NFL Draft 2023 注目選手リスト(随時更新)

私はカレッジフットボールの試合を見る時、気になった選手はチーム毎にリストに残すようにしているのですが、昨年から今年にかけては今年のドラフト対象選手より、来年、23年の対象の選手の方が気になるということが多かった。これは私のカレッジ観戦歴の中では今までにはなかったことで、それほど来年のドラフトは大豊作の予感がしております。そこで、どれほど来年のドラフトが、どれほど今年のカレッジが面白そうか、という認識を少しでも広めたいということから、私が名前を控えてきた選手を(さすがに全員は無理だが)簡単に紹介していこうと思います。今回はポジション別にQB30人、RB20人、WR50人、TE20人、FB1人、OL35人、EDGE25人、DT20人、LB20人、CB15人、S15人、ST5人の計256人、私はマイナーなカンファレンスの試合を見るのも好きなのもあり、2割ぐらいは現地でも名前が挙がっていない選手が含まれてると思います。基本的に各ポジションで現段階でいいと思う順に挙げていますが、正直シーズンに入れば順番は簡単に変わるし、このポジションにはこんな選手がいるのか、程度に思って頂けるとありがたいです。このリストはトータル3万5千字と、かなり長くなりますので気が向いた時に気になるポジションのリストを見てみるぐらいでも参考にして頂けると嬉しいです。
指名が確実であろう選手を中心に挙げていきますが、シーズン前なので微妙だけど注目してみたら面白そう的な選手も含めるようにしております。まだ入れ忘れている選手や確認できていない選手、さらにはノーマークからここに入ってくる選手がいると思われますが、随時追加していこうと思います。リスト中では既に動画をTwitterにアップしている選手についてはリンクをつけておきましたが、全員の分はとても間に合わないので徐々に増やしていきたいと思います。
また、とてつもなく面白くなりそうな今年のカレッジフットボールをより楽しむために、個人的に現時点で世界最高のビッグボードの作成者であるTamagoさんとはシーズンが始まる前ぐらいに今年のカレッジの注目選手などを語るスペースでもやりたい、という話もしているので是非実現したいと思っております。

・QB

22年は即戦力でNFLで通用すると思われるQBが不在で、1巡指名が1人だけという、近年では珍しい不作年であったが来年は期待が出来そうな選手が目白押し。既に実績十分のトップ2に加え、ブレークの予感が漂う素材や、マイナー校だから注目度が低いが素晴らしいプレーを続けている選手も多い。来年のドラフトでは誰がNo.1になるのか?今から楽しみで仕方ない。

1.C.J. Stroud, Ohio State, 6'3, 218


昨年、1年で想像を絶する進化を遂げた。Michiganとの一戦では敗れはしたものの、OL崩壊している中で怒涛の追い上げを見せ、Rose Bowlでは主力WR2人を欠きながら562ヤード、6TDとボウルゲーム記録で強力Utahディフェンスを粉砕した。視野が広くオープンなWRに的確にパスを決められる。

2. Bryce Young, Alabama, 6'0, 194

昨シーズンのHeisman Winner。小柄ながら肩が強く、スピードのあるJameson Williams(現DET)へのロングパスを何度となく決めた。特にスピードのあるWRと親和性が高そうな選手。

3.Spencer Rattler, South Carolina, 6'1, 200

Fr.時代の大活躍で昨年の今頃はビッグボードのトップにランクされていたが、不調で先発の座を失い、OklahomaからSouth Carolinaに転校。新天地で剛腕復活に期待。

4.Adrian O'Connell, Purdue, 6'3, 210 

肩が強く、ミドルからディープに精度のいいパスを決められる。足でヤードを稼ぐことはできないがポケットワークはいいのでプレッシャーには強い。
自作のハイライト動画

5.Grayson McCall, Coastal Carolina, 6'3, 210 

FBS最弱カンファレンスの底辺に沈んでいたCoastal CarolinaをTop 25入りするまでに持ち上げた。常に落ち着いていて、パスラッシュへの対処も来年のプロスペクトでNo.1かもしれない。それでいて要所では自らの足で貴重な1stダウンをもぎ取るガッツィな部分も魅力の一つ。

6.Sam Hartman, Wake Forest, 6'1, 208

こちらもチームのOLの弱さでプレッシャー耐性が鍛えられている一人。カレッジ最強WRの一人であるA.T. Perryとのホットラインが楽しみすぎる。

7.Phil Jurkovec, Boston College, 6'5, 226

昨年も1巡候補に挙げられたが、怪我で欠場したためカレッジに残留。サイズに恵まれ、タックルを破りながらパスを決める様はBen Roethlisbergerのよう。

8.Logan Bonner, Utah State, 6'1, 210

鋭いパスをタイトウィンドウに投げ込める。タックルをかわして自らヤードを稼ぐことができる。名前忘れたけど何年か前に1巡指名された同校のQBよりずっと上に見える。

自作のハイライト動画

9.Chase Brice, Appalachian State, 6'3, 235

まだ現地でもあまり話題になっていないがロングパスの美しさは現カレッジでも屈指。1巡指名されてもおかしくない選手。来年のSun BeltはQBがいつになく熱い。

自作のハイライト動画

10.Will Levis, Kentucky, 6'2, 210

昨年ブレークした強肩QB。ここ数年、QBはほとんどパスを投げないチームだけにインパクトがあった。昨年は戦術Wan’Dale Robinsonだったので今年は真価が問われる。

11.Tyler Van Dyke, Miami(FL), 6'4, 224

昨年はFr.ながら26TDでMiami復活の夢を見させてくれた。軽く投げてるようで驚くほどの剛球を投げ込む。彼も1巡候補でしょう。

12.Jake Haener, Fresno State, 6'1, 195

サイズや強肩に恵まれているわけではないが、的確にパスを投げ分けドライブを進める能力に、熱いキャラクターでリーダーシップにも魅力がある。昨年のUCLA戦のアップセットは語り草。

13.Taulia Tagovailoa, Maryland, 5'11, 205

MIAにいるトゥアの弟。危なっかしいプレーも多いが投げて走ってエンタメ性抜群のQB。Marylandはドラフト上位が狙えるWRも2枚いるので揃って飛躍したいシーズン。

14.Dorian Thompson-Robinson, UCLA, 6'1, 205

今年で先発5年目。2年ぐらい前まではUCLAがパッとしない原因だったが、昨年は大幅に安定感が増した。タッチのいいロングパスに加えて1試合100ヤード稼ぐこともある足も魅力。昨年終盤のような落ち着いたプレーができれば評価は上がるはず。

15.Clayton Tune, Houston, 6'3, 215

肩は弱いものの、プレッシャーが来ても的確にターゲットを探せる。カレッジでも最も安心して見ていられるQBの一人。バックアップQB候補か。

16.Nick Patti, Pittsburgh, 6'3, 220

昨年はKenney Picketがいたので限られた出番だったが上々のプレーを見せた。今季はUSCからKedon Slovisが転校してきたが、Spring Gameを見てもこちらが魅力的に見える。

17.Darren Grainger, Georgia State, 6'4, 202

Sun Beltから3人目のQB。FBSの中でも最も地味なチームの一つであるGeorgia Stateであるが、昨年はAuburn戦で歴史的アップセットまであとわずかまで追い込み、Bowl Gameも初出場初勝利。その原動力がこのGrainger。モバイルQBだが、パスの能力も高く、粗さが取れてきたら凄い選手になりそう。
自作ハイライト動画

18.Chris Reynolds, Charlotte, 5'11, 210

今季のCharlotteは実はオフェンスのタレントが豊作で、TuckerやDuboseなどのWRにこのQBもなかなか面白そう。左にロールアウトしながらでもいいパスを投げられるのが特徴。
自作ハイライト動画

19.Hank Bachmeier, Boise State, 6'1, 210

派手さはないが安心して見ていられるタイプ。Fr.でいきなりFSUを破る鮮烈デビューを果たし注目されるも、その後は停滞。昨年はようやく精度の良さが戻ってきた印象で、堅実なプレーが続けられればドラフトも狙える。

20.Joe Milton III, Tennessee, 6'5 244

ここからはロマン枠を。Ja’Marcus Russell二世。地球上でもっとも肩の強いQB。誇張抜きに彼を見たらJosh AllenもPatrick Mahomesも霞むレベル。ただ先発を勝ち取れるか、から怪しい。

自作のハイライト動画

21.D.J. Uiagalelei, Clemson, 6'4, 250

彼もロマンは間違いない。DLのような体格でランの能力も高く、そして強肩。昨シーズン序盤はWR、OLに恵まれずに苦戦したが終盤は6連勝締め。今年は期待できそうと思ったがSpring Gameでは頭を抱えるようなパスを投げていたので過度な期待はせずに温かく見守りたい。

22.KJ. Jefferson, Arkansas, 6'3, 245

上昇気流に乗るArkansasを率いるエース。体格を活かしたパワフルなランと、ランを意識させてのロングパスも得意とする。試合をみたかなりの人がCam Newton以降で最もCam NewtonっぽいQBと口を揃える。

23.Anthony Richardson, Florida, 6'4, 236

現地のビッグボードでは何故か彼がTop 10に入ってたりするが、現状はロマン枠から抜けてないと思われる。上のKJ. Jeffersonと同じカテゴリーで、パワフルなランが魅力のQB。

