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アンテナをどうするか(ヌマの予感

開局1ヶ月、まだ電波を出せていません。まあ場を読んでから、という甚だこの国の人らしい私の性格もあると思いますが、何にしてもほとんど聞こえてこない。

外出先ではそれでもCQや会話が聞こえることがあります。条件によってはへー、と思うような距離の交信も聞けて、おおこれぞ、とワクワクするわけですが、それにしても稀。決して性能が低いリグではないと思うのですが。。だけど、マンションの1階の自宅ではほとんど何も聞こえず、スケルチも滅多に開きません。近くの都立公園からPOTAされている方の声が、それでも微かに時々聞こえる程度。

なので、外出運用はともかくとして、自宅で何も聞こえない状態は少しでも改善したいと思い立ちました。ざっと考えると、①ベランダにアンテナを置く、②室内にアンテナを置く、のどちらか。絶対的に①の方が有利なのはわかっていますが、通気口に細工をしたりなんだり、というだけでやる気を失ってお蔵入りになるのは目に見えています。まずは満足がいかなくとも②でどこまで行けるか、試してみたい。

一番手っ取り早いのは市販のアンテナを窓際に置く方法です。さすがに八木だの何だのは、いくらUHF帯でも無理があり、モービルホイップぐらいが適当か、と考えてみました。確かに一番安いもので数千円台、うまくすれば1万円いかずにアンテナが強化できる。

ただちょっと引っかかったのが、仮にアンテナを買ってきたとして、うまくいかなかった時に袋小路に入りかねない、ということ。原因がわかりませんから、次の手が打てない。市販品をひっかえとっかえするような財力もない。うーん……と悩み始めます。

あれこれ考えた挙句、欲張らずに433MHzモノバンドのアンテナを自作してみることにしました。室内用であればケーブルさえ買ってくれば、作っては壊ししても耐候性を考える必要もない。アンテナは突き詰めれば針金細工にすぎないので気が楽です。ただ、アンテナ用測定器はどうしても必要になります。

なので、市販品のアンテナに手を出す前に、測定器であるNanoVNA(ベクトルネットワークアナライザ)を買うことにしました。昔なら10万円台は楽に飛んだ測定器が、この円安の中でもまだ1万円を割る価格でポチれる、というのは驚きです。これさえあれば、SWRだとか基本的な評価はできます。手作りのやり方がまずいのか、そもそも手作りの限界なのか、を見極めながらゆっくりと沼にハマることができる。

普通に自作すれば、内蔵アンテナよりは少なくとも送受信性能は上がると思います。その上で、ともかく交信を成り立たせる、ことが当面の目標です。

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