ホトトギス

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となりに
ずっといたよ

神無月ともなると朝晩冷えるようになり、木々の葉の色も変わり始めます。ゆっくりとした「季」の動きもずいぶんわかりやっすくなりました。夏の青々としたものとはもう全く別物になっているのに気づかないのは我々人の方のようです。このホトトギスという名前の花は秋というようりも、夏の終わりごろから咲き始めます。ですので、神無月のころに咲いているのは珍しいのです。こんなに可愛らしく咲いていてくれた花たちがいたのに全然気づいてあげられませんでした。それでも横にずっといて、この時季まで咲いていてくれて逢うことができました。
誰かのためにじっと待っている。いうのはたやすいのですが、やるのはとても大変です。ただ待つ、何もしないで待つというのは人には難しいかもしれません。自分で動いて環境を変えることができる人間には難しいのかも知れません。ときには花と同じようにしばらく待ってみるのもいいですね。もし待っていることがやってきたら、素直に喜んでみるのもいいですね。

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