24.Chevan Cordeiro, Hawaii, 6'1, 190

昨年のMalik Willisのようにクイックに動き回りながら大砲を発動する。Willisの下位互換という感じで、ああいうQBが好きな人は好きそう。

25.Brennan Armstrong, Virginia, 6'2, 215

ミドルからロングへの思いっきり投げ込んでくるレフティ。INTも少なくないが昨シーズンは30TD、20ヤード以上のパスを37度も決め、ビッグプレー能力の高さを見せた。

26.Bo Nix, Oregon, 6'3, 214


元5スター。Auburnで3年先発を務めるも期待に応えられずOregonへ転校。身体能力含め素質は高いので環境がハマれば面白い。

27.Will Rogers, Mississippi State, 6'2, 210


肩は強くないがスプレッドオフェンスでSECを席巻。昨シーズンは4687ヤード、36TDとトップクラスのスタッツ。パスの精度はさすがでバックアップ候補としては人気が出そう。

28.Hendon Hooker, Tennessee, 6'4, 218

昨年はシーズン途中で先発に昇格すると31TD, 3INT、ランでも786ヤードを記録。現PHIのJalen Hartsのようなデュアルスレット。昨年のような活躍ができればHeisman賞も期待でき、ドラフトでも高評価されそう。

29.Malik Cunningham, Louisville, 6'1, 200

今年のQBの中でランに関してはNo.1か。昨年はパスで19TD、ランでも100ヤード以上走り、20TDを稼いだ。スピードがありキレキレな動きからしてWRで評価される可能性もある。

30.Zach Gibson, Akron, 6'3, 210

弱小カンファレンスMid Americanの最下位チームながら昨季終盤にブレーク。Western Michigan戦では強敵相手に絶妙なパスを連発し、派手な打ち合いを演じた。
動画


・RB

RBも今年はNFLでもエースになれそうな、強く、速い選手が数人。1巡指名に食い込んできそうな選手も何人か挙げられ、こちらも期待が持てるポジションとなっている。

1.Bijan Robinson, Texas, 6'0, 214

元5スター。Chabonnetは当たりに強いのに対して、こちらはクイックネスでタックルをかわすタイプ。NFLでエースが務まる1巡候補。

2.Zach Chabonnet, UCLA, 6'1, 220

サイズとスピードを兼ね備え、当たりにも強い。NFLでもエースを務められそうなワークホース。

3.Tank Bigsby, Auburn, 6'0, 208

この選手も速くて強い。しなやかな身のこなしとボディバランスが惚れ惚れする。上の2人と比較しても遜色ない。

4.Kenny McIntosh, Georgia, 6'1, 215

全米王者UGAの主力RBの一人。ランはもちろん、ルートランが上手くパスでも貢献できる。

5.Jahmyr Gibbs, Alabama, 5'11, 200

Georgia TechからAlabamaに転校。フィジカルが少し弱い気はするが、4.3秒台が出そうな速さが魅力。パスでも活躍できる。新天地でハマれば1巡もある。

6.Sean Tucker, Syracuse, 5'10, 210

昨年はカンファレンストップの1515ヤードを記録。加速力に秀でており、トップスピードに達するのが速い。

7.Blake Corum, Michigan, 5'8, 200

やや軽量ではあるがスピードがあり方向転換能力が異常。器用な選手でパスでも活躍できる。

8.Tavion Thomas, Utah, 6’2, 221

昨年は21TDランを記録したパワーバック。体格を活かしたブロックでも目立っている。

9.Rasheen Ali, Marshall, 6'0, 201

NFLでも通用するスピードがあり、C-USAのレベルでは昨シーズン全米トップの23TD無双。キックオフリターンでもTDを挙げている。

10.DeWayne McBride, UAB, 5'11, 215

カンファレンスのレベルもあるがディフェンスをものともしない突進力は爽快。一人ではほぼ止まらない。全米No.1ランディフェンスのGeorgia戦でもまずまず活躍できたのは朗報。

11.Israel Abanikanda, Pittsburgh, 5'11, 215

デカくて速い。昨年はチームにKenney Picketがいたためパス中心のオフェンスだったが、今年はキャリー数も増えそうなのでブレークに期待。スピードを活かしたキックオフリターンも得意で、昨年はTDも記録している。

12.Deuce Vaughn, Kansas State, 5’6, 173

まさにKansas State出身のDarren Sprolesの再来と呼ぶにふさわしい選手。小柄ながら抜群のクイックネスを活かし、ランでもパスでも大活躍。

13.Zach Evans, Ole Miss, 5'11, 212

5スターでTCU入りし、2年間で1063ヤードを獲得。実績は少ないが時折見せる爆発力はさすが。新天地での活躍に期待。

14.Devon Achane, Texas A&M 5'9 185

半分WRのようなRBでwheel routeからロングパスをキャッチすることも多い。KRとしても優秀。エースRBになるような選手ではないが、ドラフト需要はありそうなタイプ。

15.Ramon Jefferson, Sam Houston State, 5'10, 210

FCSトップRBの一人。タックルをものともしない突進力は見ごたえがある。ランは魅力があるが昨年はシーズン通してパスキャッチゼロというのはさすがに気になる。

16.Travis Dye, USC, 5’10, 190

Oregonで4年間プレーし、通算3000ヤードを獲得。今季からUSCに転校。パスキャッチが上手いので新生USCのオフェンスの中でどう生かされるか楽しみ。

17.Mohamed Ibrahim, Minnesota, 5’10, 210

通算3000ヤードを超える実績を持つ。特に一昨年はフィジカルが強いBig Tenにいながら全試合100ヤード超え。1試合40キャリーをものともしないタフなランナーだが、昨年は開幕戦でシーズンアウト。回復具合が気になる。

18.Titus Swen, Wyoming, 5'11, 202

爆発的なスピードがあり、一線を超えるとDBも追いつかない。スリーパー候補として注目。
動画

19.Chase Brown, Illinois, 5'11, 205 

昨シーズンは途中から先発になったが1000ヤードを突破。止まったかと思ったけど再加速からのロングゲインという場面が多い。先発2年目の今季はどこまで数字を伸ばせるか楽しみ。

20.Frank Gore Jr., Southern Mississippi, 5'8, 185

NFLのレジェンドRBの息子。昨年はワンポイントQBも務めパスでも4TDを挙げた。

・WR

近年のカレッジのパスオフェンスを見ると今後不作年などあるのか?と思うが、今年はガチの豊作だと思う。シーズンに入ってからも新たに評価を上げてくる選手が多いポジションだが、シーズン前からドラフト狙えそうな選手がいくらでも挙げられる。

1.A.T. Perry, Wake Forest, 6'5, 206

カレッジでは久々のわかりやすいフリーク。スピードを活かしたディープボール、ショートヤードを確実にとるルートラン、エンドゾーン付近での高さ勝負とWRにしてほしいことはだいたいやってくれる。
自作のハイライト動画

2.Jaxon Smith-Njigba, Ohio State, 6'0, 198

昨シーズンは1巡指名されたWRが2人チームにいたが、エースは彼だった。特にRose Bowlでは15回、336ヤード、3TDと歴史的大活躍。しなやかな動き、柔らかいハンドを併せ持つ。Top 10候補でしょう。
自作のハイライト動画

3.Kayshon Boutte, LSU, 6'0, 190

100m10秒台の快速に滑らかなルートランを併せ持ち、難しいボールにも対応できる天才肌のWR。QBが良くなれば成績もついてくるはず。
自作のハイライト動画

4.Xavier Hutchinson, Iowa State, 6'3, 210


来年のWRはサイズがありながら動けるタイプが非常に多いのだが彼がその代表格。Iowa Stateはパワー5で最も1巡指名から遠ざかっているチームだけに期待がかかる。
自作のハイライト動画

5.Cedric Tillman, Tennessee, 6’3, 215

マンカバーに強くSECのCB相手にも無双。サイズを活かしたキャッチもスピードで縦を狙うことも可能。
自作のハイライト動画

6.Dontay Demus Jr., Maryland, 6'3, 217

時々フリークを輩出するMarylandらしいWR。NFLでも大柄に入るウエイトがありながらスピードも兼ね備えている。昨年、リターンの際に負った怪我の回復具合が気になる。
自作のハイライト動画

7.Jaxon Janke, South Dakota State, 6'2, 210

双子のJadonとともに活躍。高校時代はハードルで鳴らした身体能力に十分なウエイトも備える。スムーズなルートランにFCS王者NDSUの守備陣を翻弄したRAC能力も魅力。
自作のハイライト動画

8.Tyrese Chambers, Florida International, 6-1, 185

同校OBのT.Y. Hiltonの再来とも思えるディープスレット。マンカバーをスピードで振り切ることができる。チームが弱すぎるのもあって試合の映像はあまり残っていないため、実力が正確に把握できていないので、今季はしっかり追いたい。
自作のハイライト動画

9.Jordan Addison, USC, 6'0, 175

一般的にはWR3ぐらいの評価をされている選手。Slotメインなのと軽量なのがどこまで評価に響くかわからないが、ルートランが上手く、QBがいてほしい場所にいてくれる。新生USCのエースとして期待。
自作のハイライト動画

