自毛植毛体験記:薄毛一代男(24年7月)part1
※シリーズ全体を通じて:気にしすぎかもしれないが、ハゲという言葉はセンシティブな印象があるので語感が悪くても薄毛という言葉を使用する(例:若ハゲ⇒若薄毛)
全体概要
これは20代前半からつむじの薄毛を抱えた私が5年に及ぶAGA治療の末、最終手段として自毛植毛に救いを求める物語である。
第一に自分としての記録のため、第二に似たような悩みを抱えている人(特に若薄毛)の参考にしてもらえればと思い費用や経過などを体験記としてまとめる。
24年7月:自毛植毛実施までの状況(薄毛との闘いヒストリー)
自覚~治療まで
・思春期くらいまで:血のつながりのある親族(親・祖父(父母方両方)、伯父(叔父))の全員が漏れなく薄毛なのでいつか来るとは思っていた。宇多丸さんや武藤敬司などを見ていたので、薄くなったらスキンヘッドにすればいい、などと気楽に考えていた。
・19歳:初めて薄毛を自覚(疑い)する。たまたま合わせ鏡でつむじを見たときに少し薄いのではないか、と疑念を持つ。
・21歳:大学のサークル同期につむじについて指摘される。
・23歳:スーパーミリオンヘアーを使いごまかし始める
治療開始
・25歳:AGAスキンクリニックで治療開始。投薬とメソセラピー2回で約50万円。
⇒少し改善される
・26歳:AGAスキンクリニックでの治療継続。投薬(ミノキシジル・フィナステリド)とメソセラピー6回をモニター割引適用で約50万円。
⇒少し改善される+髪を伸ばしてごまかす
・27歳:AGAスキンクリニックでの治療継続。投薬とメソセラピー6回をモニター割引適用で約50万円。
⇒26歳の時と比べると現状維持。
・28歳:約半年ほど投薬を中断。つむじが再び気になり始める。
・28~29歳:SBCにて治療再開。投薬とメソセラピー12回で約50万円。
⇒投薬前ほどには戻るが薄毛状態は残る
自毛植毛決断
・29歳4月:SBCの投薬を継続。
・29歳6月:アートネイチャーの増毛施術を受ける。とりあえず契約してみる(5年総額約100万円)が、しばらくして増毛では数年後何も残らないことの虚しさが心に引っ掛かる
・29歳7月:自覚から8年、治療開始から5年を経て最終的解決を図るべく、Aクリニックにて自毛植毛を決断する。ローンで総額約230万円(分割払いの金利込み)。※増毛は解約
費用
自毛植毛を除いて約230万円。
既に自毛植毛以前で約200万をつぎ込んでいるのでトータル約430万円をつぎ込むことになる。一般的な若手~中堅サラリーマンの額面年収並みである。
決断に至るまで・雑記
ここからは植毛を明日に控えた若薄毛が植毛を決断するまでに至る悲哀的な独白録・雑記なので、植毛の経過を知りたい人は次回以降の記事を読んでほしい。
・人生の大半が薄毛との闘い
私は今年30歳の大谷世代である。薄毛疑惑から約10年、薄毛自覚から8年も経過している。人生の1/3もの期間、薄毛問題を抱えている。10歳くらいまでの期間は一瞬で過ぎ去っているので、体感としては人生の半分くらい薄毛問題と戦っている。早めに解決をして残りの人生をもう少し良いものにしたい。
・時間的な損失
薄毛がどれくらいの損失なのか、時間的な価値で言うとざっくり以下のような計算ができよう。
①:薄毛への対応及び薄毛についてくよくよする時間:1日30分(0.5時間)
②:年換算で0.5時間×365=182.5時間
③:8年間総計で182.5時間×8=1460時間
④:1日起きている時間が16時間だとすると⇒1460時間÷16=91.25日(約3か月)
そう、約3か月もの期間を私はまるまる薄毛への対処をしたり、薄毛しか考えていない状態で損しているのだ。通院や施術の時間を考えると、この時間はさらに増える。
何を下らない、そんなことでくよくよするなというかもしれないがそれは同じ境遇になってから言ってほしい。
・金銭的な損
上記の時間を金銭的価値に換えると、以下のようになる。
1460時間×1113円(23年時点の東京都最低賃金)=1624,980円
私は正社員として勤務しているので時給ではないが、換算すると最低賃金よりはさすがに高い。なので上記の金額は「最低でも確実に損している金額」になる。
しかしながら今後さらに8年損すると考えると、単純にこの倍でトータル約330万円を損することになる。30歳からの8年は頑張って働き昇格などすれば時給換算した場合の賃金も上がる。なので単純な倍では損失計算も足りない。
そうなると、トータルで薄毛問題に約400万費やすことになった※としてもここで最終的解決のために高額治療に手を出すことは「ない選択肢」ではない。
※実際には植毛後も投薬を続ける必要があるので、もう少しかかることになるが、あきらめて薄毛状態を受容しない限りは植毛をしなくてもこの費用は発生しうるので変わらないと言える。
この記事のまとめ
・色々と理由をつけたが、結局のところ薄毛治療というものは見栄に近いものがあるし、自己満足でもある。
ただ、時間がたてばたつほど時間も金も損失が増えるだけなので、金で解決できる状態なのであれば早期にこの悩みを解決して、その時間を他のことに打ち込めるようにした方がいい。
・AGA治療で投薬+メソを1年やってイマイチなら、2年目以降はあまり意味がないのでそれ以上の効果を期待するなら速やかに自毛植毛に進むべきなのだろう。これは過去の自分に言いたい。もっとも、自毛植毛の効果についてはこれから自分が身をもって検証していくわけだが。
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