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バリヒンドゥ―の二極論ルアビネダ。グレーで生きよう!

世界の旅人に大人気のバリ島。
外国人がやりたいことをほぼ何でも受け入れてくれる不思議な島。観光で訪れると見逃しがちなバリヒンドゥ―についてご紹介します。

バリヒンドゥ―には「ルアビネダ」という考え方があります。
ずばり言うと二極論。
陰と陽、男と女、山と海、白と黒、神様と魔物などなど世界は相反する2つのものでできている。

人はその中間でバランスをとって生きているというとてもおもしろい考え方。

例えばどんなことかというとバリ島の神様は山に住んでいます。悪魔は海に住んでいます。人は山と海の間、陸に住んでいます。
バリ島では日本のように山の上に住むことはまずありません。
神様が住む場所なので。

男と女はちょっと説明できないんですが(笑)、とにもかくにも2つの相反するもののバランスをとって世界の均衡を保っている。

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バリ島は外国人が何をやっても大抵のことは許してくれます。
しかし、絶対に守らなければいけないことがあります。それはお寺の参拝の儀礼。
服装からお祈りの作法から厳しく決まられています。外国人もお寺の儀礼は絶対守らないといけません。

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お寺で参拝を終えてガイドのマテさんにバリヒンドゥ―のルアビネダについて教えていただきました。

バリ島のお寺など神聖な場所には白と黒のチェックの布。
この布にはとても重要な意味が込められています。

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白が神様を表していて黒が魔物(バリ島では悪魔ではなく魔物と呼んでいました)を表しています。
灰色は内を表していると思いますか?

灰色は人なんです。

そのときどきで白っぽくもなり黒っぽくもなる。でも白にも黒にもなれないグレーな存在。
人は完全にはなれない。人が白になったら人じゃなくて神様になっちゃいますよね!とマテさんは笑っていました。

不完全な自分のままでいいんだ。ダメな自分を残した方が人らしくていいのかも。。

肩の荷が下りたというか、なんかホッとした。

グレーなままで生きられるゆとり、バリ島。


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