10.Trayvon Rudolph Northern Illinois, 5'10, 179

Alabama→DETのJameson Williamsを彷彿とさせる、現カレッジでもトップクラスのスピードスター。昨シーズン途中に先発に昇格するとKent State戦では1試合306ヤードの大暴れ。今シーズンの飛躍次第では1巡まである。
自作のハイライト動画

11.Rakim Jarrett, Maryland, 6'0, 200

Marylandでは珍しい5スター。スピードがあり、アクロバティックなキャッチも再三見せる。順調に成長し、ドラフト解禁年を迎える。
自作のハイライト動画

12.Mitchell Tinsley, Penn State, 6'1, 203

昨年は1403ヤード、14TDを記録。Michigan State戦など、レベルの高い相手にも活躍した。マンカバーに強く、ディープも狙える。
自作のハイライト動画

13.Marvin Mims, Oklahoma, 5'11, 179

1年目は外、2年目はスロットで活躍。ディープ系のルートが得意なので肩が強いQBと相性がいい。

14.Quentin Johnston, TCU, 6'4, 212

サイズを活かしたコンテストキャッチはもちろん、このタイプには珍しくRACも得意。スピードの懸念が払しょくできれば上位指名も。
自作のハイライト動画

15.Tayvion Robinson, Virginia Tech, 5'10, 187

Fr.時からPRとして大活躍。シーズンを重ねるごとにWRとしても存在感が増しており、エースとして迎える今季が楽しみ。リターンの能力は保証されているのでドラフトバリューも高いはず。
自作のハイライト動画

16.Jadon Haselwood, Arkansas, 6'3, 211

このサイズでクイックな動きができるあたりはさすがは元高校No.1 WR。Oklahomaでは層の厚いWR陣のため、実力を発揮しきれなかったがArkansasの転校する今季はプレーの幅が広がることに期待したい。
自作のハイライト動画

17.Milton Wright, Purdue, 6'3, 195

近年、優秀なWRを輩出し続けるPurdueから3年連続Day 2指名が期待できそう。サイズがあり、カットが鋭く、球際にも強い。昨年は7TDとブレークし、3年目を迎える。
自作のハイライト動画

18.Jermaine Burton, Alabama, 6'0, 200

スピードが魅力のWRで、肩の強いQBと組むと生き生きとする。昨年は全米王者を経験するも、今季はロングパスが少ないGeorgiaからAlabamaに転校。昨年のJameson Williamsのように大化けしそうな予感。
自作のハイライト動画

19.Nathaniel Dell, Houston, 5'10, 155

昨年のカンファレンスチャンピオンシップではCincinnatiの守備陣を翻弄。サイズが小さすぎるのでNFLからスルーされそうではあるが、ルートランも上手く、キャッチ後はなかなか捕まえることができない。
自作のハイライト動画

20.Jacob Cowing, Arizona, 5'11, 170

UTEPでプレーしていた昨年はアクロバティックなワンハンドキャッチで有名になった。C-USAでは毎試合のようにビッグプレーを決めていたが、今季はよりレベルの高いPac 12でプレー。活躍を続けられればNFLの評価も上がるはず。
自作のハイライト動画

21.Parker Washington, Penn State, 5'10, 212

元Clemson→現GBのAmari RodgersようなRB体型のスロットでRACが得意。Penn StateのWRらしくシュアハンドで長めのパスのターゲットにもなる。Day 2ぐらいの評価にはなりそう。
自作のハイライト動画

22.Isaiah Neyor, Texas, 6'3, 218

何度も言うように今年はデカくて動ける選手が本当に多いのだが彼もその一人。昨年はWR不毛の地、Wyomingで活躍し、Texasに転校。高校全米No.1 QB、Quinn EwersとのコンビでBig 12に旋風を巻き起こしてほしい。
自作のハイライト動画

23.Dante Cephas, Kent State, 6'1, 178

昨シーズン大ブレークのスピードスター。長めのパスのターゲットにもなれるし、ショートパスからスピードを活かしたRACでEZまで持っていくことも。
自作のハイライト動画

24.Jayden Reed, Michigan State, 6'0, 185

あまりパスオフェンスの印象が強くないチームながら昨年は1000ヤード超え。動きが非常に滑らかでボールへの集中力も素晴らしい。その上、外もスロットもでき、PRとしても優秀。
自作のハイライト動画

25.Terrell Bynum, USC, 6'1, 190


スピードがあり、WRとしてのスキルは高そうでかなり前から期待しているのだが、QBに恵まれず成績が伸びなかった。今季はUSCに転校するので飛躍に期待。
自作のハイライト動画

26.Winston Wright Jr., Florida State, 5'10, 183

West Virginiaでは持ち前のスピードを活かしたKRで活躍。WRとしてもディープスレットとして活躍。今季からFlorida Stateでプレー。
自作のハイライト動画

27.Grant Dubose, Charlotte, 6'3, 200


昨年は転校1年目ながら889ヤード、6TDの好成績。サイズとスピードのコンビネーションが魅力的なNFL向きのWR。
自作のハイライト動画

28.Zay Flowers, Boston College, 5'10, 172

タックラーに囲まれても捕まらないキレキレのRACは圧巻。早ければDay 2の指名もありそう。QB Phil Jurkovecとともに最終年に注目。
自作のハイライト動画

29.Ainias Smith, Texas A&M, 5'10, 190

入学当初はRBだったこともありRACが上手い。スロットだけでなく外もこなせる。Alabamaにはめっぽう強く、2年連続で2TDを記録し、昨年は番狂わせの立役者に。
自作のハイライト動画

30.Jaylen Hall, Western Kentucky, 6'4, 185

長身で細身ながら40ヤードは4.33を記録したことがあるそう。キャリア通算のレシーブ1回平均は18ヤードというとんでもない数字を残している。今年からスプレッドオフェンスを繰り広げるWKUに転校。今年2巡でNEに指名されたTyquan Thorntonのようになれるか。
自作のハイライト動画

31.Josh Downs, North Carolina, 5'10, 171

スクリーンからのRACが稼ぎ頭だが、時々、ポストやコーナーなどのロングパスも取っている。1巡予想も少なくないが軽量なのとタイプ的にBust率が高いので個人的には控えめな評価。

32.Zakhari Franklin, 6'1, 185

昨年は初めてTop 25入りと快進撃のUTSAを支えたエースWR。困ったときに空いてくれる頼りになるWR。いい選手だがNFLから見たら身体能力、サイズ面でのアピールが足りないかも。

33.Jared Wayne, Pittsburgh, 6'3, 210

チームメイトのAddisonとは対照的にサイズがあり、タフなキャッチが多い。Addisonの転校でより存在感を出せるか?

34.Nick Mardner, Hawaii, 6'6, 190

6’6の長身がありながら線が細く、競り合いに強いというよりスピードでディープを狙うタイプ。レアなタイプなのでどう評価されるか見当がつかない。

35.Corey Crooms, Western Michigan, 5'11, 185

なぜこんなにも優秀なWRが育つのか?というWestern Michiganの(おそらく)新エース。Skyy Moore同様に滑らかな動きでオープンになれる。

36.Corey Rucker, South Carolina, 6'1, 190 

Fr.時はArkansas Stateで1試合300ヤードを記録。以降は伸び悩んでいる感はあるが、足が速そうなのでRattlerとは合いそう。

37.Jaylon Robinson, Ole Miss, 5’9, 180

スピードスター。小柄ながら競り合いに強く、タフなキャッチも多い。つい先日、UCFからOle Missへの転校が発表された。

38.Keytaon Thompson, Virginia, 6'4, 210

元Mississippi StateのQBで、昨年からWRをプレー。背番号99をつけてプレーする異色の選手。このサイズとWR経験の割にはルートランも上手く、スロットWRとして貴重な1stダウンを取ることも多い。

39.Arian Smith, Georgia, 6’0, 185

身体能力オバケが揃うGeorgiaの中でもトップクラスに速いと言われるWR。Spring Gameでも50ヤード級のロングパスをキャッチするなどポテンシャルは明白。今年こそブレークなるか。

40.Chris Autman-Bell, Minnesota, 6'1, 215

Tyler Johnson、Rashod Batemanがいた頃から出場している実績豊富なWR。競り合いにはめっぽう強いが、試合毎の波が激しく数字が伸びてこない。

41.Puka Nacua, BYU, 6’1, 210

スムーズな動きで相手を引き離すことができるディープスレット。昨年のBaylor戦ではNFL入りしたDBsも圧倒。今年の活躍次第では上位指名も狙えると見ている。
自作のハイライト動画

42.Elijah Cooks, San Jose State, 6'4, 215

サイズがありながらキレのあるルートランができ、特にエンドゾーン付近で頼りになり、Nevadaでは今年のドラフトで指名されたRmeo Doubs、Cole Turnerを差し置いてエースだったが、2年続けて怪我に泣いた。今年はライバル校のSJSUに転校。

43.Xavier Gipson, Stephen F. Austin, 5'9, 170

昨年のFCSリーディングレシーバー。スピードはFBS校のTexas Tech戦では158ヤードを稼ぎ、上のレベルでもスピードが通用するところを見せた。

44.Antwane Wells Jr., South Carolina, 6'1, 205

昨年はJames MadisonでFCSトップクラスの成績。今季はSouth Carolinaに転校、さっそくSpring GameでRattlerと良好なコンビネーションを見せている。
自作のハイライト動画

