符亀の「喰べたもの」 20210404~20210410

今週インプットしたものをまとめるnote、第二十九回です。
(昨日寝落ちしたため日曜日に更新しています)

各書影は、「版元ドットコム」様より引用しております。


漫画

クプルムの花嫁」(1巻) namo

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職人の町である新潟県燕三条で代々続く鎚起銅職人の跡取り息子修と、その幼なじみである金髪ギャルしいなとのラブコメ。

「妖怪銅叩き」である修のキャラがわかりやすく、その魅力をベタ惚れなギャルしいながモノローグやセリフで読者に伝えていく構成のおかげでより愛着がわきやすくなっているのがいいですね。実はしいなの方もズレているところがあり、ただ職人気質な恋人に振り回されるだけでなく「しいな」というキャラが立っているのもいいポイントです。さらに、修のズレがわかりやすいのとしいな目線で物語が進むのとでしいな側のおかしさがそこまで気にならず、Wボケのカオス状態になっていないのも上手いです。おかげで情報過多な印象を受けず、燕三条や鎚起銅の知識もすっと頭に入ってきます。

しいなが積極的なおかげで破壊力の高いシーンも多く、単純なラブコメとしてもオススメです。


おとずれナース~精神科訪問看護とこころの記録~」 のまり

精神科で訪問介護を行う看護師である筆者さんの、コミックエッセイです。版元ドットコムに書影が登録されておらず、まともな試し読みもないのでリンク先はAmazonです。

プロの漫画家さんではないので読みにくいところはありますが、それを補って余りある本職の体験談が魅力です。精神病(少なくとも作中で挙げられているもの)は発症原因も完治させる方法も不明であり、また手術が必要な致命的なものでもない(手術して治るものではない)ので、本作には完全なハッピーエンドも最悪のバッドエンドも出てきません。そのうえで、患者さんと心がつながった瞬間のささやかな幸せと、そのまま病と付き合っていかなくてはいけない辛さとが程よい熱量で描かれています。エンタメとしての消費を最低限に抑え、かつ過度には入れ込まない。そんなプロの看護師としての距離感が作中に表れているのが、本作一番の良さなのかもしれません。


恋するワンピース」(127話) 伊原大貴

灰色を使ってジャンプ本誌からの雑コラを表現するのはもう天才の所業なのよ。


恋するワンピース(4月11日更新)が入っていることからバレていると思いますが、今回挙げた作品は全部今日読んだやつです。ゲムマまでは漫画を読む時間がとれず、土曜日にそれが終わって帰って夕食とったら即寝落ちしたので、完全にタイトル詐欺です。すみません。

ま、まあ「一冊も読めませんでした」の一言で終わるよりはマシということにさせてください。すみません。



一般書籍

明日から読みます。いや今日これ書き終えたら読みます。


Web記事

今週はこれすら積読(ブックマーク行き)ばかりで、インプットとして消化しきれたものは0でした。明日から崩していきます。


新作のコンポーネントが入稿を伴わず、故にその〆切もなかったため、初めて直前まで作り続けるゲムマになってしまいました。そのため宣伝にも十分手が回せませんでしたが、それでも前回より売り上げは良く、試遊のできた頃と比べても真ん中ぐらいの好評をいただけました。これも一重に、皆様の応援あってのことだと思います。心より感謝します。

そういう訳でまだQ&Aページが未完成なので、今日はこのへんにして今から書きます。すみません。

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