符亀の「喰べたもの」 20231224~20231230
今週インプットしたものをまとめるnote、No. 171です。
漫画
「異世界サムライ」(1〜2巻) 齋藤勁吾
死に場所と敵を求め戦い続けた侍が、ファンタジー異世界に転移して暴れ回る作品です。
高い画力で描かれるアクションシーンと、魔物があっさりと肉塊になるギャグ漫画風のテンポが、楽しくて面白い作品でした。特に2巻からは、主人公のイカれっぷりへのリアクションや主人公自身の表情がコメディ調になり、この漫画の読み方がわかりやすくなって、さらに楽しめるようになりました。
逆に言うと、序盤は本作を「侍が異世界で無双する痛快アクションストーリー」風に読んでいたので、引っかかってしまったところも結構ありました。そういうものだと思ってから読めば1話からギャグ描写も多いのですが、主人公のあまりの強さに呆然とする描写は無双系にも定番なため、どっちの文脈で読むべきかを誤読してしまいました。これ以上ギャグに振っても1話で満足されて終わりになりかねないですし、主人公の異常な価値観と敵の死のあっけなさ以外はそこまでギャグに溢れた作品でもないので帯とかでギャグ漫画名乗るのも変な気もしますし。
どうしたらもっと (私的に) 楽しみやすかったのかはわかりませんが、どういう作品なのかを誤読すると面白いものも微妙な読み味になるという経験は、私の今後のモノづくりのために覚えておこうと思います。
帰省の関係で、本作しか持ち帰れませんでした。こういうとき紙派は辛いですね。
一般書籍
帰省先に一冊持ち込んだので、久々に漫画以外の本も読んでいます。なおなんか序盤見覚えがあるので、たぶん途中で一回積んだやつですねこれ。
Web記事
「PLAYISM水谷氏が,パブリッシャとの契約時に注意すべきことを解説。『インディーゲーム開発者が知っておくべき契約の落とし穴』聴講レポート」
「Indie Developers Conference 2023」で実施されたセッションの「インディーゲーム開発者が知っておくべき契約の落とし穴」のレポート記事です。
一部だけ引用するよりも全体を見るべき記事ですが、その中でも最後の「契約は双方にリターンとリスクが同じ割合で存在するもの。リターンばかり目がいきがちだが,リスクの把握も大事。そして最終的には相手をどこまで信用できるかで決めたい」と「よくわからないところがあるなら、契約しない」の2つは重要だなと思いました。あとは契約書とこの記事とを適宜読みます。
「2023年におけるインディーゲームの動向、課題、気になったタイトルは?インディーゲームパブリッシャー『PLAYISM』『HYPER REAL』担当者とゲーム開発者による2023年振り返り(?)座談会」
同じく、「Indie Developers Conference 2023」やPLAYISMの水谷さんに関連する記事です。
デジタルゲーム、特にインディーゲームの動向は最近全然追えていないので、まとめられた記事は助かります。とりあえず、「片道勇者」はセールしてたのもあって買いました。なんでこの流れで一番古いやつ買ってるんですか。
「栗田 唯の映画から学ぶ画づくりのセオリー 第1回:『ブレイキング・バッド』シリーズから学ぶ、視線誘導(前編)【新連載】」
視線誘導について紹介する前後編の連載の前編で、「ポイント」「ライン」「シェイプ」の3つの方法が紹介されています。
手法自体は既知のものでしたが、名作映画からいい構図の実例を大量に紹介されているのはありがたいですね。また、最後の「役者の腕によって枠が形成され、途中からフレームができる」パターンは未知でしたし面白かったので、勉強になりました。
「谷間の所エアブラシで引いて片方硬めの消しゴムで消すと美味そうなおっぱいが描ける」
「おっぱいは1日にしてならず」
おっぱいの描き方についてのツイート2つです。えっちですね。
書くのが3回目になりますが、地元での用事があったため、早めに帰省してました。デスクワークが溜まりすぎて、長期間の帰省なのにずっと仕事しっぱなしです。じゃあ帰らずに職場行ってた方がよかったのでは。
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