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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 アニメ第1話感想

スクスタから虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を好きになり、アニメ化をとても楽しみにしたいた。反面、ゲームのシナリオ展開からいろいろ不安もあったけど――1話が全てを吹き飛ばすクオリティだった。

なに、このプロの仕業過ぎる良改変!
逆にスクスタのシナリオの微妙な部分が悪目立ち――おおっと。

せっかくなので、毎週感想を書いていこうと思います。

第1話「はじまりのトキメキ」

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アニメ始まってしばらく濃厚な幼馴染描写を見せつけられるんだけど、あなたと侑ちゃんの違いと、幼馴染の関係性をわかりやすく視聴者に伝達してくるところがとっても良かった。

仲が良いんだよ、すっごく良いんだ……

ちょっとゆりアニメ見てたっけ?と勘違いしそうになるぐらい距離感ちかい。
――だがそれがいい。

ちょっとダウナー気味な侑ちゃんと、可愛いものが好きな上原さん。
これがそれぞれキャラ付け以上にスクールアイドルに憧れる伏線になっていて、かわいいだけじゃない意味ある日常描写というのもポイント高い。

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「歩夢はなに着たってかわいいよ」

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幼稚園の頃のあゆぴょんのことを回想する侑ちゃん。
今でも可愛いものは好きだけど、好きを着ていたのは小学生までと言う上原さん。

ゲームであゆぴょんする上原さん。

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アニメでもアニマル衣装実装の機会を頼む…頼む!

ゲームではμ'sとAqoursのライブをふたりで聴いて感銘を受けるのはあなたで、上原さんは(あなたと一緒にライブが見られて)とっても良かった。という感じなんだけど、アニメはふたりとも優木せつ菜から影響を受ける形にしてあるのが良い。

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せっつーが歌うのは、おなじみのCHASE!

普通に歌って踊る演出はスクスタで何度もループしているので、イメージ映像で派手に演出されるライブというのも迫力あって気持ち良い。アニメならではの要素というのは大歓迎。

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特に良かったのはイヤリングのキラキラする残光。
めっちゃ好き。

――2ndライブでLIKE IT!LOVE IT!が終わったあとの笑顔が印象に残っているだけに、歌い終えたせっつーに笑顔がないのが心にくる。
大丈夫、だいじょうぶ、ちゃんと救済されるから…!

ライブの影響でスクールアイドルの魅力に目覚めた幼馴染に、さらっとモーニングコールをして関係性を強調してくる幼馴染。

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ここで夢への一歩のメロディを意図的に流すことで、上原さんの持ち歌はアニメとゲームで違ったものになるんであろうことをスクスタ民に伝えてくる采配。

そして、上原さんの家に鎮座する御神体――

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「サスケェ!」

欲を言えば、巨大な紫色のコーンスネークというアニメ的なペットにピンクマウスをあげて「ふふっ」ってしている幼馴染が見たかった。

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いつだったか、スクスタでベランダに待ち構えていた上原さんという狂気があったが、自然に合流する幼馴染も良いものである。

ゲームとの差別化のためか、部屋の配置が左右逆になっている。
スクスタで地味にベランダ描写が多いので不思議な感じ。

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あなたに寝不足なの?と言っておいて、自分もあくびをするほどスクールアイドルの動画を漁った上原さん。
侑ちゃんに提案される前に部室棟を眺めていた上原さん……

侑ちゃんはあなたちゃんではないけど、あなたちゃんの成分が上原さんと侑ちゃんの血肉になっているのがとってもエモくて尊味が深いです。

スクスタより幼馴染に対して距離が近くなったぶん、他のことに目を向ける余裕があるのがアニメでの上原歩夢だなぁって感じもする。

冒頭、侑ちゃんの頬についたお菓子をぺろりするとか、スクスタのぽむだと照れちゃうだろうけど自然にやってのけるから……夫婦かな。

けっきょくのところ、二人でひとつなんだよなぁ。(あなぽむ推しの感想)

