見出し画像

歴史的な不動産が売りに出ていました。

横浜市鶴見区生麦。

最寄り駅は京急本線の「生麦」駅。

地名の由来は江戸時代、この辺り一帯が麦畑だったことから名づけられたそうです。

あの「生麦事件」の発生現場が売りに出ていました。

生麦事件の発生現場
当時の現場付近の様子(画像はWikipediaより)

どうやら某オープ○ハウス社が新築戸建て住宅を分譲するようです。

あっ!

以前は立派なお家が建っていて、その塀に生麦事件の説明書きがあったのですが、現地はすっかり更地に。

以前建っていた戸建住宅
生麦事件の発生現場

不動産を取引する際、宅建業者は「重要事項説明書」(通称、重説)を交付し、宅建士から消費者に対して、契約内容や不動産に関する重要事項を説明しなければなりません。

せっかくなので、自分が重説をすることを想定して説明文を考えてみました。(暇かって言わないで)

以下、考えてみた説明文。

本物件(地番◯◯)の前面道路において、1862年に薩摩藩主 島津茂久(忠義)の父・島津久光の行列に乱入した騎馬のイギリス人たちを、供回りの藩士たちが殺傷(1名死亡、2名重傷)した生麦事件が発生しております。

観光客や歴史マニアが本物件の見学や、写真撮影、SNSやブログへの投稿を行う可能性がございます。また見学に来た際には話し声などの騒音が生じる場合があります。あらかじめご承知おきください。

こんな感じかなぁ。

変わった不動産を見ると、ついこんなことを考えてしまいます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?