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「僕の親友が恋をした」製作裏話 #4

DTM

DTMのすごいところは、うちのMac君何でも演奏してくれることだ。まあサンプリングした音だから生音には叶わないが、それでもオーケストラが入っていたり、シンセ隊が入っていたりたくさんの楽器が入っている。これを誰にどこのフレーズを演奏してもらうか決めなくてはいけないことだ。この作業は楽しい、しかも同時に苦しい。

初めはベースとかドラムとかから始まった曲の伴奏。これだって「なんちゃってドラマー」「妄想ベーシスト」になって、こんな感じでと打ち込んでいく。まだこの二つは頑張ればなんとか聴いてもらえるレベルにはなる。しかしギターは「これギターの音なの」という、音からギターにするのは大変で、アンプのつまみやエフェクター をつなぐことでまた音色を作り込んでいくというのがすごいなぁと気付かされた。

楽器屋さんにいって、ギターのアンプやエフェクター のつまみが一体どんな作用をするのかわかっていなかったけれど、なんとなくでもわかったのはよかった。かつて高校の友人がギターを鳴らしながらアンプをいじったり、なけなしのお金で買ったエフェクターを熱く語っていたのはこういうことだったのかと理解する。もっと聞いてあげていればよかったかな。

曲の組み立て

もう20日も過ぎた。あと10日しかない。しかしまだ完成していない。いつものことだ。でもまだ曲の最後を決めていない。あと間奏もできていない。ギターの調整と言ったら聞こえはいいが、苦戦に次ぐ苦戦でうまくいかない。

ギターのYoutube動画を見る。ギターを入れてみる。なんか違う。またまた動画を見る。どんどん理想から離れていく。もう自分のできることはここまでかなと思い踏ん切りをつけた。私がギターを持って演奏するよりもきっといいに違いない。

ドラムとベースはちょこっと遊びを入れたりしたりした。それでなんとかまとまってきた。そこで欲しいのがシンセ です。「気分だけキーボーディスト」を召喚し、シンセ を入れていく。何度も何度も入れては消しを繰り返す。もういい案出てこなくなったので、諦めてコーヒーを淹れる。

コーヒーポットからお湯が出ているのをなんとなく見ているとき出てきました。お湯ではなく、シンセのフレーズが。サビの裏でかかっているシンセ は、コーヒーとともに出てきたフレーズです。いやぁ、いつも唐突に出てくるのだけれど出てきたので感謝しよう。忘れないうちに慌ててLogicに入力する。そのあと飲んだコーヒーはすっかり冷えていたっけ。(^^;)


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