午後ローを予習する　『ビロウ』

　本日の午後ローは『ビロウ』。二〇〇二年のホラー映画。未見。
　舞台となるのは第二次世界大戦中の大西洋上を航行する米軍の潜水艦。なかなかホラー映画にしては珍しい舞台設定と感じる。海洋ホラーとジャンルを区切ると『デスシップ』『アビス』『リバイアサン』『ザ・グリード』あたりが思い浮かぶ。大海、深海という未知の領域から人間には計り知れない恐怖が襲い来るという感じか。
　脚本にダーレン・アロノフスキーの名前がある。『レスラー』や『ブラックスワン』の監督である。これは期待してよいものか判断に迷うところ。好きだけど。
　音楽がグレアム・レヴェル。『クロウ飛翔伝説』『フロム・ダスク・ティル・ドーン』はその当時ビデオまで買って何回も見返した記憶がある。そういえば、その頃はミラマックス、ディメンションフィルムズに勢いがあり、映画館でもビデオでも、しこたま観たなあ。最近だとハーヴェイ・ワインスタインの性的暴行などが問題になり、そちらの方面で悪名が高いか。
　今週のラインナップの中では、比較的新しい作品になるのか。もう二十年前だけど。