見出し画像

5-12 イギリス編 長期滞在のディープな魅力 ベテランスペイン撮影コーディネーターのぶらり旅

6月23日 12日目 ケンブリッジ
私は朝方なので、朝起きたらすぐに色んなことが始められる。一方友人は夜型。朝エンジンがかかるまでかなり時間を要する。彼女が庭やキッチンをボーっとうろうろしている間に、私は朝食を済ませ、冷蔵庫の整理をしつつ、野菜を色々出して揚げ浸しを作ることにする。食べやすい大きさに切った野菜(なす、スナップエンドウ、ミニスイートコーン、蓮根、人参)をさっと素揚げして麺つゆのようなものにつけて、昼まで冷やして食べる。友人は極度に暑さに弱いので、夏場は食欲がなくなりがち。そこで以前来た時に作って好評だったので今年も作ることに。一方南スペインから来た私にとって今のイギリスの最高気温22℃というのはマラガの夏の最低気温に値し、とても過ごしやすい。

メレンゲをオーブンに入れる

今日は日曜日なので11時開店のスーパーに暑くなる前に行こうと決める。出掛ける前にメレンゲをオーブンにセット。彼女はお菓子作りが得意で、ご近所でも有名なのだ。行きがてら隣人と鉢合う。お母さんの介護の帰りだとか。私が会うのは去年以来。細い体がまた一回り細くなった。彼女たちも久しぶりに会ったので色々と話して、「午後にお母さんの所に行く前にうちに寄って、メレンゲを持って行ってあげて」、と友人が言うと「それはとても喜ぶわ。あなたにも会いたがっているのよ」との事。ここにも彼女のスイーツのファンがいた。

お宝発見のピッチャー

 中華食材店、スーパー、チャリティーショップに寄り、暑くなってきたので新品の麻のパンツを5£、野の花用に小さくてきれいなガラスのピッチャーを5£で買う。家でGoogleレンズで検索したら、なんと同じピッチャーが45£で売られていた。やったー!

焼きたてメレンゲ

帰ったらメレンゲは程よく焼けていた。さすが。
昼ごはんは今朝作った揚げ浸しにベトナム風生春巻きと、海老ではなく蟹せんべいを揚げる。これは子供の頃叔父が転勤していたインドネシアのお土産に良くもらって食べていたもので、ヨーロッパの中華レストランで以前よく出していたものと比べ、肉厚でおいしい。そして蟹風味というのは始めて見たので買ってみたが、蟹の味はしなかった。(笑)

今日のランチ

QUEENS CUPは今日が決勝戦。アメリカのポールVSイタリアのムセッティ。第一セットはきわどい攻めでポールが勝ち、この調子で第二セットもと思いきや、ムセッティの反逆。タイブレークの末ポールが優勝。なかなかの試合だった。 

午後は庭のバラを植え替えたり、昼間買ってきたベゴニアの苗を植え付ける。庭いじりは父の影響で、子供の時から好きだった。夏には子供部屋のテラスに父が作った大きなプランターに朝顔をたくさん蒔いて、私が担当して育てていた。今思えばグリーンカーテンで暑さ対策も兼ねていた。友人も好きで、散歩道で面白い植物をお互い見つけ合ってはコメントしていくのも楽しい。イギリスの家の作りは家の前に小さな庭がある所が多いので、外から良く見える。そしてその外にはみ出ているものは取ってもいいことになっているので、私達はよく花泥棒をして家で楽しんでいる。

道端の花

夕方、今朝出会った隣人が訪ねてきた。猫のこと、庭の事、友人が携帯を失くしたことなど、しばし立ち話をして、メレンゲとディップ用に作ったチョコレートをお土産にお母さんの家に介護に行った。ご苦労様。

夜はEURO CUP。開催国ドイツVSスイス。ドイツ戦で日曜日なので会場には真っ赤なスイスを応援する人が沢山いた。前半ドイツがゴールするが、オフサイドで得点ならず。その後まさかのスイスの連係プレーで見事なゴール。後半もドイツ陣はヒヤヒヤハラハラ。しかし沢山の選手交代の末、終盤間際で遂にドイツのゴール。なんとか同点で終了。やれやれ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?