符亀の「喰べたもの」 20220417~20220423

今週インプットしたものをまとめるnote、第八十三回です。

各書影は、「版元ドットコム」様より引用しております。



漫画

クジマ歌えば家ほろろ」(1巻) 紺野アキラ

ロシアから来た謎の生物クジマと、それを居候させることになった一家とのギャグ漫画です。

かわいいと不気味とが絶妙にブレンドされたクジマのキャラが見事です。ギャグは奇行と紙一重ですが、このキャラデザのおかげでなんかやってもおかしくない感が出ており、火力の高い奇行をさせやすくなっていると思います。それだけでは不快さすら呼びかねませんが、見た目の可愛さと、クジマ側がむしろ振り回されるような展開も挟むことで中和している気がします。


ゲムマ当日の週ということで1冊のみのインプットでしたが、0よりはマシだと思いたいですね。きっと来週からはその分いっぱい読めるでしょうし、ね!


一般書籍

古典、じわじわ読み進めてあと半分弱のところまできました。なんでまだ200ページ残ってるんですか。


Web記事

ゲームデザインの話 第25回 世の中の人はゲームデザインに興味ないんじゃないかという話

TANSANの朝戸さん、Saashi&SaashiのSaashiさんをゲストとして収録されたポッドキャストのアーカイブです。

謎解きやスポーツなどとボードゲームを比較している話が、特に面白かったです。どれだけ早くオモシロを味わってもらえるか、逆に手続きが作業でも許してもらえるマジックサークルを作れないかという話が、課題提起として面白いなと感じました。


草場 純×作道 昌弘 スペシャル対談

ゲームマーケット創始者の草場さんと、萬印堂をボードゲーム印刷会社にした作道さんとの、これまでとこれからについての対談です。

ボードゲームの歴史をまとめられた記事として、とても貴重なものだったと思います。また、草場さんの「アナログゲームのルールは(人の)内側にあるんです。デジタルゲームのルールは機械が持っているんです。だからルール違反ができない。」という点をアナログゲームの良さとして語っていたのが面白いと感じました。私はむしろ、アナログゲームの自由度を保証している点ではあるものの、遊ぶためにプレイヤーが学んでゲーム中の処理を担わなければならないのはむしろ欠点側かと考えていたので、違う観点の意見として興味深かったです。


『にじさんじ』苦境の中での挑戦と拡大 事業統括プロデューサーが舞台裏を語る

コロナ禍の中で展開を続けるにじさんじの裏側についてのインタビューです。

所々で出てくる設備投資の金額が桁外れで、ここまで大きな産業になっていたのかと衝撃を受けました。また、初期に放送されていた番組をパワーアップさせて一夜だけ復活させた話については、初心を忘れていないことをアピールしつつスタジオ性能の向上を示せる企画としていいなと感じました。


ゲームマーケット2022春が終わりました。新作「皇継の書状」も非常に多くの方にお求めいただき、本当にありがたかったです。今回はPolygonotesさんとの合作だったため、日曜日はそちらのブースもお手伝いしましたが、2日とも盛況でありがたい限りでした。

なお、ゲムマ当日のうちにPolygonotesさんが通販ページを作ってくださいましたので、ご興味のある方はぜひそちらからお求めいただければと思います。

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