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3. コーンブレッド (Cornbread)

日本ではコーンブレッドを見ることがあるだろうか?アメリカでは、ベーカリー、レストラン、そしてポットラックパーティーなど、いろんなところで見かける存在だ。スイーツ編に入れるかセーバリー編に入れるか迷ったのだが、バター、砂糖で焼くものであるから、今回はとりあえずスイーツ編に入れておこうと思う。

コーンブレッドとは、とうもろこしの粉、コーンミールと言われるものをバターや卵、少量の砂糖などで生地を作り焼いたものである。ブレッドと言うけれど、イーストなどは使わない、ズッキーニブレッドなどと同じようにさっと混ぜて焼くだけと言うクイックブレッドの一種である。マフィン型で焼くこともあるし、ケーキ型やパウンドケーキ型などで焼いてスライスされることもある。バーベキューには欠かせない一品であるし、サンクスギビングのサイドディッシュにもなる。またチリのお供にもなり、それだけを温めたり、グリルしてバターとジャムで食べてもいい。とにかくシンプルなメニューだが万能である。

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私が勤めていたベーカリーでは朝食用のマフィンとして出していた。それはチェダーチーズとハラペニョを加えたもので、コーンミールに加えて、とうもろこし自体も入れ、さらに食感を加えていた。

また主材料のコーンミールにも、黄色いもの、白いものがあり、さらに粗挽きのものからパウダー状のものまである。粗挽きの物はコーングリッツと表示されていることも多いがこれプチプチという食感が加わり、私は半々で使うのが好きである。コーンブレッドのレシピもバターを使ったりオイルを使ったり、ミルクなのかバターミルクなのかなど色々あるが、同じレシピを使っても使うコーンミールの種類を変えれば食感、色などがまた変わってくるので、好みに合わせて色々と調整できるのが楽しいメニューでもある。

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私は個人的に、パウンドケーキ型で焼いたコーンブレッドをスライスし、軽くトーストしたものにジャムとバターを塗って食べるのが特に好きだ。晩御飯にチリなどに添えてサーブし、残りを朝ごはんに温めて食べるパターンが多いのだが、ベリー系のジャムとバターがとても合うので、おすすめである。

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