『リーサル・ストーム』午後ローを予習する。

 本日の午後ローは『リーサル・ストーム』。二〇二〇年の作品。二週連続メル・ギブソンということで、地上波初放送のアクション映画。
 カテゴリー5の超大型台風が上陸間近のプエルトリコ。地元警官の主人公は住人を避難させるため、各戸を訪問してまわっていた。ところが、とあるマンションの一室に住む老人がどうしても動こうとはしない。そうこうしているうちに、マンションに隠された五千五百万ドルのお宝を狙う武装強盗団の襲撃を受けることに。台風のため応援が呼べぬ状況で、主人公の味方をするのは、かつて最終兵器と呼ばれた元警官の老人だった(まじすか)。
 あらすじを読むかぎりだと、かなり面白そうな感じ。『ダイ・ハード』的な、偶然その場に居合わせたスペシャリストものの系譜だろうか。警官らが建物に籠城するような展開は『ジョン・カーペンターの要塞警察』を、水害中に強盗団と対峙するような設定は『フラッド』を思い起こさせる。
 ちなみに原題は『Force of Nature』自然の力とか脅威とかそんな感じでしょうか。メル・ギブソンが出演しているアクション映画だし、元警官だしと、そんなこんなで邦題が決まったと思われる。そういうの好き。
 主演はエミール・ハーシュ。共演に『スーパーマン・リターンズ』でロイス・レーン役を演じていたケイト・ボスワース。あとはデヴィッド・ザヤスが悪役で出演。
 ザヤスは『エクスペンダブルズ』でも敵役を演じていたが、どちらかと言えばテレビドラマに多く出ている印象。最近(でもないか?)だと『ゴッサム』でマフィアのボス役だった記憶。

 しかし、もうメル・ギブソンは老人なんだなあ、と感慨にふける。
 『マッドマックス』や『リーサル・ウエポン』の印象が強すぎるのよね。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?