【第1回】再生医療との出会い

自己紹介
初めまして。タロニャンと申します。私のコラムでは、自身が抱える特定疾患(股関節)に対する治療状況のご報告や、再生医療初心者として皆様と同じ目線でお話していければと思っております。

症状の発症
まず初めに、私は設定4歳(+30歳程度)となりますが、3年ほど前に両足に激痛が走り、立った状態から座る動きができない、寝ている状態で足が持ち上がらないといった症状が急激に発生しました。
クリニックでのレントゲン診療から始まりましたが、原因が分からない状況が続き、受診する病院の規模が大きくなるにつれて「特発性大腿骨頭壊死症*」という疾患の疑いが強くなり、現在も通っている病院で確定診断に至りました。

診断と治療
この疾患の症状はとにかく股関節および足全体の痛みが強く、当初は本当に生活もままならず、仕事も休職せざるを得ない状況でした。最初は「骨切り術*」や人工股関節への置換も検討しましたが、手術は最終手段であり身体に多量の負荷がかかる施術をしないのであればそれに越したことは無い、という方針をお持ちの先生とお会いできたことで、保存療法のみで日常生活を送れるまで回復いたしました。現在では日常生活に戻れたことから、「一過性大腿骨頭萎縮症*」との診断が為されております。

現在の状況と再生医療への出会い
ただ、手術をするよりも長い期間、療養や患部を庇った歩行をしてきたことで、軽微な変形性股関節症の症状も出てきており、どうにかならないものかとしていたところ、ねこドクターとの出会いが再生医療という世界の扉を開くきっかけとなったのです。続く。

用語解説
*特発性大腿骨頭壊死症:国の難病指定を受ける疾患。股関節を支える大腿骨の骨頭が血流不順により潰れ、激しい股関節痛をもたらす疾患です。ステロイドやアルコールの多量摂取などが原因と考えられているが、詳しい発症原因ははっきりしていない疾患。
*骨切り術:壊死の範囲が狭い場合、荷重部の骨を回転させて股関節機能を回復させる手術。
*一過性大腿骨頭萎縮症:上記骨頭壊死と似たような症状を引き起こすが、数カ月の経過で自然に治っていく疾患。

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