午後ローを予習する 『48時間』

 2週連続! 48時間。というわけで本日の午後ローは『48時間』である。八二年の作品。監督は『ウォリアーズ』『ストリート・オブ・ファイアー』などザ・男気といった作風で有名なウォルター・ヒル。主演はニック・ノルティとエディ・マーフィー。
 エディマーフィーはこの映画を皮切りに次々とヒット作に恵まれ、八〇年代はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった記憶。バディものアクションコメディの代表作といっても過言ではないのでは。
 もう何度も観た映画なので、予習もなにもないのだが、端役、脇役にウォルターヒル監督の『ストリートファイター』や『ウォリアーズ』で見覚えのある、またある意味、午後ローにはなじみのある役者たちが出演している。『コマンドー』のデヴィッド・パトリック・ケリーとか『エイリアン2』に出演し損ねたジェームズ・レマー。『プレデター』『ロックアップ』のソニー・ランダムなど。
 『ウォリアーズ』の話を続けると、ちょっと前に、出演者らが三六年ぶりにロケ地を訪れるという動画を見た。すっかり白髪としわの増えた演者らが、当時の衣装を着て電車に乗ったり海岸を訪れたりという内容である。時の流れの残酷さや、もうあの頃には戻れないという切なさと、そして当時の熱気を思い返し、なんともいえない気分になった。僕は当時テレビで深夜放送されたものを見たのだけれど、出てくる役者らのギラギラした目つきや気難しげな表情に魅せられ、気がつくと映画のエンディングと同じ夜明けを迎えていた。そんな記憶が蘇る。
 あ、全然『48時間』とは関係がないな。

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