や「キャリアデザイン」の視点から、研修自体の意味づけを持たせワークやディスカッションに自然と入ることができます。
この自身のキャリアに活かすという視点を持ちながら研修設計ができる人とそうではない人では全然伝わる意味合いが違うと思っています。
だからこそ、キャリアコンサルタントという資格は、研修講師という仕事の中では生きると思うのです。

これらを含めて『研修講師×キャリアコンサルタント』という組み合わせには、自分自身可能性を感じています。

今後、私としてもより多くの方と一緒に活動の幅を広げていくために、積極的に新しい活動にも取り組んでいく予定です。
その中の1つとして、この9月に「My 3rdPlace」の中村英泰さんと研修講師の学び合いコミュニティ「研修講師Connect」を立ち上げます。
キャリアの節目に必然的に立ち会う「研修講師」という仕事、その仕事をよりUPDATEするために、お互いの知識や経験を披露しあいながらオープンイノベーションなコミュニティを作っていきたいと考えています。
9月のキックオフイベントはすでに満席となってしまったのですが、10月、11月とキックオフイベントを予定していますので、ぜひ多くの方と一緒に学び合いができたらいいなと思っております。
ぜひご参加ください。

次回は、藤野美紀さんにバトンをお渡しします。


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