『48時間 PART2/帰ってきたふたり』 午後ローを予習する

 本日の午後ローは2週連続! 48時間。というわけで先週に続いて『48時間 PART2/帰ってきたふたり』である。
 監督、主演は前作から変わらず、ウォルター・ヒル、ニック・ノルティ、エディ・マーフィーのトライアングル。一九九〇年の作品と、前作からは八年の時が経っている。その間にエディ・マーフィーは『ビバリーヒルズコップ』や『星の王子ニューヨークに行く』などのヒット作を連発して大スターに上り詰めていた。
 この年の前後あたりから、ヒット作の続編ラッシュともいうべきブームが始まっていた。業界的にも、手堅く興行収入が得られると判断されたのだろう。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ゴーストバスターズ』『グレムリン』『ダイハード』『プレデター』『ロボコップ』などの続編、続々編が次々と公開されたが、一部の例外を除いて、やはり前作に比べると続編は……という観客の見方が大勢を占めていた時期でもある。
 他に九〇年といえば『ゴースト/ニューヨークの幻』『プリティウーマン』『ホームアローン』などが大ヒットを飛ばし『ダンス・ウィズ・ウルブス』が賞レースを総なめにした年でもある。
 そんな歴史的名作が軒を連ねる中、続編という不安要素を抱えつつ、本作はしっかりヒットしたのだから、凄いことだと思う。
 そんな当時のことを思い返しながら、本作を楽しみにしよう。
 

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