『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』 午後ローを予習する。
本日の午後ローは『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』です。二〇一二年の作品。前作はジュール・ヴェルヌの『地底旅行』が原作でしたが、本作は同作家の『神秘の島』から題材をとっているとのこと。
主演はブレンダン・フレイザーからドウェイン・ジョンソンに。かなりいかつくなったな。そしてジョシュ・ハッチャーソンは続投。
さらにマイケル・ケインやルイス・ガスマンといった安定感のある共演陣が脇を固める、ご家族で観ても安心のアドベンチャームービーとなっております。
本シリーズもそうだが、SF映画というジャンルにジュール・ヴェルヌが与えた影響は計り知れないだろう。子どものころから児童文学などで知らず知らずのうちに読んでいた作品が実は、というものがけっこうあって、あれも、これもという驚きがあったものだ。
映画化されたもので思い浮かぶのは『八十日間世界一周』『海底二万里』『十五少年漂流記』『月世界旅行』など。リメイクや翻案も多数。題材として使われることも多く、全てを把握するのは難しい。とにかく多い。
H・G・ウェルズとともに「SFの巨人」と並び称されるのもうなずける。今となっては古典に近い扱いなのだろうが、今日のSF作品群も、少なからず彼らの影響を(好むと好まざるとに関わらず)受けているはずである。
ちょっと堅苦しいことを書いたかも知れないけれど、そんなことは抜きにして楽しめる映画だと思う。