政党のGoogleマップの口コミの人気ランキング

 日本には現在国会に議席を有している政党が10個ある。その中でどの政党が一番人気なのかについては日夜議論されているが、いまだに結論は出ていない。そこで本稿では、国会に議席を有する政党の本部のGoogleマップの口コミの評価をもとに政党の人気ランキングを紹介していく。なお口コミの評価は、2024年3月5日時点のものである。


第9位 社会民主党 1.9

第9位は社会民主党である。障がい者福祉に力を入れていると謳っている政党であるが、肝心の党本部はバリアフリー化がなされていないとのこと。そういえば車椅子乗車拒否事件でおなじみの伊是名夏子は社民党の常任幹事とのことだが、党本部を訪問した時に苦労しなかったのだろうか。

第8位 立憲民主党  2.0

https://maps.app.goo.gl/2e7o19s24eNuiW8h9

第8位は立憲民主党である。口コミの評価は2.0と野党第一党とは思えない低さである。「唯一自民党に対抗できる党」などと評価する口コミもあるが、そのコメントの星は3つである。立民の支持者は政府だけではなく自分の支持政党に対しても辛辣な評価を下しているのだろうか。

また一部の議員を名指しで批判するコメントも多く、これらの議員の行動によって口コミに悪影響を与えていることが窺える。

第7位 公明党 2.2

第7位は公明党である。口コミの評価は2.2である。ちなみに近隣にある公明党東京都本部の口コミの評価は3.5と党本部よりも高い。口コミの中には公明党の底力で民主主義の底上げを望む声もあるが、公明党の底力で底上げできるのは自民党の陣笠議員の選挙だけだと思うのは筆者だけだろうか。

一方で創価学会とのかかわりを批判する口コミもあり、学会員から選挙のたびに公明党に投票するように連絡がくることを煩わしく感じている人が多くいることが窺える。もし学会員が呼びかけ作戦を全面的にやめたら、日本の投票率は何パーセントくらい下がるのだろう。

第6位 国民民主党 2.8

第6位は国民民主党である。口コミの評価は2.8とネット上での人気に比べて意外と低い。星5のコメントとしては「対決より解決で現実的な野党」や「立民よりも1億倍マシ」などがあり、少なくとも支持者の間には現在の路線はウケていることが窺える。

一方「反日左翼の工作員」と批判する口コミもあったものの、自民党への姿勢を批判する口コミは見当たらなかった。あまりにひどい口コミはGoogle側で削除されるとのことなので、そういった口コミは既に削除されているだけかもしれないが、連立入りさえ囁かれるほどの国民党の岸田政権への接近には他党の支持者からの不興を買っていたので、意外に感じた次第である。

第5位 れいわ新選組 3.0

第5位はれいわ新選組である。党本部の表示が宗教団体になったり畜牛場になったり聖地になったり教育センターになったりダンス教室になったり幼稚園になったりするなどさんざんであったが、現時点ではしっかり政治団体と表示されている。また口コミ評価も星1が続いていたが、低評価のコメントを消し去ることなどによって口コミを急速に回復させ、いまや堂々の3.0である。しかしその代償として現時点で確認できる口コミは少なく、せいぜい支持者らしき人物からの「政党交付金を被災地にください」といったコメントがあるくらいである。党の代表自ら国民に金を配ることを主張していたことを鑑みると、「この代表にしてこの支持者あり」と感じた次第だ。

第4位 日本共産党 3.1

第4位は日本共産党である。右派からだけではなく一部の左派からも嫌われていることで知られているが、意外なことに堂々の4位を記録している。口コミの評価は3.1であり、僅差でれいわ新選組を上回った。星5のコメントとしては「労働者のために尽くして闘っている政党」などがあり、想像通りである。

一方星1のコメントとしては、「建物の日陰で休憩していたらガードマンに追い払われた」などがある。共産党を開かれた党にしなければならないという意見は党内外から挙がっているが、まずは建物の日陰で休憩する労働者を容認する事から始めるのはどうだろうか。

第3位 自由民主党 3.4

第3位は自由民主党である。口コミの評価は3.4である。星5のコメントとしては「党本部の中で買い物ができる」などがあり、共産党と打って変わって開かれた党であることが窺える。また食堂のカレーについて触れているコメントも多く、グルメな支持者の胃袋を掴んでいる。しかし与党の本部ということもあって勝手に入ろうとした場合は警備員に止められるので、もし自民党本部にて買い物や食事をしたい場合は警備員にその旨を伝えて通行許可証を貰おう。

一方で「職員の電話対応が悪い」というコメントが非常に多く、「たらい回しにされた」や「ガチャ切りされた」などというコメントが散見する。潤沢な政治資金があるのであれば、それを少し使ってコールセンターなどから優秀な職員を引き抜いてきて電話対応の職員にしたほうがいいのではないか。

第2位 日本維新の会 3.5

第2位は日本維新の会である。口コミの評価は3.5であり、わずかではあるが自民党を上回っている。なお表示は政治団体ではなく協会/組織となっており、なぜこのような表示になったのかを不明だ。星5の口コミとしては「大阪を住みよい街にしてくれて心から感謝です」などがあり、大阪維新の会の高評価によって高い口コミを維持していることが窺える。なお先述した自民党も党本部と東京都連が同居しており、口コミの中には小池都政への姿勢についてのものもわずかながらあった。

一方星1の口コミとしては、「万博なんてやっている場合ではない」など、大阪万博に反対する意見があった。また「徳川幕府の方がマシ」と、維新の名前に対して皮肉をいう口コミもあった。維新は2015年の大阪都構想(1回目)、2020年の大阪都構想(2回目)、2025年の大阪万博と5年おきに賛否を巻き起こしている印象があるので、2030年には一体何を行うつもりなのかが不思議である。

第1位 参政党 4.3(宗教団体)

1位は参政党である。口コミの評価は4.3であり、これは全政党でブッチギリの高さである。ただし表示は宗教団体になっており、政党の人気ランキングにカウントしていいのかについては議論が分かれるだ。参考までに創価学会広宣流布大誓堂は4.3、幸福の科学総本山は4.3、エホバの証人日本支部は4.3であり、宗教団体として考えれば並みの評価であることが窺える。星5のコメントは「日本を救えるのはこの党しか無いと確信しました」などがあり、他にも似たようなコメントが多くみられる。果たして参政党が日本を救える日は来るのであろうか。

番外 教育無償化を実現する会 評価なし

余談だが2023年末に結成された教育無償化を実現する会は、知名度が低いということもあってか、今なお口コミの評価がついていない。ネット上では「どうせすぐに維新に吸収される」などという声が挙がっていることもあり、教育無償化を実現する会の口コミ評価がつくのが先か、それとも維新に吸収されてなくなるのが先なのかが気になるところである。

まとめ

 今回は各党のGoogleマップ上の評価を紹介していった。Googleマップ上の評価は政党支持率とはほとんど相関関係がなく、それゆえ意外な党が低評価だったり高評価だったりすることがよくある。しかしコメントの中には各党の隠れた一面や鋭い指摘が散見されており、非常に興味深いものも多くみられた。





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