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幼かったマリーへ [マルベーニの自己否定]

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悪いのは母さんじゃないよ        
この世界だよ
だから、悲しまないで

この記事にはゼノブレイド2本編のネタバレとスクショ、書いてる人間の感想が多分に含まれています(考察やこういうことだ!と決めつけるものではありません)

ご注意下さい


本編でのマルベーニの行動や発言から自分が勝手に感じた事を書いていきます
擁護や同情ではなく、苦悩して生きた人の考えを知りたいというだけです

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考えている時の自分の心の状態で、見たいように見ていること
こうあって欲しいと思って解釈してしまう部分が多々あったのですが
それは今の自分にはわからない事なのでとりあえずこのまま。

自分の中にある前提


感じた事を流れで書いた部分は長いので、最初に自分がマルベーニに思っている事をまとめます

自分を律する事が出来る
罪を憎んで人を憎まず
理不尽に怒る純粋さ
優しさ故に過去に囚われ続ける
失ってしまった親の愛を求めた
よくも悪くも生き方がぶれなかった       

周りに溢れる死で、自分の人生を止めてしまった

自分の過去の経験から、同じような境遇の人達のために生きようとした人

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もし、これを読もうと思ってくれた人がいて
さらに今心に余裕があるのなら、すべての罪を一人の人間に押し付けて終わらせようとせず
良い方に変わっていくためにはどうしたらいいか、わからなくても考えようと思ってくれたら凄く嬉しいです、自分の腹痛や頭痛も治まります

以下、こういう見方もあるのではないかと思ったもの


マルベーニと神の教え


世界に絶望してもそこに生きる人を憎みきれなかったために、神に(父)自分を否定(世界の肯定を)して欲しかった


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こんな世界は間違っている、消えてしまった方がいい
だが、母のような人(自分を犠牲にしてでも誰かを生かそうとする人)や自分以外を必死に助けようとした自分自身が生きた世界だということや、神(父)の教えから世界のすべてを憎みきる事が出来ない

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きっと自分は間違った考えをしている


それなら、この世界を造りたもうた父は私の事を否定してくれるはずだ
この世界で良いのだと
自分の間違った道を正してくれるはずだと



力はそれを使う者の心の形でいかようにも変化する

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自身の影響を受けているとは知らず、メツの強大な力を行使してしまったために
世界を滅ぼす力(マルベーニの絶望)を父のものだと思ってしまった

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だがその時点では神に会えず、神の力の意味に確証が持てなかったためヒカリと同調し止めようとする

メツの意思や行動が自分の意思だと気づかされた時に明確に止めようとしたのは、父の意思ではないと勘違いに気づいたため(自分が滅ぼしたいと思っていたとしてもそれは心に留めておくべきものだと理解しているので)

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幼い頃に母を失い、神の教えを支えに生きてきた人間
対話のない世界

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イーラの方はまだわからん



幼かったマリーへ


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同じ天の聖杯だが
自分の写し鏡のような存在のメツ
自分を拒絶したヒカリ
当初は自身の絶望を止めようとしたが

自分と同調しなかったもう一方の天の聖杯が暴走しイーラを沈ませたことで


父の力はやはり世界を滅ぼしたがっているのではと

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ならなぜ同調出来なかった
自分の考えは父と同じはずなのに

わざわざ他の人間に、ブレイドに肩入れするなど

子供が親の愛情を独占したがるような
孤独で自分嫌いな人間が、心の支えを守ろうとするような行動にも感じた

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一人一人に役割がある
世界を救う為に戦う人がいれば
世界に悩み、人の成長を加速させる人もいる

感情的に誰かを否定してしまう事ほどやるせない事はない
どんな事をした人間も、結局は一人の人間で
世界全部の悪意や善意を持ってる訳じゃない
誰かを倒しておしまいなんてないから

考え続ける

その人達が生きた時に、世界でなにが起こっていたのかを

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答えのない問い
教えがあるだけで自分の疑問には答えが貰えない環境

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感情的に誰かを否定することに、やるせない気持ちになると書いたが
そういった事をする人を悪いとは思わない

