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西穂高岳(2021.03.20-03.21)

この週末で西穂小屋宿泊で西穂高岳へ。
今回はいつものKくんと、もう一人新しく知りあったMさんも一緒の予定だったが、Mさんは直前に風邪をひきキャンセル。このご時世だし発熱したらキャンセルとならざるを得ない。

土曜はのんびり集合して西穂小屋まで上がるだけにして、日曜山頂アタックの予定だったが、日曜はあいにくの荒れ模様の天気図だったので、土曜朝一で山頂アタックし、西穂小屋宿泊して日曜は下山だけの予定に変更した。

YoutubeやTwitterで山行を調べて、大分怖そうだったので、ロープやビレイ器具、アイスクライミング用のアックスなども持っていったが、それらを使うことはなかった。

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(日曜の天気図 等圧線が細かい)

西穂高岳とは?

北アルプス南部 穂高連峰の南端にある標高2909mの山。新穂高ロープウェイで標高2156mまで登れるため、比較的手軽に北アルプスの稜線が楽しめる山だが、西穂独標(2701m)から先は岩稜帯の歩きとなり上級者向けのルートとなる。西穂独標までは冬も初心者向けのルートとされる。その先が上級者向けルート。

個人的な感想としては八ヶ岳の赤岳・横岳・硫黄岳の縦走できる人であれば問題はないと思う。

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ちなみにこちらは、山と渓谷社の雪山登山ルート集からの引用。
技術の軸だと西穂高岳は3番目になる。
(もちろんここに掲載されてないアルパインルートが山ほどあるので上をみたらキリがないが、あくまで一般ルートとして)

ルート

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1日目 登頂まで

新穂高ロープウエイの始発が9時のため、3:35出発し、3:45にK君をピックアップして中央道へ乗り、新穂高ロープウエイへ。4時間半かかる予定だったが、少し早くつき7時45分到着。
到着したときにはロープウエイ待ちの行列ができており(駅はまだ開いていない)、行列に並ぶか車で寝とくか悩んだけど、遅くなるのは嫌なので並ぶ。

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かなりトイレに行きたかったが、駅はまだ入れないし、隣のホテルもコロナで宿泊者以外立ち入り禁止のため我慢するしかない。

始発は9:00で8:45ごろ駅オープン。行列進みつつK君に荷物を預けお互いにトイレに行く(こういう時二人だと助かる)。
ちなみに始発待ちで100人以上並んでいたけど、臨時便が出たため本来の次の便が出る30分より前には全員上に上がれたはず。

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(鍋平公園駅の乗り換え)

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(ロープウエイの中から撮影。雲は出ているけどまだ晴れといっていいかな?)

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西穂高口駅に到着後、アイゼンつけて登山開始。10:40西穂山荘到着。登山口から50分でした。予定より30分巻き。
西穂山荘までも割と急登多くて疲れた。

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西穂山荘に不要な荷物をデポして、少し休憩して出発。

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まずは、2452mの丸山へ。

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次は2701mの西穂独標。

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独標手前はちょっとだけ鎖場があります。

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12:00独標到着。50分巻き。
ここまでは雪山の初心者向けのコースでもあるので、ここで引き返す人たちも多い。
西穂高山頂までは細かなピークが続き、それが12峰あるらしいのだが、その11峰目が独標。独標の下りも急だけどちゃんと注意すれば難しくはない。

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10峰。

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8峰にあたるピラミッドピーク。直下は壁のような斜面だが、登りは問題ない。下るときは注意が必要。

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第5峰かな?わすれた。

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西穂高山頂のちょっと手前でそれまでのドンヨリしていた雲が吹っ飛び、快晴に。大勝利の予感。

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西穂高山頂直下の急な所。登りはまず問題ないが、下りは慎重さが必要。

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13:30 西穂高登頂。しばらく写真を撮ったりした後下山。そして晴れた!

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(奥穂高、槍ヶ岳方面 - 北)

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(焼岳・乗鞍方面 - 南)

この後、下山。
西穂山頂から直下が少し怖い。この時期、雪もグズグズで背中を向けてのクライムダウンをせざるを得ないが、右手の岩は結構脆くて要注意。K君が30cm大の落石を発生させててヒヤリとした。幸い人のいない方に転がっていったのでことなきを得たが。

帰り道だとピラミッドピークからの下りも、慎重なクライムダウンが必要だった。

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(ピラミッドピーク、クライムダウン中のK君)

まぁでも、危険と思ったのはその2箇所ぐらい。それでもロープを出すまでもいたらないくらいではあった。

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西穂丸山 15:25
もう大分前からドンヨリとした空模様。
大分暗くなってきた。

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15:30 西穂山荘到着。最終的に予定より40分ほど早く終わった。急げばロープウエイの終電に間に合うが、元々宿泊予定だし、十分疲れてるし予定通り小屋泊。小屋泊久しぶりだけどやっぱり素晴らしいね。テントよりもずっと楽。人類の叡智は素晴らしいよ。

西穂小屋

我々は別館宿泊。別館は今回我々二人だけで、気楽。本館にはモンベルのツアーの人が8人ぐらいと4人のパーティーが1組。
朝一のロープウエイは100人ぐらい並んでたけど、みんな日帰りだったんだな。

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(西穂山荘本館の書庫)

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(18:00から西穂山荘の晩ご飯、私は写真とるのをすっかり忘れて半分ぐらいになってるけど、向かいのK君のごはんを見てください・・・おいしかったし、味噌汁おかわりした!)

晩ご飯の前後、ロープウエイが運休になったらどうするかをK君と検討する(新穂高ロープウエイは風速15mで停止)。ロープウエイ脇に破線の歩荷道があるらしいのだけど、西穂山荘の方の話だと、近年まったくメンテナンスしてないし、やめたほうがいいとのこと。
焼岳小屋を経由して(6時間ぐらいかかる)降りるしかなさそうとのことで、ついでにK君も登ったことないということでもし焼岳小屋経由の下山になったら2時間ぐらい余分にかけて百名山でもある焼岳も登頂してから帰ろうかと話して、ロープワークのおさらいをして20時前に眠る。

西穂小屋の朝ご飯は6時の為、5:30起床。起きはしたけど、6時ちょっと前まで布団でごろごろ。布団素晴らしい。

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(食堂前)

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(朝ご飯)

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(寝てた部屋。5人部屋だけど、今回は我々2人のみ)

2日目

新穂高ロープウエイは風速15mを超えると運行中止になる可能性があるが9:15始発だけど西穂小屋に運行中止の連絡が来るは9:00頃とのこと。西穂小屋からロープウエイの駅までも1時間弱かかるし、そこまで待ってるとエスケープルートの焼岳小屋経由の下山もしんどくなるので、周りの風速見つつ、8:00前にロープウエイを使っての下山にかけて行動開始。

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木の揺れ方的にも風速10m以下だろうと思った。雨はそこそこ降ってた。

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ロープウエイの駅近くは除雪してある。この壁の分積雪してるということですね。

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(西穂の登山バッジ)

諏訪湖PAでご飯を食べて、東京には14時過ぎ到着。疲れた。

娘にお土産にかったこのお菓子が大好評で帰京後オンラインで3箱買った。


来週はリード講習です。

たまには登山もしないと体力がなぁー。

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