【なぜ 『刈り上げない植毛』 を勧めるのか?】
AGA by Ark Clinic(アーククリニック)では、『刈り上げない植毛』に力を入れており、8〜9割の手術をこの方法で行っております。
かつて勤めていたクリニックで植毛の手術に携わらせていただくようになった当時は、9割強が「刈り上げる植毛」でした。
今でも「刈り上げる植毛」の方が、一般的に広く行われています。
当時はまだ機器や採取技術が未成熟だったこともあり、『刈り上げない植毛』は非常にハードルが高い術式でした。
今だから言えますが、、、
「そんな刈り上げないで手術をするだなんて、正直あまりやりたくないなぁ〜(苦笑)」というような心境でした。
「刈り上げないFUE」 という術式
植毛のことを全く知らない方に、毛穴ごとに株をひとつずつ採取してくる「FUE植毛」について説明すると、「よくそんな細かなことができるなぁ〜」と感心されることが多いです。
FUE植毛では通常、採取部となる後頭部・側頭部の髪の毛の刈り上げが必要になりますのでその話をしつつ、、、
" 髪の毛を刈り上げずに採取することができる "
というお話をすると、
「え!? そんなことできるの??」
と非常に驚かれることが多いです。
当院では 『刈り上げない植毛』 を "推し" ており、精力的に取り組んでおります!!
先程も申し上げましたが、当院で植毛を受けていただいている患者さんのほとんどは『刈り上げない植毛』です!!
「それって、刈り上げる術式と大して差はないんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。。
いやいや大アリなんです!!
『刈り上げない植毛』 のメリットは、後頭部を刈り上げることによるストレスが ”解消” もしくは ”軽減” されるということです。
「刈り上げる植毛」による 「刈り上げ方」や「ヘアピース」については、【刈り上げる植毛:刈り上げた後どうする?】に詳しく書いていますので、ご興味のある方は是非ご参照くださいね!
『刈り上げない植毛』 のメリット!!
「刈り上げる植毛」で手術を受ける患者さんは、刈り上げた部位をバレないように隠すヘアピース(部分ウィッグ)を取り付けることが多いので、その術式と『刈り上げない植毛』 を比較してみましょう!
①バレない、周囲の視線を気にせず快適
ヘアピースの場合は、バレにくいとはいえ、実は絶対にバレないという保証はありません。
自分の髪に合った "色" や "くせ感" のヘアピースがあるといっても、自分の髪質と全く同一というわけではなく、髪の色や毛質によってはバレてしまうことがあります。
また、ヘアピースの取り付け方に問題があったり、毛量によっては自毛とヘアピースの境界が段差状に見えてしまうことがあります。
それに対して、『刈り上げない植毛』の場合は、 採取部の傷をご自身の自毛が覆い隠すため、バレる心配がありません。
他人からの視線を気にせずに過ごすことが可能です。
②時間短縮
ヘアピースの場合は、通常翌日に取り付けることが多く、取り付けるには時間を要します(洗髪+取り付けで1時間半程度かかりますね)。
『刈り上げない植毛』の場合、その取り付け時間が不要です。
③ヘアピースと比べて、痛み、違和感、不快感が軽減
ヘアピースの場合は、ご自身の髪と括り付けるため、引っ張られることによる "痛み" や "違和感" を覚える方が多いです。
『刈り上げない植毛』の場合は、傷自体の痛みや違和感は多少ありますが(もちろんヘアピースの場合も当然あります)、ヘアピースを取り付けることによる不快感がプラスにならずに済みます。
④術後の洗髪がしやすく、過ごしやすい
ヘアピースの場合は、シャンプーの時に引っ掛かりやすく、後頭部を気を使いながら洗う必要があります。
それに対して『刈り上げない植毛』の場合は、採取部のことをほぼ気にせずにシャンプーができます。
※ 移植部については移植株が脱落する危険があるため気をつけて洗う必要があります。
⑤メンテナンスが不要
ヘアピースの場合、髪が伸びてくるにつれてヘアピースがパカパカ浮いてくるので調整が必要で、時間的コストと手間がかかります。
通常3週間くらいで一度調整が必要になり、調整は1〜2回程度のことが多いです。
また、ヘアピースを付けっぱなしというわけにもいきませんので取り外さないといけません。2か月前後(長いと3か月程度)で取り外すことが多いです。
『刈り上げない植毛』の場合は、メンテナンスフリーです。
⑥髪型を変えずに手術が可能
ヘアピースの場合、ヘアピースと自毛とを馴染ませるようなカットが必要です。馴染ませが上手くいかないと段差状になってバレてしまうことがあります。
『刈り上げない植毛』の場合は、髪型を変えずに手術を行うことができます。
