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逢花行

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大自然ではなく身近な自然のお花の写真を載せています。山に行かなくても街はお花に満ちていますよ。
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2023年1月の記事一覧

猫じゃらしと呼んでいるがエノコログサという。
今は枯れてお日様を浴びているだけだ。
静かにじっとしているが、
繊細ゆえに動きを感じる。

風月  hugetu
1年前

慌ただしく1日が終わった。
ゆっくりと上を見上げる暇さえなかった。
涙がこぼれないように上を向いたら、
お月様がやさしく微笑んでいた。

風月  hugetu
1年前

アサガオの名残を見つけた。
もうカラカラに乾いて北風に揺れている。
中に小さな種を抱いて、
今は眠っているように見えた。

風月  hugetu
1年前

青々としているところあったので寄ってみたらハコベだった。
春の七草のハコベラだから青々としている。
風が冷たいのもあって花は閉じたまま。
でもこの寒い中、いてくれるだけで嬉しい。

風月  hugetu
1年前
2

ここのサザンカはとてもきれいなバラのような形をしている。
生垣なのだが、毎年楽しみにしている。
やっと開いたと思ったら誰も咲いていないので隠れている。
大丈夫、すぐみんな咲きだすよ。

風月  hugetu
1年前
1

今日は朝から気温が上がらない。
パラパラと雨が降ってきた。
こんな寒さの中蕾を開こうとする。
君はどうしてそんなに強いんだい。

風月  hugetu
1年前
1

夏お日様を遮り涼しい木陰を作ってくれた。 今はその葉も落ち、枝の間からお日様が通る。 今はお日様の光がありがたい。 その季節に合うように姿を変えるんだね。

この寒い時季は静かに命が行き交う。
色を失い天に召されたものは、
また色の季節に戻ってくる。
そう、また逢えるから大丈夫だ。

風月  hugetu
1年前

遠くから色が見えた。
少し休める喫茶店を探していたので入ってしまった。
花に誘われてしまうなんて、
なんだかミツバチになったようだ。

風月  hugetu
1年前

夕日が傾く中、
サザンカにお日様が当たっていた。
やわらかいその光は、
君のせいなのかい。

風月  hugetu
1年前

栃木の三毳山に行って来た。
雨が降っている中の森は、ただただ雨音だけが響いていた。
他の音が何もないのに、
静かに音が満ちていた。

風月  hugetu
1年前

昨日からの雨が止んだと思ったら降っていた。 外に出る用事があったので仕方なく出た。
帰りに傘がいらなくなったので、ちょっと遠回り。
住宅地の真ん中にここだけ畑があった。
ここだけ昔の匂いがした。

風月  hugetu
1年前

畑の隅っこにキクが咲いているのを見ていたら、声をかけられ話をした。
別れ際にキクをぽきっと折って手渡してくれた。
せっかくいただいたので持っている花瓶に活けてみた。
まだここだけ秋な気分になった。

風月  hugetu
1年前
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ブロック塀の仕切りの穴。 ここに土がたまって、種が落ち出て来た。 もう何年も前から出ている。 今年も来てくれてありがとう。