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弦楽器の研究論文の解説動画アカウント

エレキ楽器において、ボディやネック、ナット、ブリッジなどは音にどのように影響があるか。

死んだ弦はどういう変化が起こっているか。

クラシック楽器とエレキ楽器の違い=ピックアップの位置で何が変わるか。

ビンテージ楽器の老朽化した木材は新品木材とどのような変化があるか。

塗装種類(ニトロセルロースラッカー、ポリウレタンなど)による吸湿率の違い。

アタック(音の立ち上がり)や減衰速度は何で決まるか。

うわわ。どれも興味深いものばかり。
このあたりの話題にピンときたかたぜひ。
いずれも、研究論文として発表されたものを解説されていて、何らかの実験に基づいた結果を淡々と聞けるとても面白い動画アカウントです。

大枠こんなお話なんでしょうか。
クラシック楽器は弦振動でボディなどを共振させて音を出すけれど、エレキ楽器の場合、弦以外の要素でパッシブフィルターを構成(弦以外の要素が固有振動数で共振=弦振動を吸収する状態)して弦振動をトリミングする。
トリミングしたにも関わらず、組み合わせによっては弦だけでは出ない周波数(4kHzあたり)を発するようになる場合もある。
とはいえ、ボディ振動はピックアップを振動させるため影響が出る。
ピックアップ位置で取得できる倍音構成が変わる。
以降電気的なお話も組み合わさる。

この楽器良く鳴るなあ=弦振動はかなり吸収されつつ、ピックアップは凄く振動してる?とか、より楽しく想像したり感じれるようになりますねえ。

個人的に興味深かったのは死んだ弦はどういう状態になっているか動画です。
周波数特性では1kHz以上あたりがバッサリ欠落してしまうようで、全体的に音量が下がる結果となったようです。
弦の溝を電子顕微鏡で見ると汚れがびっしり。
おお、敢えて死んだ弦が好きな時もあるのが分かる気がします。

ストラディヴァリに関する解説もあったりなのですが、検索に引っかかりにくいのか、ぜんぜ再生されていません。
エレキギター以外に、エレキベースやその他生楽器もあったり。
興味のある方ぜひぜひ。

ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、試行錯誤を繰り返して、楽しかったり上手く行ったところを書いていたりします。 貴重なサポートを頂けますと、なおさら色んなことを試して書きます!