45.Dontayvion Wicks, Virginia, 6’1, 205

昨年は1000ヤードを突破。短めのルートランが得意で頼りになるが、NFLから見たらスピードが足りない感は否めない。

46.Kearis Jackson, Georgia, 6'0, 200

Slot WRとしていい動きをしているが、役割をカレッジ史上最強布陣とも言えるTEsに奪われている感がある。逆に考えるとHunter Renflowの再来になるかもしれない。

47.Justin Shorter, Florida, 6'5, 228

高校時代は全米No.1評価された逸材。長らく芽が出なかったが体格の良さを活かしたポゼッションレシーバーの地位を確立し始めている。フィジカルの強さはさすが。

48.Tahj Washington, USC, 5'11, 175

Memphis、USCとともに華やかなパスオフェンスが売りのチームで存分にスピードを活かしてきた。NFLを狙うにはもう少しフィジカルが欲しい。

49.Victor Tucker, Charlotte, 6’0, 185

RBに入ることも多く、ラン、レシーブの合計で通算3000ヤード近くを稼いできた実績がある。スクリーンだけでなくスラントなどのルートも得意なのがいい。

50.Ryan O’Keefe, UCF, 5'10, 175

昨年、Floridaに勝利したBowl Gameでは強敵相手にもスピードで無双。スペースで持たせると危険。

・TE

22年のTEは層は厚かったものの、1巡のタレントがいなかった。それとは反対に来年は、怪物あり、近年完成度No.1ありで、層が厚いかはまだわからないが上の方が豊富な印象。

1.Alik Gilbert, Georgia, 6'5, 248

Kyle Pittsを思わせるモンスター。昨年は個人的理由で出場がなかったもののSpring Gameでも異彩を放っており、期待大。
動画

2.Darnell Washington, Georgia, 6'7, 265

こちらもモンスター。チームには怪物級のTEがあと2人いるのでレシーブでは目立ってないがブロッキングでは貢献している。

3.Michael Mayer, Notre Dame, 6'5, 241

完成度はNo.1。ルートランが上手く、競り合いにも強い。ランブロックもレジービングTEとしては十分。スピードをアピールできたら間違いなく1巡、たぶんこの1年はアメフトの練習をするより40ヤードの練習をしてた方がNFLの評価は上がる。

4.Tucker Kraft, South Dakota State, 6'5, 255

Dallas Goedertに続くSDSUの怪物TE。DBを置き去りにするスピードがあり、RACも力強い。ブロッキングでもチームを支えており、QBに入ってスニークを担当するなど幅広い役割をこなす。

動画

5.Sam LaPorta, Iowa, 6'4, 249

TE Universityの系統を引き継ぐアスリート。力強いRACは魅力がある。
動画

6.Dalton Kincaid, Utah, 6'4, 242

Pioneer LeagueのSan Diegoから転入し、昨季は8TDと大ブレーク。ディフェンスにつかれながらでもしっかりキャッチを決める。

7.Jaheim Bell, South Carolina, 6'3, 230

サイズは小さいが爆速TE。CBをスピードで離すことができるのはレアな才能。QB Rattlerと組めばロングでも貢献できるか?
動画

8.Benjamin Yurosek, Stanford, 6'5, 231

こちらもやや軽量だがスピードが魅力のレジービングTE。高さもあるので競り合いもいける。
動画

9.Austin Stogner, South Carolina, 6'6, 251

Fr.時はOklahomaでRattlerとのコンビで活躍。サイズがありランブロックも強力なので推しやすい。

10.Josh Whyle, Cincinnati, 6'6, 245

近年、Travis Kelceをはじめとして優秀なTEを輩出しているCincinnati。このWhyleも数字は地味だが高さとスピードを兼ね備えた楽しみなプロスペクト。

11.Erick All, Michigan, 6’4, 245

ランブロックが強力でFB的な役割もこなせる。チームの戦術もあり現状は目立ってないが足が速いのでパスでも活かせるはず。

12.Zack Kuntz, Old Dominion, 6'8, 245

巨大な体躯を武器にC-USAでは大人と子供のような無双ぶり。今年対戦が組まれているVirginia TechやVirginiaとの対戦が楽しみ。

13.Kemari Averatt, Bethune-Cookman, 6'6, 260

RZでハイボールの競り合いをやらせれば来年のプロスペクト中、最強かもしれない。素行リスクはかなり高そう。
動画

14.Brent Kuithe, Utah, 6'2, 222

スピードがあり、RACが得意。パスだけでなくFBからボールキャリーしても面白い選手(ランでも通算4TD)。サイズがないのでインラインTEとしては厳しい。

15.Marshon Ford, Louisville, 6'2, 240

スロットレシーバーとしてショートヤードで頼りになる。過去3年で通算15TDと毎年コンスタントに活躍している。ブロッキングも年々成長している。

16.Ben Sims, Baylor, 6'4, 253

昨シーズンは勝負どころで活躍が目立った。レシーブもブロックもそつなくこなせるタイプなので全体的にレベルを上げたい。

17.Will Mallory, Miami, 6'5, 245

サイズ、スピード、柔らかいハンドを持ち合わせており、スケールは上位指名級。が、なぜか数字がついてこない。

18.Isaac Rex, BYU, 6'6, 247

Fr.時はQB Zach WilsonとのコンビでKyle Pittsと並ぶ全米トップの12TD。高さがあるのでRZでは特に活きる。昨年はQBの世代交代もあり数字が伸びず。巻き返しに期待。

19.Cameron Latu, Alabama, 6'5, 244

TEが育たないことでお馴染みのAlabamaだが、彼は身体能力も高そうでなかなか面白い。昨季以上に数字を伸ばせればDay 2に入ってくる可能性もあると思う。

20.Garrett Miller, Purdue, 6'5, 245

ブロックがパワフルで時々ボールを持つとスピードも感じられる。PurdueにはPayne Durhamという実績豊富なTEがいるが若く、スケールが大きいこちらを推す。


・FB

1.Hunter Luepke, North Dakota State, 6'1, 232

絶滅危惧種となりつつあるFBだがこの選手は非常に多才で魅力的。ブロックやショートヤードのキャリーでFCS最強チームのラン攻撃を支え、FCS準決勝ではロングパスを2度キャッチするなどパスでも貢献。

・C

今年のCは1巡クラスはいないもののなかなか層が厚い。特にBig Tenはレベルが高い印象。

1.John Michael Schmitz, Minnesota, 6'4, 320

3年間にわたってミネソタの強力ランオフェンスを支えてきた大型C。パワーがずば抜けていて、Big TenレベルのDLも圧倒している。

2.Joe Tippmann, Wisconsin, 6'6, 320

Wisconsin伝統の強力OLの頭脳。昨年は2年目の飛躍を遂げた。ベンチプレス200kgのパワーを活かしたパンチは圧巻。

3.Jarrett Patterson, Notre Dame, 6'5, 307

今年で先発4年目を迎える実績豊富なC。機動力がありセカンドレベルでの好ブロックも多い印象。

4.Olusegun Oluwatimi, Michigan, 6'3, 310

Virginiaでは3年間の先発経験があり、昨年は全米最優秀CにあたるRimington Trophyのファイナリストの実績。パスプロでは時々ミスも見られる。今年からMichiganに転校。

5.Sedrick Van Pran, Georgia, 6'4, 310

高校時代はトップCの評価。昨年は先発に定着し、チームの全米制覇に貢献。ナスティなプレースタイルに身体能力も高そうなので成長に期待。

6.Jacob Gall, Baylor, 6'2, 305

BaffalloではLGとしてエースRBが1試合409ヤード、8TDという記録を作るなど、歴史的強力ランオフェンスの中心として君臨。Baylorに転校した昨年も安定したランブロック、パスプロに貢献。身体能力やサイズが物足りないがプレーは素晴らしい。

7. Luke Wypler, Ohio State, 6'3, 300

GBに入ったJosh Myersの後を受けて先発に定着。派手さはあまりないが、パスプロはほとんど破綻ない。若いしまだまだ良くなりそう。

8.Alan Ali, TCU, 6'5, 309

SMUからTCUに転校。昨年途中、チーム事情からLTにはいったがが完璧に務め上げた。サイズもあるしパスプロもいいのでTCUではどう使われるか楽しみ。

9.Jalen Sundell, North Dakota State, 6'5, 298

FCS最強のランオフェンスを支える。身長があり、身体能力が高いのでOTなどもできそう。

10.Spencer Anderson, Maryland, 6'5, 330

昨年は途中から代役RTを立派に務め、OL崩壊を阻止。サイズからしてもそのままRTでいい気はしたが、Cに戻るらしい。


・OG

OGは今のところ目立っている選手は少ないが、サイズが小さめでNFLでは OGか?というOTがそれなりにいるので何だかんだで数はいるかなという感触。

1.O'Cyrus Torrence, Florida, 6'5, 332

Louissianaでは3年間先発し、被サックは0という信じがたい安定感。体格、パワーもNFLレベルでランブロックでも無双。Sun Beltではやれることは全てやったので高いレベルでのプレーを見るのが楽しみ。