※ 注意事項として、髪の毛をかき分け押さえながら手術をしていくため、ある程度の髪の長さが必要なのと、短すぎる髪型だと傷を隠せないためメリットがなくなってしまいます。
⑦広範囲から採取が可能
「刈り上げる植毛」だと、基本的に刈り上げた所 ”のみ” から限局的に採取をすることになります。刈り上げ範囲を狭く設定してしまうと「局所集中的な採取」になりがちで、透けやすくなる可能性があり、注意が必要です。
『刈り上げない植毛』の場合は、「刈り上げる植毛」と比較すると、一般的に広めの範囲から採取ができるという特徴があります。
⑧ヘアピース代がかからない
通常『刈り上げない植毛』は「刈り上げる植毛」よりも高額な料金設定なのでメリットかどうかは微妙なところですが、ヘアピース代(数マン円)が不要になります。
ヘアピースはどうせ捨てちゃうものですからね…
一番特筆すべきは、「バレないこと」と、「後頭部の不快感が少ない(or ない)」ことなのですが、
要するに、、、
「アレコレいちいち採取部のことを考えずに済む」
ということに尽きます。
「バレてないかなぁ〜」
「なんだか蒸れてムズムズするなぁ〜」
「シャンプーの時、ひっかっかってメンドクサイなぁ〜」
「いつ調整に行こうかなぁ、あ〜仕事の予定もあるし、どうしよ〜」
こういうことを考えずに過ごすことが可能です。
また、調整にイチイチ行かなくて済むため、忙しい現代人に向いているといえます。
実際、ヘアピースを経験された患者さんが、 ”2回目の手術” で『刈り上げない植毛』を受けると、
「術後のストレス具合が全く違う!!」
「刈り上げる手術にはもう戻れない!!」
という言葉をいただくことが非常に多いです。
『刈り上げない植毛』 は、正直メンドクサイ!!
『刈り上げない植毛』は、髪の毛をかき分けながら手術をしますので、 "手間" がかかりますし、"難易度" も上がります。
ですので、実は植毛医から敬遠されがちの術式になります。
本音を言えば…
「正直メンドクサイ術式なんです… 」
あまり大きな声では言えませんが、費用がビックリするくらい高額のクリニックがあります。
おそらくやりたくないのでしょう… 笑
(価格を釣り上げて「刈り上げる手術」に誘導しているのでしょうか?)
私は、『刈り上げない植毛』は手数が増える分、 ”手術をしている実感” が「刈り上げる術式」よりも強くて好きだし、幸い自分はこの術式が得意なのです。
そのことを以前勤めていたクリニック時代、先輩ドクターに言いましたら、
「沖田先生、ストイックだなぁ~、自分は刈り上げない術式やりたくないもん」と仰ってました 笑
また、ドクターがパンチでくり抜いたグラフトを引き抜いていくのはナースの仕事なのですが、毛の中の採取は周囲の毛が邪魔になってグラフトを掴みにくいという性質があります。
そこで "セッシさばき" が非常に重要になります。
ナースの難易度も格段に上がるのです…
熟練者になると、隣合う毛を掴みながらもグラフトを引き抜いてくるという ”神技的” 技術を習得しているナースもいます。
※ 微細でシビアなコントロールが必要になりますね。
時代は、低侵襲で負担のない術式へ
様々な診療科の手術を見渡してみても、"内視鏡の手術" や "ロボット手術" など、時代は患者さんの負担の少ない術式にどんどん移り変わっていっています。
植毛も患者さんにとって、肉体的・精神的・時間的に少しでも負担の少ない手術を提供できたら良いなぁ〜と我々は日々考えて工夫をしていますし、時代的にもそうしていくのが自然な流れだと思います。
患者さんたちは、術後の痛みが少なく、傷跡が目立たないことを望むだけでなく、剃毛されることも望んではいません。
ですから、線状の傷跡が残り、痛みが強く出やすいFUT(後頭部の皮膚を帯状に切り取る方法)全盛の時代から、FUEへと世界的に移行してきています。
※ 数年前の世界的な調査ではFUTとFUEは半々くらいで、この勢いは衰えていませんから、今はFUEが主流であると言っても過言ではありません。
さらに「剃毛しないFUE」を行うことができれば、患者さんの満足度はより高くなります!!
『刈り上げない植毛』の "魅力"
伝わりましたでしょうか??
ということで、、、
『刈り上げない植毛』は、当院にお任せください!!
もちろん「刈り上げる植毛」も承っております!
スタッフ一同、皆様のご来院をお待ちしております!!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!
少しでも面白かったよ〜と思っていただけたら幸いです。
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次世代の「 刈り上げ “ ない “ 自毛植毛 」の時代へ
AGA by Ark Clinic
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