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ボードでりなりーが初めから顔を隠していないのも良い改変。
視聴者に表情を作るのが苦手な女の子って第一印象になるから璃奈ちゃんボードに対するキワモノ臭や拒否感ってのもかなり軽減されるハズ。

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そして愛さんのイケメン具合はあいかわらず。
りなりーのコミュニケーションをちょっと見守ってからフォローに入るという、さすがの陽キャとしかいえない。
あとアニメだとめっちゃ顔がいい。ゲームでもめっちゃ良いけど。

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ゲーム同様同一人物だと気付かれない人。

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果林さんはタンブラーでオシャレに、日本大好きスイス人なエマさんは緑茶というのもキャラの印象づけてて良い。寮生同士、同好会に入る前から関係性があるの示唆しているのもうまい。
果林さんの加入経緯も少し変わってくるのかな?

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大女優は演劇部での立ち位置がさらっと触れられるのも良し。
スクスタではクラスメイトだったりの周囲の人間関係が希薄なので、その人がいる環境の示唆ってのは大事だと思った。
新キャラ出す前に既存のキャラを掘り下げるための新キャラを出すのはありだと思います。哀温ノ詩とかね。

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彼方ちゃんはすやぴ。実家のような安定感よ。
ゲームよりも顔が良い。

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かすみんは――やっぱりあきらめない。
スクスタで部室にひとりなかすみんも良かったけど、このあたりはあなぽむ周りでめっちゃ改変があるので残当。
次回がかすみんメイン回っぽいので期待大である。

ひとしきり同好会のメンバーの顔見せをしてから、視点は廃部を受け入れた侑ちゃんへ。

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「夢を追いかけている人を応援したら――わたしも何か始まる。そんな気がしたんだけどな」

この言葉が、幼馴染の心へ棘となり刺さって。

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可愛いものが好きな自分を受け入れ、

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勇気を振り絞って、心にくすぶっていたやりたいことの表明。
そして、新曲へ――

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はい。

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かわ、

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いい。

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アリスモチーフなので若干の狂気があるのはご愛嬌。

クオリティが高すぎておじさん大満足だよ……
毎回このレベルでキャラのシングル挿入されるのかとドキドキしている。

「いつだって、わたしは歩夢のとなりにいるよ」

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幼馴染のやりたいことに、いちばんに賛成してくれる女の子は歩夢ちゃんだけじゃない。侑ちゃんだって、幼馴染のやりたいことにいちばんに賛成してくれるんだ。

スクスタで「わたし」がいちばんすきな、1年間一緒だった、自分の分身のように錯覚していた「あなた」が「高咲侑」に配役変換されているんだけど、違和感なく受け入れることができて本当に良いアニメだった。

侑ちゃん声がめっちゃハマってて違和感ないし、地味に巨乳なのも目の保養になってよかった。
作画は――頑張って維持して欲しい。

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エンディングのめばちさんの絵もすっごく素敵で、9人+1人の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が最高だ、なんて思わせてくるあたり恐い。

けど、このアニメスタッフならしお子周りも自然にシナリオ改変してくれるって信じている。

追加キャラがさらに2人?はっは、夢ですよそれは。

――感想を書くにあたりスクスタのストーリー読み直したら、冒頭が「あなたとお揃いのパスケースも買えたし…明日から使おうね」だったので、そこを1話の最後に持ってくるのが最高にうまいと思いました。

なお、アニメ終了後スクスタくんに『2D』楽曲が追加され、アニメ衣装じゃなくガチャURが配布されるという…アニメと違い、期待を超えることができないあたり蟹ちゃんらしい采配であった。

でも、ありがとう。初期ぽむ持ってなかったので素直に感謝です。
アニメからスクスタに入る人も回復URは嬉しいはず、やったぜ蟹ちゃん!新規が増えるよ!

おわり。

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