大事ななにかを傷つけられた時に、心のまま怒れる事も素敵な事だと思う
豊かな心を持った人の側には必ずそれ(攻撃的で激しい、自分一人ではどうにも出来ない衝動)を止めようと本気になってくれる仲間がいると思うから

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もし、相手の気持ちになって考えようと思える立場や環境、心にゆとりのある状態になれたなら
変われるのかもしれない



変わった後に思う過去


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一人一人が、世界がもっと早く変わっていたなら…

いや、変わることが出来るものだったとしたら
母の死にはどんな意味を付けられるのだろう

仕方のないことだったのか
犠牲の上で変わったことになるのか
何事も無かったように、忘れ去られていくのか

変わるものであってはいけない

醜く、酷い世界だから

母は殺され
自分が救った人間は罪を犯した

今世界が変われるのならもっと早くにも変われた筈だ救えた筈だ


人を助ける事が出来なかった無力な自分

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人を、自分の心を救いきれなかった
変わることのない過去に囚われて
この先の世界を進む事が出来ない

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変われない


この道の先に、世界に殺された人達はいないのだから

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必ず意味はある


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もし、メツがマルベーニの影響を受けた事を良くない事だと言うのなら
シンやイーラの仲間たちへの想いも良くない事ということになる

ジークが感じた、マルベーニ

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メツが元から持っていたであろう、相手に寄り添う優しさ
理不尽や酷い世界に真っ直ぐに怒れる純粋さ

そこにマルベーニの過去の経験から来る世界への絶望や
母や救いたかった人達への思い

清濁併せ呑んだ結果が、今のメツなんだと思う
それを悪くないと本人が思ってくれるなら
必要だったんだと

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ドライバーの影響を受けるとは言われているけど、なにも悪い部分(絶望であって性格的な悪ではない)だけ影響を受けたとは思わない


メツは相手の願いを叶える事に自分の生きる意味を見いだしていると感じていて

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だから何もかも消えてしまえばいい、けどそれは悪であり絶対にやってはいけない事だと自分の願いを踏みとどまれるマルベーニの元では生きれなかった

一緒に行動していては、いつまでも願いを叶えられない

自分の生きる意味を見出だせない


ならばと独りで行動し、背中を押すように願いを叶えようとした

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※マルベーニの願いを叶えるためにシン達と行動したという意味ではないです

マルベーニの影響を受けたから世界を滅ぼしたいではなく

願いを叶えたいという衝動や優しさからなんだろうなと

根っからの兄貴気質というか


静観


悪いのはあなたではない

そうすることでしか生きれない世界が間違っている

家族を殺されても、人と人の戦争で多くの命が失われ悲しみに暮れる人で溢れても

裏切られたとしても

仕方のないこと

人とは、おそらくそういうものなんだろう

だから変わらなくていい

だからこそ世界が嫌いだ


人を嫌いになれないのに、信じることも出来なくなっていってしまった男

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あれも

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許せるわけないと先に進んだ少年と

許して(人の業を)諦めてしまった過去の青年



そして少年は


(書き終わりの感想です)

本編をプレイしてからかなり時間が経ち、世界の設定や会話でかなり抜けてしまっている部分はあると思うのですが

自分の思った事を伝えよう、残そうと思うキッカケがあったことや

どうしてかマルベーニさんをほっとけないと思う自分がいたので(お節介)

重い腰がフワッとしたタイミングで書きました


本編中はずっとレックスーー(;ω;)んあああシンーーとかなっていたのですが

それでもマルベーニさんのところはずっと喉に小骨が刺さったように気になっていて

ちゃんと彼について考えたいと思える背景がありました


けどやっぱり具体的にどういうところがほっておけないと感じたのかはわからなかったです

たぶん自分はなんとなくマルベーニさんのことが好きだったのかもと、人としてや

優しさと純粋さで雁字搦め。


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少年と母

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青年と…


孤独は自分からなってしまうもの

最後まで一人じゃなくて良かった。



誰かに伝えたい事は特には無いのかも

自分がマルベーニについて熱をもった

何かをしようとして、書く選択をした

それだけしかないけど、楽しかった なんか


ただ、今までもだけど自分の頭の中にあるものを文字にしてるだけなので

いつか自分の気持ちをちゃんと整理された文章で書けたら良いなと思う


おしまい

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