『コロンビアーナ』 午後ローを予習する。

 本日の午後ローは『コロンビアーナ』。二〇一一年のアメリカ、フランス制作のアクション映画。未見。ゾーイ・サルダナ主演。
 制作、脚本にリュック・ベッソンの名前が入っているのが、ちょっとした警戒要素。嫌いなわけではないんだ。ただちょっと、その、あれだ、個人的な色々があるんだ、きっと。
 僕が大学に通っていた九十年代の半ばぐらいには、それはもうリュック・ベッソンといえば若者に人気の監督だったわけですよ。主に『グラン・ブルー』と『レオン』のせいで。そんなわけで、上記ふたつのポスターは、ちょっとオシャレな生活に憧れる大学生なんかの部屋の定番アイテムにまでなっていたわけですよ。他にはタランティーノの『レザボア・ドッグス』や『パルプ・フィクション』などもよく貼ってあったね。
 どの映画も好きな作品ばかりである。しかし、なんとなくオシャレとは無縁の生活を送っていた僕は、それらのポスターに警戒心を抱くようになったというだけ。ただそれだけの話。他にも色々あるけれど、坊主憎ければという奴かも知れない。
 話を本作に戻そう。コロンビアマフィアの抗争により、両親を殺された少女。彼女は成長し、復讐のために殺し屋になる、というもの。こういうところリュック・ベッソンっぽいなあと思う。実際、当時の宣伝ではリュック・ベッソンの名前と、『ニキータ』『レオン』がよく引き合いに出されていた。二〇一一年にそのネームバリューがどの程度通用するのかは疑問だったなあ。九十年代ならいざ知らず。
 ただ『レオン』がそれほど有名で人気のある作品だったというのも事実。『フィフス・エレメント』は面白かったけど、やはり『グラン・ブルー』『レオン』のような作品を求めている観客には合わなかったように思う。ただ最近だと『TAXI』シリーズや『96時間』シリーズの制作、脚本で有名なのだろうか。
 警戒心を抱きつつ、楽しみにしよう。

 
 
 

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