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「ワガママ魔法使い」製作裏話 #3

メロディー

サビのメロディーはけっこう早くに出ていた。たぶんお風呂に入っていたときだと思う。忘れないようにMIDIで入れたあったので助かった。でも思いついたときはけっこうテンポは速め。絵本を読むスピードだから70ぐらいまで落とす。それでもいい感じ。

コードは王道進行が合うかなと思い入れてみた。いつもなら一小節分入れるのだけれど、間違えて半小節、2拍分しか入れなかったので半分になってしまった。それで聴いたけれど、あれ?意外といいかもということでサビのメロディーとコードは決まった。

コードのためかちょっとサビが急ぎ足になっているので、AメロBメロはゆっくりと進めてみよう。ゆったりと絵本のページをめくるようにだ。そのためにはますゆったりとした気持ちにならないといけない。それならばクラシックの曲を聴きながらなんてどうだろう。おっ、それならばコーヒーを淹れて飲みながらなんてリラックスできていいのではないか。コーヒー傍にゆったりしながらクラシックに聴き入る。

おりしも師走しかも徐々に押し迫ってきている。あれは明日中にやらなければいけないな、今日これをやっておくとあさって楽にこなせるな、などと今やらなくてはいけないことがあとからあとから浮かんでくる。肝心のメロディーはどこに行ったのだ。全くもって見当たりませんでした。

これはまずある程度片付けるもの片付けないと出てこないなと悟る。ということで曲作りを抑えながらまずは今年片付ければいけないものを片付けていた。なんとかそのあとAメロBメロを思いつきコードも決めたらもうあっという間に半月は過ぎてもう17日。クリスマスはあと1週間後に控えていた。

歌詞

今回は魔女シリーズ外伝ということで絵本を書くように進めていった。ある程度行くと妄想力にエンジンがかかり、どんどんとストーリーが出てくる。初めは「人嫌いの魔女」と「星が落ちてきたのをなんとかする。」ぐらいしかなかった。でもこの設定矛盾がある。人嫌いな魔女が人のために命をはるようなことするのだろうか?というところだ。顎に手をついて鼻の下に鉛筆はさみモード。

何か別な理由が欲しいなぁ。何か魔女にとって大切なもの。命にかえても守りたいもの。う〜ん、それはやっぱり「子供」かなと思った。世界のためには動かないが、たった一人の子供のために命をかける。これはそんなに特別なことではないだろう。

これを思いついたらあとからあとから出てくるいろんな設定を書いていた。こういうときは使う使わないは別として出すだけ出してしまったほうがいい。いろいろと進めているうちになんだか長い話になった。まあ長いと思いながらメロディーに歌詞を当てはめていった。

イントロアウトロなしで7分を超えていた。こんな長い曲誰が聴くの?7分と見ただけで動画の再生ボタンすら押してもらえない。まずは聴いてもらわないと始まらないしなぁ。またまた鉛筆鼻の下モードです。う〜ん。


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