2.Christian Mahogany, Boston College, 6'3, 318

昨年は先発1年目ながらLACに1巡指名されたZion Johnsonと比べても見劣りしなかった。パワーも走力も十分なので彼も上位指名になりそう。

3.Cooper Beebe, Kansas State, 6'3, 320

20年はRT、21年はLTとして安定したパスプロを披露してきたが、サイズ不足のためNFLを見据えるとOGと見られている。今季はOGでの出番も検討されているそう。

4.T.J. Bass, Oregon, 6'5, 318

ランブロックは来年のOGプロスペクトの中でもトップクラスだが、昨年はLGだけでなくLTとしても上々のプレーを見せた。OTできるなら上位も。

5.McClendon Curtis, Chattanooga, 6'7, 340

パワーが尋常じゃなく、相手DLを10ヤードぐらい押す場面もしばしば。どの試合見てもNEに1巡指名されたCole Strangeより目立っている。
動画

6.Jordan McFadden, Clemson, 6'2, 300

これまでLT、RTで計2000近いスナップに出場している大ベテラン。それでいて被サック5回、反則2回という脅威的な安定感。NFLではサイズ的にOTは明らかに厳しく、OGとしても小さいのがどう見られるか。

7.Clark Barrington, BYU, 6'6, 302

Zach Wilsonの頃からBYUの強力OLの一端を担い続ける。LTのBlake Freelandの方が注目されるが彼も負けず劣らずランブロ、パスプロともに優秀。

8.Caleb Chandler, Louisville, 6'4, 313

昨年もドラフト上位候補に挙がった時期があったがエントリーせず。昨年はシーズン中に成長を見せ、後半はほぼプレッシャーを完封。

9.Tre'mond Shorts, LSU, 6'4, 324

East Tennessee StateではFCS屈指のLTとして評判で昨年のプレーオフでは王者North Dakota Stateも圧倒。今季からLSUに転校するが、ポジションもLGになる予定だとか。彼を差し置いてLTやるTr. Fr.も気になる。

10.Marco Brewer, Oregon State, 6'4, 304

18年に鳴り物入りでUCLA入りする予定だったが不祥事のためコミュニティカレッジでプレー。その後もアキレス腱断裂でプレーできない時間が長かったが、昨年、Oregon StateでPac 12デビューを果たし、評判通りのプレー。PFFによるとランブロックはカレッジに残ったOLの中でNo.1らしい。


・OT

ここ数年、豊作が続いたOTだが、今の所は文句なし1巡というプロスペクトは出てきていない。ただOTは早い段階では高校時代から名が知られていた選手が名前が挙がる傾向があるが、今はそのあたりの選手はアピールに欠けてるだけで、地味目なチームにあまり知られていない優秀な選手が多い気もするので何だかんだでドラフトの頃には選手が揃うのではないかと感じている。

1.Peter Skoronski, Northwestern, 6'4, 294

サイズは小さめだが同校出身のRashawn Slaterのような安定したパスプロを誇り、昨年はBig Tenの1st teamに選出。祖父は元GBでVince Lombardi時代のレジェンド。

2.Cody Mauch, North Dakota State, 6'6, 303

まだ無名であるがプレー内容は昨年見たLTの中でもNo.1かもしれない。特に全く抜かれる気がしないパスプロの安定感は異常。今年、CINに4巡指名されたVolsonよりははるかに上に見える。

3.Matthew Bergeron, Syracuse, 6'5, 315

この選手もあまり知られていないが、レベルの高い相手にもほぼミスのないプレーができている。特にClemson戦ではMyles Murphyのプレッシャーを完封した。

4.Broderick Jones, Georgia, 6'4, 314

20年の5スターリクルートで、So.だった昨年はLTとして全米制覇に貢献。レベルの高いDL相手には苦戦する傾向も見られたがSpring Gameではいいプレーをしていたので期待したい。

5.Andrew Vorhees, USC, 6'6, 320

QBがSam Darnoldの頃から先発を務める古参ラインマン。昨季途中、OGからLTに移ったが、むしろこちらの方が内容がよい。サイズもあるのでフルシーズンLTができればAlijah Vera-Tuckerのように評価爆上がりするかもしれない。

6.Connor Galvin, Baylor, 6'7, 310

昨年は信じがたい成長を見せ、PFFのOLランキングで毎年全米ワーストクラスに沈んでいたBaylorのOLを3位まで押し上げる原動力に。ランプロックは改善の余地がありそう。

7.Blake Freeland, BYU, 6'8, 305

BYUで3年間(RT2年、LT1年)の先発経験で被サック2という安定したパスプロが売り。身長も高くまだパワーアップできそうなので昨年以上のプレーを期待。

8.Zion Nelson, Miami, 6'5, 316

19年に身体能力を期待されて3スターながらレッドシャーツなしでデビューするもJonathan Greenard、Jabari ZunigaのNFL入りコンビに5サックを許すなど完膚なきまでにやられてから3年、年々パワーもつけてプレッシャーを許すこともなくなってきた。半年で50ポンドの増量を成功させたり、真面目な性格で課題にもちゃんと向き合えるあたりには伸びしろを感じる。

9.Jaxson Kirkland, Washington, 6'7, 310

昨年もvs Aidan Hutchinson、vs Kayvon Thibodeaux以外は完璧なプレーができ1巡候補に挙がった。今年のプロスペクトの中では身体能力は高い部類に見える。

10.Anton Harrison, Oklahoma, 6'5, 309

サイズの割にフットワークがよく、スピードラッシュにも対応できる。今年ドラフト解禁を迎える20年クラスの中ではトップの実績がある。

11.Paris Johnson Jr., Ohio Stte, 6'6, 315

高校No.1リクルートからLGとして経験を積み、3年目にLTに移るのは昨年のEvan Neal(Alabama→NYG全体7位指名)と同じなこともあり、今のところOT1と見られる向きが強いが、LGとしても圧倒的ではなくNealのような怪物的パワーがあるわけでもないので個人的にはまだ半信半疑な素材。

12.Warren McClendon, Georgia, 6'4, 300

全米制覇のGeorgiaで全試合RTを務めた堅実なOT。サイズ、身体能力で特徴のある選手ではないので1巡になる気はしないが、堅実で好印象な選手。

13.Dawand Jones, Ohio State, 6'8, 360

セットした段階から一際目立つ超巨大なRT。動けるタイプではないので上のレベルでパスプロができるかは怪しいがランブロックはバケモノ。01年に全体2位で指名されたLeonard DavisのようにOGとして長く活躍できる選手になるかもしれない。

14.Cole Spencer, Western Kentucky, 6'4, 300

昨年1シーズンでWKUがパス700回、6000ヤードも投げることができたのはOLの安定があったからこそ。特にこのSpencerの安定感はConference USAでは群を抜いており、Army戦ではAndre Carter II相手に1サックは許したものの互角に渡り合った。

15.Jaelyn Duncan, Maryland, 6'6, 315

大型でパワーのあるLT。動きは悪くないがスピードであっさり抜かれることもありフットワークは改善の余地がある。今年のMarylandオフェンスはWRを中心に見どころある選手が多いので一緒に注目したい。



・EDGE

QBやWRとともに豊作になりそうなのはEDGE。歴代でもトップクラスのスタッツを誇るWill Anderson以外にも現時点で今年のドラフトでも1巡であろう選手が多数いる。

1.Will Anderson Jr.,Alabama, 6'4, 243

来年はQBが全体1位と見ているが、今年のドラフトにエントリーできれば間違いなく彼が全体1位だったはず。昨年は全米ダントツ1位の31回のロスタックルを記録。この数字はAaron DonaldやKhalil Mackに匹敵するレベルであり、文字通り歴史に残るシーズンを送った。パスラッシュのバリエーションが豊富なだけでなく、勘がいい選手なのでラン守備時もどこからでも出てくる。

2.Andre Carter II, Army, 6'7, 265

昨年はWill Andersonに次ぐ14.5サック(1試合平均ならこちらが上)。長身で腕が長く、QBを追うスピードもフリークそのもの。純粋なパスラッシュ力なら上記のAndersonにも負けていないかもしれない。身体能力が高いのでこのサイズでありながらカバーを担うことも多く、2年間で2INTを記録している。
動画

3.Myles Murphy, Clemson, 6'5, 275

上記2人とは異なり、近年のNFLで好まれがちなブルラッシュが得意でインサイドからもラッシュができる重量級EDGE。今年KCに1巡指名されたGeorge Karlaftisよりはワンランク上の選手に見える。まだ3年目なのでテクニックの向上も期待できる。

4.B.J. Ojulari, LSU, 6'3, 245

名前から容易に想像がつくようにNYGで1年目から活躍したAzeez Ojulariの弟。派手なサックを決めるタイプではないが、サック数は稼げるタイプ。ラインの選手は割と兄弟で活躍するケースも多いだけに期待している。

5.Nolan Smith, Georgia, 6'3, 235

元全米No.1リクルートながらなかなか活躍できない時期が続いたが、昨年はカレッジフットボール史でも有数のディフェンスの主力として活躍。NFLのEDGEとしてはやや小柄だがスピードはさすがでラン守備でも存在感がある。

