『サドン・デス』 午後ローを予習する。

 さて、本日の午後ローは『サドン・デス』。一九九五年の作品。個人的に絶対観て欲しいアクション映画のひとつである。『タイム・コップ』のピーター・ハイアムズ監督がふたたびヴァンダムと組んだアクション巨編となっている。
 僕は当時劇場で鑑賞し、ジャン=クロード・ヴァン・ダムの新しい方向性が拓けた、と本気で感じた。とにかくすごい。舞台はアイスホッケーの会場に限定されているものの、ヴァンダムがその中でとにかく動き回る、飛び回る、ホッケーもするし、マスコットとも格闘するし、ヘリが、ヘリがあッ! ってなる。おすすめ。

 共演陣も渋くてよい。『ラピッド・ファイアー』のパワーズ・ブースや、『ラピッド・ファイアー』のレイモンド・J・バリーが出ている。そう、おれ『ラピッド・ファイアー』好き。
 それから昨日放送の『アサルト13 要塞警察』に護送車の警官役で出ていたドリアン・ヘアウッドの顔が今日も見られる。やったね。

 本作はプロアイスホッケーリーグNHLのシーズンチャンピオンを決める、スタンレーカップ第七戦という重要な日の出来事となっている。登場するピッツバーグペンギンズはスター選手、マリオ・ルミューの活躍もあって九〇年代に躍進、プレーオフの常連となっていたはず。本作はおそらく一九九四〜九五シーズンの頃だろう。その年、NHLはロックアウトのためシーズンが短縮されていた。この辺も映画に関係あったんですかね。
 舞台となったシビックアリーナは実在していたドーム型のスポーツ施設。ペンギンズのホームとして長年親しまれていたが、二〇一〇年に閉鎖。その後取り壊され駐車場になっていたらしいが、最近音楽会場に生まれ変わるとのこと。当時の姿をこういった映像で残せたというのは、かなり貴重。
 
 楽しみだね。

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