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「僕の親友が恋をした」製作裏話 #2

さらに

さてモテモテの親友くんだけれど、恋に興味がないことをなるべく一番で伝えてみよう。そんな恋をしたことのないモテる親友が心引かれる女の子がいるのではと「僕」が気づいた。一体誰なんだろうと思い調べて見ると、同じクラスだけれど目立たないめがねの君。

いやこれは荒れると直感する。この恋は色々なところで障害が出るはずだ。人の噂の広がる速さはとても速い。「あの学校一のイケメンの親友の心を射止めた女性」がいるという噂は瞬く間に広がる。ということでファンクラブだ。完全に対立すると思ったので説得に行く。逆にこの恋を応援してもらうように頼み納得してもらう。生徒会長でもある「親友」は進んで恋愛をしましょうとは言わないはずだし、副会長からは恋愛を抑えるように言われるはずだ。でもそれを黙認する約束を取り付けたことにしよう。もうこれだけで章立てできるぐらい妄想は広がる。

こんな風にすると学校で噂になっているが、当の本人たちだけが何も知らない。他の生徒たちはみな知っているという面白い構図ができた。他の生徒たちは知っているけれどこの恋に対し不可侵という暗黙の了解が出来上がる感じがいいだろう。今までたくさんの告白を断ってきた親友が告白するのかどうか、みんな知りたがる設定はどうだろうか。

うん盛り上がってきた。しかしこれ一曲に収まるの?また同じ悩みを抱えてしまうどうしよう。

曲の雰囲気

なんとなくだけれど、今回の曲の疾走感みたいなものの上でストーリーを展開した方がいいのではと思う。しかし疾走感というのはどうやって作るのだろうか?やはりなるべく速いテンポで一気にいった方が合うのではと思う。

一番初めにドラムを入れてテンポよくたくさん叩いて見た。うんなかなかいいぞ。歌詞が決まっていなかったのでなんとも言えないが、悪くない感じと手応えを感じる。次にベースを入れてみる。少しずつベースラインを考えて入れていく。

メロディーが速い動きをするから、ゆっくり動かした方がいいのかそれとも同じように早く動かした方がいいのか悩んだけれど一つ一つ入れて決めていく。世の中にはかっこいいベースラインがたくさんある。これもインプットが必要だな。ちょっとジャズの曲を聴いていたから、なんとなくフレーズがジャズっぽい?いやいや世の中のベーシストに失礼だ。


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