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ドイツでの結婚式と準備
役所への挙式申込み手続きが終わった後、結婚式までわずか2週間。挙式に呼べる人数は10名まで(2020年5月時点)と制限があり、コロナの時期もあってパーティー等は自粛することにしました。コロナが落ち着いた頃にまた改めてパーティーはやりましょうということで、挙式後は簡単な朝食会を実施することで準備を進めました。
●2人で準備したこと
・挙式用の服装、靴
・ブーケ、ブートニア、花かんむり
・列席者の選出と招待状
・Rathaus近辺の駐車場確認
・挙式後の食事場所
・列席者へのカードとプレゼント
まずは服装。今回はパーティーしないし、戸籍局(Standesamt)での婚姻手続きなので普段着でいいと私は勝手に思っていましたが、「僕はスーツ着ようと思っている」「じゃ私もドレス着ようかな」という会話があって急遽ドレス探し。日本ではウェディングドレスってレンタルが主ですが、ドイツは逆でほとんどの人がドレスを購入するようです。
いくつかお店を見てまわり、素材やデザインが気に入ったお店(Claudia Heller Modedesign)を見つけたので何度か足を運んでたくさん試着させてもらいました。どれもとっても可愛いデザインで迷ったあげくワンピースタイプのHannaというドレスを購入。Claudeiaさんのお店ではウェディングのあと他の色にドレスを染めてリユースできるサービスもあるそうです。
ドレスは早めに決まったのですが、靴がなかなか決まらず。ネットでようやく気になるお店(noni)を見つけたので、早速予約を入れてみました。オンラインで購入することも可能だったのですが、挙式までに商品が届くか心配だったのと、いくつか気にいった靴もあったので実物を見て試着して決めたいという思いもあり、モデルルームを訪問しました。
靴はもちろん、アクセサリーなど店内にある全ての商品がすごく可愛くてテンション上がりました!靴はピンクベージュのスウェードタイプと最後まで迷ったあげく、ホワイトのレザータイプの方にしました。これで靴も無事に調達でき、挙式前日ギリギリ間に合いました。
さて彼の服装ですが、彼も新しくスーツを購入するようで2人で紳士服のお店をいくつか見てまわりました。試着を繰り返し気に入ったスーツが見つかったようですが、一緒に合わせるベストのサイズがケルンの店舗では在庫切れ。週末デュッセルドルフに行く予定があったので、ついでに同じお店に立ち寄ってトータルコーディネートで試着して確認。お気に召したようで一式購入。このあと別のお店で靴も購入してました。男性の場合、スーツだといろんなシーンで利用できるからいいですよね。
続いてブーケ等のお花関係。当日は朝早いため、前日夕方にピックアップできるよういつも利用している近所のお花屋さんでブーケ、ブートニア、花かんむりの色、サイズ、お花の種類などを相談。アドバイスを受けながらおまかせでお願いしました。ヘアーアレンジは特にせず、お化粧も自分で。
結婚式は朝9時から市庁舎Historisches Rathausで行われます。挙式確認書には挙式15分前に当日の受付をすませてくださいと記入がありました。
挙式当日は通訳をお願いしていた友人が15分前の時間になっても現れません。電話もつながらず、私と彼、役所の方々全員が焦りました。ギリギリ式の5分前ぐらいに「ごめんごめん」と言いながら彼女と一緒にRathausに到着。3人で役所の手続きをすませ、なんとか無事に結婚式ができました。
列席者は彼の両親、義姉カップル、姪っ子2人、姪っ子彼氏、通訳と彼女、日本人の友人で計10名。私の家族は日本からオンラインで参加。広い空間に10名の列席者と新郎新婦、役所の方、カメラマン。結婚式では、夫婦を天気に例えてのお話がありました。ドイツ語もわかりやすかったです。通訳がいたのでフレーズごとに英訳してくれましたが、途中から役所の方が同時通訳しながら話をしてくれました。とてもフレンドリーでユーモアのセンスを含めたスピーチだったので、笑いもあるアットホームな挙式でした。途中、誓いのキスや指輪の交換があり、最後に結婚証明書に3人で署名。
所要時間は30分〜40分ぐらいでしょうか、恐らく通訳の時間もあったからか時間が押していて、次のカップルとゲストの姿も見かけました。
次は、Rathausから近い駐車場とレストランまたはカフェのリサーチ。
9時開始で約30分ぐらい程度の挙式なので、移動等を考えると10時前後スタートの朝食会。場所は事前に2人で試食などをして、LUDWIG IM MUSEUM CAFÉ & RESTAURANTで行うことにしました。
朝食のメニューも充実しているし、大きな窓があって開放感もあり明るい。プライベート感を出したかったのであえて屋内のスペースを確保してもらい、列席者にはそれぞれ好きなメニュー、ドリンクを選んで自由に食べてもらうようにしました。屋内を貸し切ったわけではなかったのですが、コロナの時期で他のゲストの方々は屋外のテラスを利用してくれていたので、よりプライベート感が増した食事会ができてよかったです。
列席者への招待状は時間の関係もあって電子でのInvitation Cardを作成して配信。ドイツでは招待客に引き出物という習慣がないため、私たちは個人へのメッセージカードとチョコレートを入れたBoxを事前に準備して、今日のお礼を言いながらそれぞれに手渡ししていきました。レストランでの朝食会が終了後は、ライン川近くでブーケトスとブートニアトスも行いました。
挙式申込みから結婚式まで準備期間2週間、無事にドイツで結婚式まで終えることができました。コロナの時期も重なって思うように動けなかったけれど、私たちにとっては思い出に残るアットホームな結婚式ができてよかったです。
最後、残るは日本への婚姻届手続きです。
ドイツの戸籍局で婚姻が成立後、3ヶ月以内に居住地を管轄する日本の在外公館に婚姻届を提出します。私はケルン在住ですので、デュッセルドルフ日本国総領事館に提出をしました。婚姻届、和訳文書についてはリンク先に書式があるのでダウンロードして記入して持参。婚姻届は正式には2通いりますが、1通を記入していくと領事館側で内容を確認してくれ問題がなければオリジナルをコピーしてくれ2通に署名と押印(印鑑がなければ拇印でOK)。私の戸籍謄本は11月下旬に発行したものでしたが、発行後特に内容変更がなかったため問題なくその戸籍謄本を利用することができました。和訳文書については、本人記入でも問題なく受理されます。
これでドイツおよび日本でも法的に夫婦としての手続きが完了。ちなみに私は姓は変更せず日本の氏名のままなので、特に追加の手続きはありませんでしたが、姓を変更するとなると別途他にも手続きが必要となります。
●日本への婚姻届手続き(2020年8月届出時点)
・婚姻届 1通
・戸籍謄本(または抄本) 1通
・婚姻証明書(Heiratsurkunde) 1通 *英語版
・同和訳文(所定の書式に記入) 1通
・外国人配偶者のパスポート 1通
(婚姻当時有効なもの。国籍を証明できる身分証明書でも可)
・同和訳文(所定の書式に記入) 1通
・本人パスポート
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