6.Felix Anudike-Uzomah,Kansas State,  6'4, 253

低い姿勢で押し込むブルラッシュが魅力。昨年はTCU戦での1試合6サックを含む11サックを記録。OTの外を回り込むようなサックは多くないが身体能力が高く伸びしろもありそう。
動画

7.Isaiah Foskey, Notre Dame, 6'5, 265

昨年は10サックを記録、彼も1巡指名がありそうなタレント。重量級でパワーを活かしたパスラッシュ、ラン守備ともに破壊力がある。

8.Habakkuk Baldonado, Pittsburgh, 6'5, 260

イタリア出身の変わり種。昨年は9サックを記録。OLの外をスピードで回ってサックを決められるあたりはNFLが好きそう。RBに背後から追いついてタックルを決めたりもする。

9.Zion Tupuola-Fetui, Washington, 6'4, 241

昨年、欠場の原因となった怪我の回復次第だが、才能は1巡指名級。怪我する前はスピードとテクニックを兼ね備え、運動量も豊富でラン守備も良かった。

10.Zach Harrison, Ohio State, 6'6, 272

サイズからは想像もつかないようなスピードは魅力的だが3年間で7.5サックと数字の地味さはGBのRashan Garyを思い出す。ラン守備での貢献も大きい選手なのでパスラッシュ力が開花すれば安心して推せるようになる。

11.Ochaun Mathis, Nebraska, 6'5, 257

TCUに加入した18年からサイズとスピードを兼ね備えたEDGEと期待され、L.J. Collier(SEA1巡)やBen Banogu(IND2巡)などとともに試合に出場。一昨年は8サックと活躍したが、昨年は低調な内容に終わり、ドラフトエントリーを見送り、Nebraskaに転校。Big TenのOT相手に通用するか楽しみ。

12.Mitchell Agude, Miami, 6'4, 245

UCLAでは加入した20年から出場し、スピードでOLをかわせる能力を見せ、昨年はLSU戦で無双するなど存在感も出てきた。3年目の今季はMiamiに転校。21年にMIAに1巡指名されたJaelan Phillipsのように転校を機に大ブレークに期待したい。

13.Brenton Cox Jr., Florida, 6'4, 253

20年にFloridaに移ってからは2年連続2桁ロスタックルを記録。現GBで先発を務めるRoyce Newmanはスピンムーブで翻弄されていた。

14.Grayson Murphy, UCLA, 6'2, 255

昨年、Conference USAのNorth Texasで衝撃の活躍をしたMurphy twinsが揃ってUCLAに転校。Graysonの方はOLにパワーで勝つことができ、外を回るスピードもある。

15.Gabriel Murphy, UCLA, 6'2, 238

Murphy twinsのもう片方。こちらは軽量な分、カバーも上手にこなせる器用なタイプ。2人で先述のAgudeの穴を埋める活躍に期待。

16.Anthony Goodlow, Tulsa, 6'4, 274

割と穴っぽい選手だが、どの試合を見てもパワフルなラッシュが目を引く選手。サックを量産するタイプではないが、ラン守備も良く堅実なタイプ。

17.Will McDonald IV, Iowa State, 6'4, 245

Big 12のキャリア最多サックを狙える選手。NFLのEDGEとしてはスピードがやや足りない気はするがテクニックはなかなか。

18.Derick Hall, Auburn, 6'3, 256

昨年は9サック、12.5ロスタックルと大ブレーク。特にAlabama戦ではNYGに全体7位指名されたEvan Niel相手のを含む3サックを記録。サイズは小さめだが動きがとにかく速い。

19.Garrett Nelson, Nebraska, 6'3, 245

スピードラッシュが魅力の白人DE。来年のNo.1 OTと見られる向きが強いNorthwesternのPeter Skoronskiが昨シーズン唯一苦戦。サック以外も派手なプレーが多くて見ていて楽しい。

20.Xavier Thomas, Clemson, 6'2, 270

18年の5スターで20年から度々ドラフト候補に挙がっていたがなかなか突き抜けられずにいたが、昨年あたりから徐々に存在感も増している。DTに近い体重がありながら直線のスピードはなかなか。

21.Nate Lynn, William & Mary, 6'3, 265

昨年は12サック。FCSのEDGEの中ではサイズがあり、ラン守備もしっかりしている。身体能力がそこまでじゃないので伸びしろがあるかは微妙。

22.Reece Winkelman, South Dakota State, 6'4, 245

FCSの選手ではあるがNOに1巡指名されたTrevor Penningをはじめとした優秀なOTが多いMissouri Valley Conferenceでどの試合でも存在感を発揮。QBの動きを読むのが上手く、パスをティップする場面も多い。

23.K.J. Henry, Clemson, 6'3, 260

上位指名のスケールやスピードは感じられないが外からでも内からでもラッシュができる。Spring Gameでも目立っていたのでリストには入れておく。

24.TJ Franklin, Baylor, 6'4, 290

個人的に穴候補として注目している選手。DT並の体重を活かしてインサイドからラッシュをかけることもあるがこのサイズでEDGEとして申し分のないスピードがあるのが凄い。

25.Keshawn Banks, San Diego State, 6'4, 265

過去3年連続でオールカンファレンスチームに選ばれている実績豊富なパスラッシャー。ARIに3巡指名されたCameron Thomasと似たタイプで評価も上がりそう。


・DT

IDLも層はまだわからないがトップクラスはモンスターが揃う。小柄でスピードのあり、パスラッシュに魅力がある選手が多いのも特徴の一つと言える。

1.Jalen Carter, Georgia, 6'3, 310

今ドラフトでは1巡指名選手4人を輩出したGeorgiaの守備陣だが、試合ではその誰よりも目立っていたモンスターDL。ダブルチームを突破してロスタックルを決めたり、RBに後ろから追いついたりするあたりからも、今年の4人同様にコンバインで評価が跳ね上がりそう。

2.Bryan Bresee, Clemson, 6'5, 300

鳴り物入りで入学してきた高校No.1リクルート。このサイズでありながら俊敏で、300ポンド級のDTにありがちな重たさが全く感じられない。身体能力だけでなくパスラッシュのテクニックもある。能力の割に数字があまりついてこないのが今のところの懸念点。

3.Siaki Ika, Baylor, 6'4, 350

TBのVita Veaとほぼ同サイズのNT。ランストップだけでなくサックは少ないもののプレッシャー頻度も高くパスラッシュでも貢献度が高いという、あまりいないタイプのDT。

4.Jaquelin Roy, LSU, 6'3, 315

CarterやBreseeと同じ今年ドラフト解禁組で順調に伸びてきている印象。サック数は物足りないがスピードがあり、プレッシャーはコンスタントにかけられている。オフの間に20ポンド近く増量したり、自作PVを作ったりと、今年にかける思いが伝わってくる。

5.Gervon Dexter, Florida, 6'6, 313

元5スターで彼も今年ドラフト解禁組。上記のRoyと同じような位置づけの選手で、数字以上にパスラッシュが強力な選手。若くて身長が高く、まだ体重も増やせそうなので伸びしろは高く評価されそう。

6.Devonnsha Maxwell, Chattanoga, 6'2, 292

FCSのチームとはいえDTながら昨年は12サックを稼ぎ、試合によっては独力で相手のオフェンスを崩壊させてる。低い姿勢からあっと言う間にOLの間を割って出てくる。もしかしたら大物かもしれない。

7.Jermayne Lole, Arizona State, 6'2, 305

20年はコロナでチームが4試合しかできなかったが4サックを記録。特にUSC戦ではAlijah Vera-TuckerとAndrew Vorheesのダブルチームを突破してロスタックルを決めるという衝撃のプレーも。昨年は1巡候補にも挙げられていたが上腕の怪我で棒に振った。回復具合が気になる。

8.Calijah Kancey, Pittsburgh, 6'0, 275

同校OBのAaron Donaldと同じく、サイズの懸念(特に体重)はあるが衝撃的なクイックネスとスピードでサックを決めまくる。Donaldみたいに記録的なスタッツとコンバインで身体能力アピールができれば上位指名も。

9.Jonah Tavai, San Diego Stare, 6'0, 295

こちらも上記のKanceyと同じく身長低めのDL。こちらはスピードよりパワーを活かしたブルラッシュが魅力的で、NTを務めることが多い。

10.Brandon Dorlus, Oregon, 6'3, 284

この選手もサイズ小さめ。DTとDEのtweener的な選手で3-4 DEあたりが一番フィットしそう。サックは少ないけどプレッシャー数はDTの中ではトップクラス。

11.Jacob Slade, Michigan State, 6'4, 315

パワーとテクニックを兼ね備えてコンスタントにバックフィールドに侵入できる。ボールキャリーを確実に仕留めるタックリングもいい。身体能力はそこまでじゃなさそうなのがどこまで評価に響くか。

12.Keeanu Benton, Wisconsin, 6'4, 317

安定感がないのが課題ではあるがドラフト指名レベルのIOLを度々押し込んでるあたりからポテンシャルの高さを感じられる。ハマった時の凄みは今年のDLの中でも屈指。

13.Jaxon Player, Baylor, 6'0, 294

過去2年間、Tulsaの飛躍を支えた強力ディフェンスのアンカー。TulsaではNTに入ることも多かったが、IkaがいるBaylorならスピードを活かしたパスラッシュを活かせる機会が増えるはず。

