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「はじめて」の中国旅行

最初に中国大陸へ行ったのは2008年の春節明け、北京・大連・天津を上司の鞄持ちでまわる、という強行軍でした。北京に入ったのが春節の最後の日の夜で、一晩中爆竹の音が聞こえていたのを思い出します。その後が2013年から19年、北京と無錫のパートナーとの協業で年数回出張、最後の出張が2019年のコロナ直前に大連、西安、北京。

考えてみればちょくちょく中国へ行っているのですが、全て出張。空港までアテンドがあり、中国語を一言も話さなくても行って帰って来れる、日本語バブルの中、ということで国内旅行と変わりません。私はあまりそういうのが好きではなく、ぼちぼちと中国語を勉強していますが、土台自己満足にすぎない、ことは自覚しています。

コロナの流行でそれどころではなく、でこの数年来ましたがどうも出張で行く機会はまだしばらくなさそうです。いずれは会社出張も無くなるので、この辺りで一回自腹で中国へ行ってみなければ、と考えました。(プライベートで)「はじめての」中国旅行を9月上旬に大連行きで準備中です。

やってみると今まで、いかに会社がやってくれていたか、と改めて実感します。まあ、ビジネス出張はそういう諸々をできるだけ低減して目的に集中することが必要ですが、まあはじめてのことが多いこと。残念ながら、以前に比べてツアーも少ないので、結局全て自分でやらねばなりません。

びっくりしたのが、ガイドブックがほとんど見当たらない。台北や韓国はあるのですが、北京、上海でもコロナ前の古いものしか本屋になく、まして大連となるとほぼ全滅。唯一あったコロナ前の「地球の歩き方」を改めて買い込んできました。

中国大陸との、国と国との関係については正直詳しくありません。ただ、こういった情報の少なさはイコール、関係が細くなっていることを反映していると考えざるを得ないのでしょう。先行きの不透明さも、今回「行って来なければ」という衝動にかられている一因です。

航空券とホテルの手配はついたので、急ぎビザを取らねばなりません。まずは写真を撮り、ビザセンターの不思議な申請書登録システムと格闘しています。ビザ取得だけでも、すんなり行きそうにもない(汗。

まずはお世話になった人々にきちんと挨拶したい、そして肌で今中国がどうなっているか、私がどう見られるか、を実感してきたいと思っています。また、どこかの節目で短期語学留学とかできるかどうかもあたりをつけたいのですが、これは頭出しがせいぜいですね。

一路顺风、と自分に言い聞かせつつ。まずはうっかり病気になりました、などということのないように気をつけませんと。

(タイトルはApple Mapの「大連」です)

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