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#国立西洋美術館

捨てるための日記36_「ゴヤ《戦争の惨禍》(国立西洋美術館)」

ゴヤの「戦争の惨禍」が見たくて国立西洋美術館へ行った。企画展には何度か足を運んだけれど、常設展を見るのは初めて。 一つ一つの版画について語ることは避けるけれど、このタイミングで「戦争の惨禍」をまとめて見ることができて良かった。 ロシアによるウクライナ侵攻、パレスチナでの虐殺がなおも続いている現在、この展示がされたのは意義あることだと思う。 ゴヤの「戦争の惨禍」はスペイン独立戦争を描いたものだ。スペインにもフランスにも肩入れしていない、ただ暴力の悲惨さが延々と描かれる。

キュビスム展 美の革命(国立西洋美術館)

さすがに国立の展覧会は大きいし作品数も多かった。あと章立てが細かくて14もある。 基本的に写真撮影可で、ダメなやつだけ禁止のマークがついているので、写真を撮っている人が多かった。個人的にはスマホをかざして拡大すれば、ちょっと離れたところでもキャプションが読めるので嬉しい。 1 キュビスム以前ーその源泉 キュビスムの源泉はポール・セザンヌらしいので、展示もセザンヌから始まる。印象派のイメージのほうが強かったのでピンとこなかったけれど、「ラム酒の瓶のある静物」がちょっと上から