14.Cory Durden, North Carolina State, 6'4, 310

Florida State時代の19年に7サックを上げてブレーク。昨年から加入したNorth Carolina Stateでもパワフルなパスラッシュは健在だった。サイズとスピードがあるのでNFLからも好まれると思う。

15.Byron Young, Alabama, 6'3, 292

ドラフト受けする派手なサックは見られないが堅実なランディフェンスな売り。もう少しパスラッシュを強化できれば強く推せる選手。

16.Dante Stills, West Virginia, 6'4, 285

チームが地味すぎるせいで目立たないが通算20サック、44ロスタックルとカレッジでもトップクラスの実績。身体能力も高く、勘もいいのでボールキャリアーに絡む回数も多い。これまでは隔年で良かったり悪かったりなので今年は2年連続の活躍に期待。

17.Caleb Sanders, South Dakota State,  6'1, 270

昨年、13ロスタックルを上げ、All Conferenceに選出された白人DT。レスリング出身だけあってブロックの対処が上手くランパス両方で貢献が大きい。風貌も賢そうだが実際に昨年はCommissioner's Academic Excellence Awardを受賞している。

18.Tuli Tuipulotu, USC, 6'4, 290

兄はPHIの21年6巡指名。今年ドラフト解禁組で、昨年は7.5ロスタックルと順調に成長している。時折見せる荒々しいパスラッシュからは上位指名もありそうなポテンシャルが感じられる。

19.Robert Cooper, Florida State, 6'2, 335

Florida Stdteの強力DLの真ん中で存在感を発揮する超大型NT。このタイプの割にはプレッシャーもかけられる。

20.Colby Wooden, Auburn, 6'5, 284

スケールが計り知れないインサイドラッシャー。サイズ、身体能力に、昨年は4.5サックと数字もついてきた。ブレーク候補と期待している。


・LB

LBも今のところやや不作感があり、今のところ文句なしの1巡という感じの選手はいない。ただ、現在はEDGEをプレーしているサイズ小さめの選手は少なくないのと、比較的マイナーなカンファレンスからPower 5に転校した選手も多く、この一年で評価を上げる選手はそれなりにいそう。Georgiaあたりは昨年の先発が全員NFL入りしたので、今までほとんど出てなかった選手が実は凄かったというパターンもありそう。

1.Noah Sewell, Oregon, 6'3, 251

NFLに入ってもトップクラスのウエイトがありながらダイナミックで激しいプレーができる。タックルの強さは他の選手とは違う。現状カバーは上手いとは言えず、1巡に指名を勝ち取れるかはそこが改善されるか次第だと思う。

2.Trenton Simpson, Clemson, 6'3, 230

身体能力の高さを前面に押し出したプレースタイルで、特にブリッツの速さは必見。昨年は6.5サック、12.5ロスタックルとビッグプレーも多く、終盤はラン守備も改善が見られた。Sewellと並ぶLB1候補。

3.Jack Campbell, Iowa, 6'5, 243

長身の白人LB。TEを思わせる体型だがスピードがあり、縦横無尽にフィールドを駆け巡る。タックリングもよく、ミスタックルも少ない。カバーもまずまずで総合力は高い。

4.Troy Brown, Ole Miss, 6'1, 220

Central Michiganから転校。守備範囲が広くどこにでも現れる。元々、Sだったこともあり、カバーが上手く、ボールを積極的に狙える。SECでも同じように活躍できれば間違いなく上位。

5.Nick Herbig, Wisconsin, 6'2, 227

20年にNOに3巡指名されたZack BaunのようにEDGEからのパスラッシュメインで使われているが、カバーの経験も豊富。EDGEとしては小さいが、このチームらしくタックルも上手いのでILBとして推せる。

6.Nick Hampton, Appalachian State, 6'3, 225

昨年はEDGEで11サック、17.5ロスタックル。彼もカバーを担当することが多いが、EDGE特有のぎこちなさがないのでILBの方が面白そう。

7.Richard Jibunor, Troy, 6'3, 228

元AuburnでTroyにきてからパスラッシャーとして活躍。昨年は7.5サック。この選手もやはり軽量だがカバーできる系のEDGEで、昨年は2INTを記録。

8.Bumper Pool, Arkansas, 6'2, 232

ハードなタックルが魅力の白人LB。18年から活躍し、積み上げたタックル数はSECトップの349。カバーも悪くないのでエブリダウンで使える。

9.Cam Bright, Washington, 6'0, 225

PittsburghからWashingtonに転校。快速でカバーに定評がある。やや軽量でタックルが弱いのは気になる。

10.Henry To'o To'o, Alabama, 6'2, 228

Tennessee、Alabamaで3年間先発を務めた実績があり、リーダーシップや戦術理解などでコーチ陣の信頼が厚い。が、ラン守備もカバーも能力的には平凡で、本当にNFLの評価が高いのか疑問に思っている選手。

11.Edefuan Ulofoshio, Washington, 6'1, 230

派手なプレーは少ないが、堅実なタックルとカバーで強力ディフェンスを支える。全体的なレベルが高いので推しやすい選手。

12.Chris Ojoh, New Mexico State, 6'1, 220

Eastern Washington時代はFCS屈指のLBとして注目されて、19年のWashington戦では11タックルを決めて孤軍奮闘したが、直後の負傷で長期離脱。昨年転校したNew Mexico StateではSのようにスロットをカバーし、スピードが健在であることを証明した。

13.Darius Muasau, UCLA, 6'1, 230

Hawaiiではディフェンスの中心として3年間活躍。タックルが強く爽快感がある。特に過去2年は計23.5ロスタックルとビッグプレーも目立った。Mountain Westではカバーも無難にこなしているが、レベルが上がってもこなせるかで評価が変わりそう。

14.Mike Jones Jr., LSU, 6'0, 232

DB並のスピードがあるのでClemson時代はNFLしたIsaiah Simmonsの後を継いでLB/Sを兼ねるような役割を担った。昨年から転校したLSUではあまり目立った活躍はできていないが、能力は高い選手なので今年の巻き返しに期待している。

15.Ventrell Miller, Florida, 6'1, 228

おそらくスピードはカレッジでもトップクラス。オープンフィールドでのタックルは悪くないが、軽量級LBにありなちなブロッカーに圧倒される場面も少なくない。

16.Tyrice Knight, UTEP, 6'2, 240

今年がドラフト解禁の選手だが大躍進を遂げたUTEPの守備の中心。サイドラインからサイドラインをカバーする守備範囲があり、それでいてタックルも強烈。Conference USAのLBとしては抜けている。

17.Mikel Jones, Syracuse, 6'1, 225

彼も小さめのLBながら電光石火のスピードが魅力。昨年のLiberty戦ではQB Malik Willisのランを度々止める活躍。軽量ながらタックルはしっかりしている。

18.Noah Taylor, North Carolina, 6'5, 235

VirginiaからNorth Carolinaに転校。サイズを活かしたタックルは迫力があり、ミスもほとんど見られないし、ブリッツでも目立つ。カバーはあまり上手くは見えない。

19.Drake Thomas, North Carolina State, 6'0, 232

昨年は99タックル、6サック、3INTの大活躍。派手さはないがラン守備もパスカバーもブリッツも高水準でこなせるエブリダウンLB。

20.Isaiah Land, Florida A&M, 6'4, 215

FCSながら昨年は18サックを記録。一歩目の速さが段違いでスピードでOLを突破してくる。NFLでEDGEをできるサイズではないが、スピードと当たりの強さを活かしてILBならイケるかもしれない。

・CB

CBは既に能力が高く、実績も伴っている選手が既に何人かいる他、知名度が低いが個人的に能力を買っている選手も多い。カレッジには優秀なWRが増えて、多数のWRを持つNFLチームが増えてきた今、CBの需要は挙がると思うのでこの中からも1巡指名される選手は結構いるのではないかと思う。

1. Eli Ricks, Alabama, 6'2, 195

マンカバー、ゾーンカバーの能力が高水準で、ボールスキルも優秀。その上、サイズがありタックルも強い。NFLのCBに求められるものは一通り揃えていおり、優秀なCBが多いドラフトクラスだが、No.1は彼かなと思う。昨年の怪我の影響が懸念。

2.Clark Phillips III, Utah, 5'10, 184

アジリティが素晴らしく、クイックなWRにもついていける。昨年のローズボウルでは猛威をふるったOhio StateのWR陣も彼のところは攻められなかった。Utah出身でCHIで先発に定着しているJaylon Johnsonより上に見える。

3.DJ Turner, Michigan, 6'0, 181

マンカバーでは彼がNo.1かもしれない。昨年はOhio State戦こそGarrett Wilsonに苦戦したが、その他はシャットアウト。派手なINTとかはあまり決めないがシャットダウンコーナーになり得る素材。

4.Riley Moss, Iowa, 6'1, 194

元NYGのJason Sehorn以来の白人のスターCBになれるかもしれない。ゾーン向きCBでは彼を推したい。ボールへの反応が速く、INTを奪う能力が高い。Iowaはマンカバーはあまりやらないのでどれだけやれるかわからないが、スピード、アジリティのレベルは高いので元GBのJosh Jacksonのようにはならないと見ている。

