『ノウイング』 午後ローを予習する。
本日の午後ローは『ノウイング』。未見。ニコラス・ケイジ主演のSFサスペンス映画。二〇〇九年の作品。
監督はアレックス・プロヤス。『アイ,ロボット』で有名なのだろうけれど、個人的には『クロウ飛翔伝説』『ダーク・シティ』で大好きな監督。
あらすじを読む限りだと、予言や世界の終わりを題材にした作品のようだ。そのキーアイテムとなる予言の書の発見される過程がすごく良い。とある小学校で、五〇年前に埋めたタイムカプセルから一枚の紙が発見される。そこには謎の数字が羅列されており、宇宙物理学教授の主人公は、その内容が、埋められてから五〇年の間に起きた、そしてこれから起こる事故や天災をも予知したものであると解明する。だが、その紙の最後に書かれた数字は人類の滅亡を示唆するものだった。
なんのことはない小学生の悪戯書きと思われていた紙切れが、実は世界の終わりをも予言する重要なものだったという不気味さにしびれる。めちゃめちゃ楽しみになってきた。
映画の話からそれるけど、予言や、終末思想というものは、過去を通してみると、定期的に流行しているようだ。
本邦だとノストラダムスの大予言が五十年ほど前にブームとなったが、他にはエドガー・ケイシーの日本沈没予言やファティマ第三の予言、はたまたババ・ヴァンガの予言などが有名だろうか。最近だと古代マヤ暦の予言とやらを題材に『2012』なんて映画もつくられましたっけね。
上記以外にも、様々な予言によって、この世界はたびたび終わりを告げられて、そのつど先延ばしされているようである。
今のところは。