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「視線は平行線」製作裏話 #3

曲の印象

お話のだいたいな感じはできた。次は曲だ。あまりにも暗いので、まずコードをちょっと変えてみた。作曲のベテランの方なら、コードを変えると曲の印象が変わるなんてことは承知のことなのだが、私は知らなかった。いやいや、なんとなく承知はしていましたよ。でもこんなにも変わるんだなぁってのを初めて実感。驚きました。今後もコードの勉強はしたほうがいいですね。

前回の「ワガママ魔法使い」が長い曲だったので今回は短くしたい、というのと文字通りテンポ良くしたかったので、テンポを上げる。140まで上げてみた。おっ、ちょっといいぞ。それではドラムに頑張ってもらおう。とアナログのドラムを入れていたのだけれど、今回リズムマシーンを使ってみようと思ったので適当に四つ打ちにしてみる。

おっ、印象変わってきたぞ。やっぱ四つ打ちは鼓動に近いのか自分が落ち着く。今までサビのところでしか使ったことがない裏拍のハイハット。とりあえず入れたらなんだかサビが生きてきた。いい感じ、いい感じだよ〜。和装の麗人の普段着の洋服に少し驚く感じに似ている?いい感じなら問題ないはず。

かわいい

曲をかわいくするにはどうしたらいいだろう?自分の持っている手札は少ない。まず考えたのがピコピコ音、いつぞやそんなプラグイン「Magical 8bit Plug」を導入した。どんな音源かというと、詳しくはここに描いてある。これでFreeなのだから驚いてしまう。

ピコピコ音は確かにかわいらしい感じがする。しかし、ちょっと自分のイメージと違う。「ピー、ピコピコ」という感じなのだ。私のイメージは「ポー、ポピポピ」という感じなのだ。音を低くしたらそれっぽくはなったのだけれど、なんだか違う。自分が違うと思っているものを使うわけにはいかない。

こんなときはインターネットにお尋ねしよう。「Logic」「ピコピコ」という曖昧な言葉で選んできてくれたのがこちらのサイト。

それで自分が持っているシンセサイザーの音を知る。こんなことできるのか、とちまちまいじっている。そんなときに偶然、やはり偶然いい感じの音ができた。前回とは違いプリセットを保存するすることに成功。相変わらずどうやったかはわからないが、同じ音ならまた利用することができる。成長したな。

それにしても自分の持っているLogicというDAWにはたくさんのシンセが入っているのだなと感心する。どれをどういうときに使えばいいか全くわからないが、脳内では坂本龍一がキーボード付きのシンセに囲まれて演奏をしていたのを想像して同じではないかと勘違いをしていた。勘違い甚だしいが。(^^;)


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