5.Davonte Brown, UCF, 6'2, 185

完全に隠し球だけど個人的に激推し。サイズがあってマンカバーがめちゃくちゃ上手く、昨年はMemphis→PITのCalvin Austinら、NFL入りした同カンファレンスのWR達も抑え込んだ。

6.Cam Smith, South Carolina, 6'0, 185

どちらかと言えばゾーン向きな選手だと思うけどマンカバーでもタイトにレシーバーについていける。タックルがいいので状況によってはSlotに入ったりFS的な役割をしたりもする。

7.Kelee Ringo, Georgia, 6'2, 205

全米No.1 CBとしてリクルートされて3年目を迎える。昨年はCSで全米制覇を決めるPick 6も決めた。知名度は高いものの、テクニック的にはまだまだで半信半疑なプロスペクトだが、このサイズで身体能力は鬼なのでNFLからは好まれそう。

8.Jay Shaw, Wisconsin, 5-11, 190

この選手も注目されてないのが不思議な選手。UCLAでは下級生の頃はスロットでボールを狙う能力を見せていたがここ2年は外CBでマンカバー能力を見せた。身体能力もエリートではないけど十分に見える。

9.Darrell Luter Jr., South Alabama, 6'0 186

チームの試合映像が多くはないので確信はまだ持てていないが見た限りではかなり凄そうな選手。Sun Beltレベルであれば苦労するWRはおらず、わざと空けたところに投げさせてINTを狙う余裕すらある。

10.Tre'vius Hodges-Tomlinson, 5'9, 177

TCUのレジェンド、LaDanian Tomlinsonの甥。昨年は不本意な内容だったが、一昨年のパフォーマンスはドラ1レベルだった。カバー能力はトップクラスで懸念はサイズのみ。

11.Darius Rush, South Carolina, 6'2, 196

チームメイトのCam Smithの名前はよく挙がるのだが、こちらも負けず劣らずいい選手。特にマンカバーではWRの鋭い動きにもピッタリついていくことができ、ボールへの反応もいい。そのうち評価も上がってくるはず。

12.Joey Porter Jr., Penn State, 6'2, 196

元PITのレジェンドの息子。上位指名予想も多いが、今のところはいいカバーを見せることもあるがミスも多く、知名度先行な感がある。

13.Emmanuel Forbes, Mississippi State, 6'0, 180

通算8INTは残っているSECの選手では最多。抜群の読みでボールを狙うことができ、タックルもいい選手なのでSlotに向いている気がする。

14.Azizi Hearn, UCLA, 6'1, 202

昨年はWyomingでMountain WestのトップWRたちと互角に渡り合った。特にマンカバー能力は出色。この実績を引っ提げ、今季はUCLAで18年以来のPac 12でのプレー。昨年のような活躍ができればDay 2も夢ではない。

15.Derrick Canteen, Georgia Southern, 5'11, 190

一昨年は6INTを記録したゾーンカバー向きのCB。昨年はドラフト候補として注目されるも2試合でシーズンアウト。以前のように動ければ評価は高騰しそう。


・S

Sも1巡グレードで推せるという選手はあまりいないが、ボールホークだったり、ハードヒッターだったり、特徴のある選手が多い印象。

1.Jordan Battle, Alabama, 6'1, 206

今年は特徴のあるSが多いが最も安定感があるのは彼か。カバーのミスもなく、ビッグプレー能力もあり、タックルもいい。

2.Antonio Johnson, Texas A&M, 6'3, 200

どちらかと言うとSlot CBに近い。サイズがありながらクイックなWRにもついていけるので、NFLのレジービングTEのカバーもできそう。

3.JL Skiner, Boise State, 6'4, 220

来年のSの中では最強のハードヒッター。今年1巡指名されたKyle Hamilton並のサイズでボールキャリアーを破壊するかのような激しい当たりは見応えがある。カバーも悪くないので個人的にオススメしたい選手。

動画

4.Brandon Joseph, Notre Dame, 6'1, 192

Sとしてはサイズが小さめでタックルも良くないのは懸念だが、だが守備範囲が広く、INTも狙えるのは魅力的。ラン守備がどれだけ改善するかが上位指名を勝ち取れるかのポイントになりそう。

5.Quindell Johnson, Memphis, 6'1, 195

知名度は低いが上記のBrandon Josephと同レベルかそれ以上の能力があるのではないかと思う選手。プレーのリードが素晴らしく、要所でビッグプレーを決める。スピードもあり、ボールスキルも高いのでオススメ。

6.Jalen Catalon, Arkansas, 5'10, 199

身体能力は高いが激しいプレーが多く、過去2年で5INTを記録。昨年も怪我で6試合しか出場出来なかったのはサイズが小さめな選手だけに懸念材料。

7.R.J. Mickens, Clemson, 6'0, 205

タックルがしっかりしていてラン守備がいいSだがそれでいてカバーもミスが少ない。アスリートという感じはしないのでプロが好むかわからないがSSタイプのプロスペクトとしては堅実な選手。

8.Christian Morgan, Baylor, 6'1, 214

サイズがありハードヒットが売りのSだが、カバーも無難にこなす。アグレッシブに行きすぎてタックルミスが散見されるところは改善点。

9.Tykee Smith, Georgia, 5'10, 198

Georgiaに転校していた昨年は怪我でほとんど試合に出られなかったが、West Virginiaに在籍していた20年のプレー内容は1巡にも匹敵していた。守備範囲と嗅覚を兼ね備え、大事な場面でINTやロスタックルを連発。WVではSlot CBに近い役割だったが、Georgiaでどのような役割を担うのかから注目。

10.Jaylon Carlies, Missouri, 6'3, 215

昨年は先発1年目ながら4INT、End Zone近くでピンチを脱出するプレーも度々見せた。反面、タックルの弱さが目立っていたが、このオフは体重を10ポンド以上増やしてきたようなので期待感が漂う。

11.Brandon Hill, Pittsburgh, 5'11, 195

Pittsburghらしい快速S。カバーもラン守備もハイレベルで、昨年は試合によってSlot CB的な役割だったり、LB的な役割だったり、多彩な役割をこなした。

12.Christopher Smith, Georgia, 5'11, 190

昨年はカレッジ史上屈指のディフェンスの一角を担い、Clemson戦でのPick 6を筆頭に数多くのビッグプレーを決めた。このチームは他が凄すぎて目立たないが、いい選手だと思う。

13.Rashad Torrence II, Florida, 6'0, 205

Tr. So.だった昨年は、Georgia戦ではRed Zoneで2INTを奪う活躍をするなど頭角を現してきた。どちらかというとFSタイプだと思うが、ランへの対応もまずまずでバランスがいい選手だが、明確なアピールポイントは欲しい。

14.Marquis Waters, Texas Tech, 6'1, 215

Duke時代は下位に沈むチームの中で、ビッグプレーを連発。特に抜群の守備範囲で何度もロングパスをINTしていた。気付いたらTexas Techに転校していて、そこでは怪我もあって本来の活躍はできていないが、サイズがあってFSが務まるカバー能力もある選手だけに復活に期待したい。

15.Ty Okada, Montana State, 5'11, 185

今年、ATLに2巡指名されたTroy Andersenの試合を見ていると、もう1人同じぐらい目立っていた選手で、日本人の名前だったので印象に残ってた選手。SというよりSlot CBに近い気もするが、カバーだけでなくランでも素晴らしいタックルを決めている。


・K


1.Harrison Mevis, Missouri, 5'11, 236

最後の1巡指名K、Sebastian Janikowskiを思い出させるメタボ体型のKだが飛距離は圧巻!昨年は92%のFG成功率で、50ヤード以上を3回全て決めている。プレッシャーがかかる場面でも飄々としているメンタリティも大物感が漂っている。

2.Matthew Cook, Northern Iowa, 5'11, 180

NOに1巡指名されたTrevor Penningの試合映像を見ていて衝撃を受けたK。55ヤードぐらいなら飛距離は十分足りる感じで、通算で40ヤード以上のFGは14/16と非常に高精度。FCSなので知名度は低いが全米トップKの1人。
動画

・P


1.Michael Turk, Oklahoma, 5'11, 230

父は元NFLのLS、叔父はオールプロPというST一家に生まれ育った。昨年はパントの飛距離、ハングタイムともトップクラスの成績を記録し、ネットヤードは全米1位だった。ちなみに彼の父はWAS時代の99年、TBとのプレーオフで敗戦につながるスナップミスをしてしまい、そのオフに癌で亡くなってしまったという悲劇の選手。NFLに入って父の分まで活躍してほしい。

2.Brad Robbins, Michigan, 6'1, 203

上記のTurkほどスタッツは伸びていないが、状況に応じて様々な種類のパントが蹴れて、リターンヤードを最小限に抑えられる。ネットヤードは44.3ヤードと残っている中ではTurkに次ぐ。

・LS


1.Chris Stoll, Penn State, 6'2, 262

カレッジの典型的なLSは体重が220ポンド程度なのに対して歴代NFLドラフトで指名されたLSは240ポンド以上と、NFLからは体重があって押されにくい選手が重宝されるようだが、この選手は歴代NFLのLSと比べてもトップクラスの体重がありながら機動力もあり、時々パントでタックルも決める。肝心のスナップも3年間で際立ったミスもなく、Jordan Stoutのパントを支えてきた。LSのドラフト指名は珍しいが、彼ならありそうな気もする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?