【第5回】治療の流れ~細胞採取編~

こんにちは、タロニャンです。
前回はカウンセリング編②と題して、カウンセリング時のポイントをいくつか挙げましたが、本投稿ではカウンセリングを経て、実際に細胞採取時に何が行われているか、といった内容をお伝えしてまいります。

まず初めに、前回の投稿で細胞採取の方法と箇所は施術を受けるクリニックによって異なるとお伝えしました。
本投稿では私自身の実際の経験と、最もポピュラーと言われている細胞(脂肪)採取に関する施術内容を主に説明していきます。

細胞採取の流れ

私が経験した採取時の大まかな流れとして、

  1. 手術着への着替え

  2. 施術ベッドへ移動し採取箇所の洗浄、局所麻酔の実施

  3. 医療メス等による患部の切開

  4. 細胞採取

  5. 患部の縫合と切開痕の保護

  6. 細胞を培養する為に必要な血液の採取

  7. 安静時間の確保

  8. 終了

細胞採取の詳細

施術はおおよそ1時間から1時間半程度で、基本的にはベッドに横になっていれば済むものです。
術中は切開した部位から細胞(脂肪)を採取する際にパチパチという音がしますが、痛みは無く、何かが切り取られているのを感じる、何とも言えない不思議な感覚となります。
私の場合はお臍の皺に沿って切開していただいたことで、術後の傷はほとんど目立たない状態でした。

痛い事がとにかく苦手!という方もいらっしゃると思いますが、局所麻酔時以外はほぼ痛みが無く終了するため、身構える事も無いでしょう。
また、施術当日のお風呂については、患部を防水シート等で保護してあげる事でシャワー浴が可能なところが多いと思います。
ただし、麻酔が切れた後は切開しているため、チクチクするような多少の痛みがあり、痛み止めをいただくのが良いでしょう(大半のクリニックが施術終了後に数日分を提供してくれます)。
切開痕は個人差もありますが、概ね2週間程度で気にならなくなるでしょう。

まとめ

以上が私が経験した細胞採取時の流れとなります。
採取が終了すれば、自身の細胞培養が完了するまで特段何かすべきことはなく、治療時の細胞投与までしばらく間が開くことになります。
前回のカウンセリングから細胞採取までが再生医療治療における最初のステップと言っても良いでしょう。

次回以降は、採取された細胞がどのようなプロセスで培養されていくのかをお話していく予定です。

治療の流れ~細胞培養編へ続く


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