「ベイビーわるきゅーれ」めちゃくちゃ面白いけど1はちょっと辛くなる

「ベイビーわるきゅーれ」が大好き

　ベイビーわるきゅーれ、めちゃくちゃ面白い。1も2も面白い。世界でも負けない、いやむしろ勝ってるぐらい生々しくもかっこいいアクションと、日常を切り取ったシュールな笑いの緩急がめちゃくちゃ最高！
　でも1は観てるとちょっと辛くなる。なぜだろう。
　あ、一応言っておくとちょっとネタバレ入るので観てない方は観てから読んでください。

ちょっと辛い理由

　結論から言おう、まひろに共感しすぎて、しかも悩みが生々しすぎて自分も味わったことのある嫌さが直で来てしまうからだ。
　具体的に言うとメイド喫茶のシーンだ。新しい環境に入っても馴染めず、話しかけられても上手く答えられなくて空気をしらけさせる。しかもパーティが始まってもいつの間にか居なくなっている。高校に入ってから何度この状況を味わってきたことか。あまりにもコミュ障のリアルで辛い。
　まひろは外ではうまく話せず、でも仲良い人とは全然冗談を言えるし、人といるのが嫌いなわけではない。この感じを見るとめちゃくちゃ僕じゃんってなってしまう。あと食べ方汚いところも似てる。似てないところと言ったら人の話を聞いてるかどうかと、圧倒的な身体能力ぐらいだろう。

それでも観てしまう

　なんかマイナスイメージを濃く書いてしまったので作品のためにも言っておくが、僕はこの映画が大好きだ。僕は映画監督を志している人間だが、いちばん尊敬している人間がこの映画の監督、阪元裕吾監督だ。それぐらい愛している。
　あとまひろを演じている伊澤彩織さんも大好きだ。あの脱力し切った生活をしているまひろの演技もめちゃくちゃ上手いし、そして何よりアクションがカッコ良すぎる。特にベイビーわるきゅーれでの女性の体格差を活かしたインファイトや懐に入り込む戦いは見てて引き込まれる。
　これは余談だがYouTubeチャンネル「シネマンション」に伊澤彩織がゲスト出演してる回がめちゃくちゃ好き。呪怨を観て怖がってる伊澤彩織さんが見れるのでファンの方々におすすめです。
　ベイビーわるきゅーれには何回も観てしまう不思議な魅力がある。色々疲れている時にアクションシーンを見ると全部吹っ切れる気がする。

とりあえず観て

　色々とうだうだ書いてきたが、言いたいことはただ一つ、とりあえず観て！好き嫌いあるかも知んないけど、タランティーノ好きな人は絶対好きだから観て！
　あと2のBlu-ray早く欲しい！売ってくれ！

それではまたいつか