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【UW】おしょろ丸、北極航海へ出発

【準備編】として北海道大学水産学部附属練習船「おしょろ丸」が5年振りの北極航海に向けた準備の様子を投稿しました。
いよいよ出港当日です。

出港前

前日の雷雨がまるで嘘かのように、快晴となった6月8日(木)。

乗船者がおしょろ丸に集合し、安全な航海のため事前に説明を受けます。

星 一等航海士による説明

説明終了後、出港式までの空き時間に荷物の整理やベッドメイキングを行う乗船者。
大学院水産科学研究院修士1年生の北村もあなさんの居室にお邪魔しました。

船酔いをしたときにでも食べられるようなゼリーとお菓子を持ち込んだそう

5年振りの出港式

定刻通り、北極航海に向け出港式が始まりました。

都木靖彰水産学部長による挨拶
「航海が事故なく終わること、健康に気を付けながら観測を無事に終えて成果を持って帰ってくることを祈っています。」と安全を祈願されました。
学生代表挨拶を行う北村さん
水産学部に入ったのは高校2年生のときに参加したオープンキャンパスでおしょろ丸の実習を知ったのがきっかけ。学部の4年間を通して、『なんとなく海に興味がある』から『温暖化について学びたい、解決したい』に変化していったそう。北極航海を通して、目で見て、手足を動かし、現場観測を経験することでデータの観測に新たな視点が生まれることへの期待を述べました。

さて、ここからスペシャルゲストの登場です。なんと札幌から北海道大学応援団がエールを送りにきてくれました。

力強くエールを送る応援団長の坪井望さん(文学部4年生)

いよいよ・・・

出港式も終わり、おしょろ丸に乗船してきます。

見送りの方々から受け取った差し入れとともに乗船

お見送りにきた方々には、手作りの旗と水溶性紙テープが配られました。

これは「国際信号旗」と呼ばれる、旗りゅう信号のための旗を模したものです。世界共通で船舶間での通信に利用されており、旗の組み合わせによって意味が異なります。
この旗は、上から順にアルファベットのU、Wを表しています。UWの意味は『ご安航(航海の安全)をお祈りしています』。

紙テープは船内・岸壁からそれぞれ投げ入れました。投げ入れた直後の都木学部長


函館への寄港は8月3日(木)。
今回の航海を通じて、どんな調査結果が出るのか今から楽しみです。

おしょろ丸にも国際信号旗が掲げられています。UWの下には数字旗である1が。
UW1、どんな意味があるのかぜひ調べてみてください。

おまけ:うしお丸もお見送り

この日はおしょろ丸と姉妹船であるうしお丸も帰港中。
うしお丸にも国際信号旗で「UW」が掲げられていました。

おまけ:函館鮮士もお見送り!?

函館の街の平和と食を守る正義のヒーロー、函館鮮士イカダベッサーと出港式の準備中に遭遇!

おしょろ丸の出港式にきてくれたのかと思いきや、たまたまだったそうです。
公式Twitterで紹介してくれました!



関連リンク

【準備編】「洋上のキャンパス」おしょろ丸が5年振りの北極航海へ!

NHK 北海道NEWS WEB
 北大水産学部練習船「おしょろ丸」が5年ぶり出港 北極海へ
北海道新聞
 北大おしょろ丸、北極航海へ5年ぶり出港 函館港
朝日新聞
 北大「おしょろ丸」が北極海での観測に向け出発、本紙記者も密着


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