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Trail Bum STEADY 購入&改造

初のUL系ザック購入

ずっと、UL(ultra light)系のザック欲しいなぁと思っていた。
日帰りだと、GregoryのZULE 30を使っているのだが、自分に合ってないのか、大した重さも背負ってないはずなのに、肩が痛くなるし、血流止まるのか手がむくんでくる。そして、30Lのサイズのはずだが、そんなに入らないように思う。
冬山以外のシーズンの1泊2日以上だとMilletのマウントシャスタ45+10Lを使っているが、いかんせんザック自体が2kg以上あって重い。他の機能に不満はないが。

というわけで、日帰りから夏の小屋泊の1泊2日ぐらい対応できる軽いULザック欲しいなぁと思っていた。あと、あわよくばGWに挑戦予定の大峯奥駈道行くのに、ULザックで行けたらなぁとも思っていた。

で、山と道のThreeのWebページみて、あー素敵だなぁでも買えないのかぁと悲嘆に暮れていたわけだが、金曜日に下北沢の登山ショップ「ボーズマン」に会社の昼休みによったら、心動くUL系ザックを発見。ほぼ一目惚れだったが、それがTrail BumのSTEADY。メーカーのページはこちら
とりあえず背負ってみつつ、店長さんに何キロぐらい背負えるのか聞いてみたり(快適に背負うなら10kg以下とのこと)、色々悩みつつ、一旦は会社に撤退。

仕事しながら、Trail Bumのサイトみたり、ボーズマンのECショップの紹介文読んだり、(対抗候補のGraniteGearのザックも調べつつ)どんどん想い焦がれていく。

去年の嫁の誕生日に、これは素敵!!とピンときたサコッシュをプレゼントしたのだが、それもTrail Bumのサコッシュだったということを今回知り、どうやらTrail Bumのアイテムと相性がいいらしい。
で結局、19時過ぎ、再度、ボーズマンに行って購入。大峯奥駈道に連れて行くには耐荷重が足りない気はするが、ZULE30の代わりには十分なるので。

(家に帰ってから嫁に見せたら、また荷物増やしてと怒られるかと思ってビクビクしてたけど、すごい可愛いし、私がもらったサコッシュと似てていい買い物だと思うという感想で(感覚鋭くてそのサコッシュと同じメーカー)、日常でも使いたいわー、とのことでホッとした。)

改造編

大型のフロントメッシュポケットやサイドメッシュポケットがいかにもUL系ザックっぽくて素敵なTrail Bum STEADY。私もここに無造作にツェルトなどを突っ込んで闊歩し、登山玄人感を醸したいと思いつつも、重い荷物背負ってどんな感じか、現状過不足ないのかは検証必要。できれば大峯奥駈道にはSTEADYで行きたい。

ただ検証できる山行は4月の頭に予定している、雪山の木曽駒と、トレーニングのつもりの丹沢塔ノ岳しかない。木曽駒は通常雪山装備をSTEADYに入れてみる(とはいえ、この時期の木曽駒だとアバランチ系も必須なので荷物増えそうだが)。塔ノ岳の方は大峯奥駈道で背負うであろう重量を入れてザックの性能を試してみる必要がある。

とりあえず試してみるまでもなく、自分に必要と思ったのが、以下2点の改造。
サイドは、大型のメッシュポケットと上部のストラップしかないので、ストックなど長さがあるものは問題ないが、テルモスとかナルゲンボトルとか微妙な長さのものを入れた時に落としそうで怖い。ちょうどループがついているので、そこにバンジーコードをつけて解決するのが1つ目。

2つ目としては、ピッケル・アックスホルダー。日帰りとかの冬山でも使いたいなぁと思っていたけど、ピッケル・アックスホルダーがない。4月に木曽駒行く時に使いたいし、改造すればストックもフロントで確保できるようになって便利なのでそこを改造する。

(1) バンジーコードをつける

STEADYの側面。
やることは単純で、もともとバンジーコード通すでしょ、的なところにループがあるので、ゴム紐を通して長さ調整して止められるようにするだけ。

必要なものはこんな感じ。ゴム紐、コードエンド各種、コードストッパー各種。登山用品店でもamazonでも売ってる。種類は色々あるので紐の径だけ注意して好きなデザインのものを買えばいい。どうせ安いので諸々揃えてしまえば改造や修繕したくなった時に便利。

今回はこんな感じに。緑の部分が取り付けたもの。
ループにゴム紐を通して上下それぞれにコードストッパーで締められるようにして、末端処理でコードエンドをつけた。
メッシュポケットも元々締められるようにはなっているので、これで十分固定になるはず。

(2) ピッケル・アックスホルダーをつける

こちらはバンジーコードより色々やらないといけない。

とりあえずこの緑線の4つが取り付けたもの。
下のループは細引きをつけ2本止めれるコードエンドでループにしたもの。
これがピッケルの下側の支えになるので、伸びないようにゴム紐でなくて細引きを使う。
上のループはゴム紐を2穴のコードストッパーを通して、2本止めれるコードエンドをつけたもの。

使い方は、下のループにピッケルを石突の方から通す。で裏返して石突が上に来るようにして、ゴムを引っ掛けてコードストッパーでぎゅっとしめる。通常のザックのホルダーもこれはよくある形。

荷物を適当に入れ、ピッケルをつけてみるとこんな感じ。

よっしゃ、俺いい仕事した、と思って背負って家中を歩いてみると、どうも背中がブラブラしている。背中を姿見で写してみると、ピッケルが下の写真の緑の線みたいに、グリングリン回ってしまっている。ヘッドが外向いたり内向いたり。これで公共交通機関に乗ると迷惑かけまくりな状態。
下の細引きが細すぎて、角度的な固定ができていなかった。

細引きをもっと太くて平たいループにできれば固定されると思うのだが、試行錯誤して見ないと、どれぐらいの太さなら大丈夫かよくわからないし、それだったらピッケルの先端をベルクロで固定できるようにした方がいいんじゃないかと思いつく。ただザックに対して不可逆な改造になるのでちょっと勇気が必要。

とりあえず家にストックしてある片面ベルクロを引っ張り出し、適切な長さにカット。今回ベルクロループにするので、両面ベルクロになるようにミシンで縫う。
ミシンの使い方わからないので、嫁に教えてもらう。これで、裁縫スキルがちょっと上がった。

できた両面ベルクロ。

これを本体ザックに取り付ける。失敗してももう取りかえしつかない。いらない布で練習をして、いざ挑戦。

メッシュの中も、ちょうどザックのセンターにトップを止めるバックルのラインが縫い付けられているので、それに続くような感じでミシンで縫いつけた。できるだけ頑丈そうな縫い方を選んでみた。

無事加工完了。黒糸がなかったので紺色だが。

丸めるとこのように固定できる。というわけでいい具合にできた気がする。

この様に、ピッケルの先端をベルクロで固定でき、ブラブラしなくなった。ダブルアックスでも大丈夫な様にベルクロの長さは調整してあるのでアイスクライミングでも問題なし!

明日にでも山に行きたいが、4月まで我慢しなければ。

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