【HUGノート】「はじめまして」にドキドキの新1年生
こんにちは。
HUG for ALL代表のあややです。
オンラインでの「まなびクエスト」が続く1施設目の活動ですが、この春から4人の新一年生が参加することになりました。今回はその4人から、かつみくん(仮名)とすずなちゃん(仮名)の「はじめまして」の様子をご紹介します。
ちょっともじもじ…
高学年のお兄さんたちが「まなびクエスト」に参加したあと、少し遅れてオンラインに参加したかつみくん。これまでHUG for ALLの「あそびクエスト」も参加したことがなく、完全に初対面。オンラインでの初顔合わせ、大丈夫かな…?と私たちも職員さんも少しドキドキでのスタートでした。
オンラインに参加して、まずは当日の進行役の私とはじめましてのご挨拶。「おはよう!はじめまして。あややと言います、よろしくね。」と言うと、ちょっと恥ずかしそうにしながらも「うん。」と頷いてくれました。
「お名前教えてくれる?」と聞くと、「かつみくん」と小さな声ですが、しっかりと答えます。早速担当HUGメンバーの待つオンラインルームに移動して、担当HUGメンバーとの顔合わせをすることにしました。
職員さんもいっしょにオンラインで参加してくださって、ごあいさつはスムーズに終了!最近している遊びや、好きな食べ物・嫌いな食べ物なども聞いて、お互いを少し知ることができたところで、かつみくんから予想外の一言…!
「もう終わった?あっち行っていい?」
ごあいさつ・自己紹介のためにその場に来ていると思った様子。「今からまなびクエストっていうのをやるんだよ」と改めて趣旨を説明すると、納得してまなびクエストを続けましたが、HUGメンバーにとってはドキドキの一瞬だったようです。
終了後の「まなびクエストレポート」(※1)に、かつみくん担当のとしさんが「かつみくんにとって、この時間がワクワクタイムになるよう準備して挑みたい」と書いてくれていました。これからたくさんの「ワクワク」のまなびの瞬間を、かつみくんといっしょに体験できますように!
お顔が見えないところから…
二人目に紹介するのはすずなちゃん。2~3年前に「あそびクエスト」に参加したことがあって、私や何人かのメンバーはすずなちゃんの顔は知っている。でも、すずなちゃんは覚えていないだろうな…というところからのスタートです。
同じホームに住む他の新小1メンバーはオンラインにほぼ時間通りに参加。担当HUGメンバーとお話を始めているのに、すずなちゃんだけがなかなか来ない…?!
大丈夫かな?と思っていたら、職員さんから「すみません~。すずなちゃん、緊張して出てこれないみたいで。担当HUGメンバーさんだけで、階段の下とかからお話してもらってもいいですか?」というお声がけが…!
そのまま職員さんが階段の下にタブレットを持って移動すると、階段の上からすずなちゃんの気配が…。職員さんの「すずなちゃ~ん、担当HUGメンバーのお姉さんたちがきたよ~」という声に、上からちらっと顔がのぞいたあと、たくさんのぬいぐるみたちが階段の上から降ってきました!すずなちゃんの「ここにいるよ」のメッセージかな。
みんなで「すずなちゃ~ん、〇〇のぬいぐるみが来たね!」「〇〇のぬいぐるみ、大きいね~!」などと、いろいろ声をかけていると、だんだんと階段の上のほうから、踊り場のあたりまですずなちゃんが降りてきた気配…。
いまだ姿は見えずでしたが、職員さんが「すずなちゃん、お部屋ご案内する?」と声をかけてくださると、なんと「いいよ」というお返事が…!姿が見えない状態から一気にジャンプアップです。
職員さんがタブレットをもってお部屋の中に入ると、自分のお部屋だからか安心した様子。すずなちゃんも顔を見せるようになり、ぬいぐるみたちや、いつも遊んでいるおもちゃを紹介してくれました。
後半にはHUGメンバーのまゆらんとしぇりーに「ねこの役をして!」と、オンラインおままごとに突入!お母さん役のすずなちゃんに「お母さん、あそんでにゃ~」というと「今忙しいからダメ!」と断られましたが、そのあとすぐに「ハイ、ごはんだよ」と、豪華な食事が出てきました。
ねこちゃんたちのごはんを一生懸命作っていたすずなちゃんに、なんだかみんながほっこりした瞬間でした。
次回は元気にまゆらんとしぇりーちゃんにごあいさつできるかな?これからすずなちゃんのどんな姿が見られるのか、私たちもとても楽しみです。
さいごに
いま、HUG for ALLは、ともに子どもたちを見守り、支える仲間を増やすための活動を始めています。そのためにも、まずは社会的養護のことや子どもたちのことを「知っていただく」ことから始めていきたい。現在、その「はじめの一歩」としての1コイン寄付キャンペーンを行っています。
寄付のお礼には、①社会的養護のこと、②現在の活動について、③これからのHUGコミュニティとやりたいこと、という3通のメールが届きます。
18歳の春に、子どもたちが希望と自信をもって社会に出ていくことができるように。まずは「知る」ことから、はじめてみませんか?みなさまの「第一歩」を心からお待ちしています。
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