「君がすき」制作裏話 #1
王道進行
前回の無色透名祭で投稿期限は10月15日だった。ということは少し余裕がある制作ができる。でも、そんな時にメロディーというのは降りてくる。この曲はサビから降りてきた。「すきすきすき君が好き。」もうこのメロディーは自分自身が好きになってしまったので、もうこれで行こうと決心。こんなキャッチーなメロディ生かさないなんてもったいない。
ということでサビのメロディーはすぐ決まった。コードはなんか王道進行が合いそうな気がする。ということで王道進行でいこうと決めた。やっぱり王道が王道たるゆえんだ、聴いていて気持ちがいい。なんで気持ちがいいのだろうと思ったことがなかったのだけれど、ちょっと音楽をやった端くれとして、調べてみることにした。
調べるといってもGoogle先生に聞くぐらいなので誰にでもできる。YouTube様にも聞いてみた。そうしたらいろんな曲に使われているという動画がたくさん出てきた。コードが同じなのにメロディーが全然違うだけで曲も変わってくるんだなぁ、と再発見だ。
あの明るいような暗いような不思議な感じが日本人に受けていると言っていた。日本人?あれ、外国の人はそんなに好きではないの?という疑問が浮かんだので、またまたGoogle先生に聞いてみる。
どうやら外国ではそれほどでもないらしい。でも洋楽でもある一時期よく使われた。それが1990年代後半から2000年代にかけてのSuper Euro Beatのときだという。パラパラと頭文字Dと合わせて流行っていたのを思い出す。これが王道進行で作られているのが多いらしい。なるほど、あれだけ流行ったのにはちゃんと訳があったのか。でもまんまと乗せられてしまったなぁ。
でもこのSuper Euro Beat、外国でも流行ったのだけれど日本ほど長寿ではなく短命だったようだ。音楽の流行りというものはある。また流行ったりもする。でも日本だけ長かったのも、このなんとも言えない感じが日本人の心に合ったのだろう。私自身も大好きだ。
それから作りたくても作れないEDMの曲。いやぁ、あまり通ってこなかったので疎いのですよね。それで分析したら、コード進行は同じままずっと続くとのこと。
えっ、そういう感じなの?って思って聴いてみると確かに同じままずっと続いている。それでも曲として成立するんだ。驚きです。じゃあ次の曲も王道進行で一曲作れないだろうかと考えた。
時間もあるのでやるだけやってみよう。自分の曲は自分で好きにいじれるのでいいですね。こういう楽しみがあるから曲作りはやめられない。(^^;)