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28(にわ)ノ烏
2023年3月23日 00:24
とても奇妙な小説を読んだ。伊藤なむあひさんの『鹵』というタイトルの小説だ。多分小説だと思う。作者がそう言っているから。おとぎ話のように「あるところに山がありました」という導入があってもおかしくないような始まり方と、名詞にかっこ書きされた注釈の数々が、私をぐいっとイメージの世界へ引きずり込む。というか、試しにのぞき込んでみたら急に突き落とされた感じに近い。文体はとてもインターネット的な印象