「雨と霧」制作裏話 #1

山の雨

前回曲を出したのがボカコレの時なのでひと月以上も前でした。しかもこのボカコレ前もって準備をしていたので、そこまであたふたしていませんでした。ボカコレ終わった後で時間があるので、今回の曲はゆっくり作っていた。

それでも曲は８割方完成していたので、のんびりしていた。そこで仕事のおやすみを利用して3月の24日から何日か山に入る予定を立てていました。車中泊しながら山を登るというただの自己満足の山登り。誰に褒められるわけでもなくただただ自分がやりたいことをやる山登り。あはははは、好きなことはやめられないんですよね〜。(^^)

幸い初日は友人が山に登りたいと言っていたので、いっしょに登ることに。初日は無事に登れます。でも次の日は雨。予報では曇りだったので、ちょっと登ろうと思っていたのですが、朝から雨。車の中で待っていたけれど雨。

まあ天気を恨んでも仕方ないので、のんびり車の中でコーヒー入れたり、本を読んだりしていた。それでもまだ小雨だったので、レインコート着てうろうろしていた。春の花は沢筋からというように、水が滴るようになると咲き出す。

まあ雨も恵みの雨と思い歩いていた。結局、そんなに歩くことなくゆっくりしていた。だんだん暗くなってきた。雨足も強くなり、明日も登れないのかなぁと思いながら車中泊をする。弥生も望月を過ぎると温かくなるが、ここのところ寒い。山ではもっと寒い。寒さ対策ををして寝ることにした。

ただ、あんまり歩いていなかったのですぐには寝つけなかった。特にやることもないので、なんとなく曲作りをしていた。こんなメロディー面白いかもね〜。なんて思いながら考えていた。雨の天気のせいでちょっとセンチメンタルな感じになっていたのかもしれない。

次の日も雨。しかも結構強い。全国的に雨なのは予報通りだったので、あきらめてはいた。それでもずいぶん降ってくる雨にちょっと文句も言いたかったけれど、「二度寝もしょうがない。」とつぶやいてまた寝た。

二度寝して起きてもまだ7時ぐらい。雨は相変わらず降っていた。もうこの際だから今日は車中で楽しめることをしよう。まずは朝ご飯。美味しくいただく。ゆっくり雨の音を聞きながら。

次にスタバのドリップコーヒーのパックをいただいたので、お湯を沸かしてそれを淹れる。車内は狭いのですぐコーヒの香りで満ちる。都会の風景ならぬ、山が霧で消えそうな景色の中スタバのコーヒーをいただく。これはこれでありなのではと思う。いつかスタバのお店でコーヒーを頼んで、Mac広げて作曲してみたい。そんな野望が燻る香りとともに消えていった。

昨日からずっと車から出ていない。ちょっとだけ歩こうかと思い外に出た。けっこう雨降っている。カタクリの群落地が近くにあるので、ゆっくり歩くことにした。もちろん春の花が雨の中咲いているわけはない。

しかもここのところ寒い日が続いたので、ソメイヨシノの開花も遅れている。でもなんとなく山の空気を吸いたくなり雨の中歩いてきた。カタクリの蕾を見つけた。これから咲くんだね。咲いた頃来れるかどうか分からないけれど。あなたがそこにいると分かっただけでも私がここに来た甲斐があるよ。そんなことをつぶやいていた。

そうしてまた車に戻る。お昼寝する。起きる。またちょっと曲作りをする。ここのところ忙しかったので脳を休めるにはちょうどいい。これからまた忙しくなるので、嵐の前の静けさということで雨の山の中を存分に堪能することにした。明日（3/27）の天気を確認するととてもいい天気のようです。これならば、明日は山を歩けるかなと思い、夕食の準備をした。

急遽

夕食の準備をしていたら、連絡が来た。どうやら困っている様子。ならば仕方ない帰りますか。ということで、明日の天気に少し後ろ髪を引かれましたが帰ることに。その頃から雨がけっこう強くなり、この雨山の中で遭遇したら嫌だな。まあ今回は雨の山でのんびり過ごしたことぐらいになりました。

家に帰るとまた連絡が来ていて、今度は4/1の新曲のことについて。重なるときは重なりますね。どうやら出せなくなってしまいました。ふつう諦めますよね〜。でも弥生3月は31日まであります。27、28、29、30、31、場合によっては4/1も。もしかしたら今からいける？

以前、1週間かからずにできたこともある。5日でできるかもしれない？いやいやいや、プロの作曲家ではないのだから、そんなの無理。でもついたち投稿を辞めたくないな、と色々葛藤していました。

結局、悩んで考えている時点で作りたいんだよね。それならば作るしかないじゃん。やってみてダメだったら自分も諦めつくし、挑戦してみよう。ここらへんは単純で助かります。はいじゃあ5日間DTMスタートです。(^^)

つづく