「選べない」制作裏話 #4
OLちゃん
さて OLちゃんの行く末をどうしようかなと悩む。シリーズ一曲目の「そばにいて」では田舎から出てきたので田舎にいる彼に会いたいと願った。二曲目の「会えないの」は自分が仕事でミスが出てそれを皆でカバーした。おかげでプライベートは散々になりそうになった。さあて今回3曲目だ。なかなか仕事と恋とでどうしていいかわからないところであろう。OLちゃんにちょっと聞いてみた。
風月「ねえねえOLちゃん。仕事はどう?」
OLちゃん「仕事は忙しいけれどやりがいがあるわ。やっていて楽しい。」
風「彼とはどう?最近電話とかで話しているの?」
O「それが全然話せてないんです。」
風「あらら、彼寂しがっているかもよ。」
O「私も寂しいんです。しかも自分が原因なので心苦しいんです。」
風「それでも彼は待ってくれているなんで優しいね。」
O「そうなんです。だからまた心苦しくて。」
風「あんまりそう思わないほうがいいよ。彼は君の笑顔が見たいんだろうから。」
O「わかってますよ。わかっているからまた心苦しい。」
風「ほらほらまた元に戻っている。」
O「神様…、私仕事辞めなくちゃいけないんでしょうか。」
風「えっ、それは自分で決めたほうがいいんじゃないの?」
O「でももう決められないので、神様決めてください。他に方法があるのですか?」
風「う〜んないかなぁ。」
O「じゃあどうしたらいいの〜。」
風「いくつかあるのだけれど、今回は曲の長さ的には難しいかな?」
O「ええ〜、もうしばらく悩まなくちゃダメですかぁ。」
風「悪いようにはしないので、もうちょっと待ってて。」
O「おねがいします。」
OLちゃんと話してみたけれどうまく行くお話は出なかった。(^^;)あとはもう曲に任せてお話を考えるしかないか。
アレンジ
実はアレンジも悩んでいる。オルガンで始めたFunky、もしかしたらエレピの方がいいだろうか。オルガンにはオルガンの良さ、エレピにはエレピの良さがある。どっちも捨てがたい。まるで仕事と恋とに悩んでいるOLちゃんではないか。
どっちかなんて選べないよ〜。選べないのならどっちも入れる作戦はどうだろうか?いけるのかいけないのかわからない。やるだけやってみよう。オルガンの好きなフレーズとエレピの好きなフレーズを入れてみよう。
左右に振ったり、AメロBメロに分けたりとしたら意外と好きな感じ。本当のFunk好きからしたら、いいアレンジではないのかもしれないが、これ意外と好きかも。この「なんちゃってFunky Music」いいんじゃない?自分が好きならもう採用でいいんじゃない!(^^)
そうしたらお話の方も出てきた。本当は仕事で帰らないはずだったけれど、もうこれはいちど彼と話した方がいい。こういう責任感のあるOLちゃんのような子は仕事持ち込みで年を越すからもう実家に帰らせよう。あのままじゃ精神やられてしまう。
たぶん実家に帰ったら結婚まだなのなんて言われるだろうし、結婚するなら田舎に帰ってきてね、なんて言われながらもうまくいなせるだろう。彼と会ってこれからのことを話すのがいいだろう。
そうしたら、ちょっと沈みがちだったお話が盛り上がってきた。いいね。Funkyだもんやっぱり元気に行きたいよなぁ。アレンジからお話、さらにお話からアレンジに戻って曲が出て行くいい感じ、こんな迷宮ならずっと巡っていたい。(^^;)
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