死人の声を聞く

図書館や本屋が好きだ。
ベストセラーの本もいいが、本棚の下で埋もれてるような本、もはや誰の目にも止まらないような本を掘り起こしてあげたい。かつて読まれた本、作者が故人となれば再評価する人がいなくなり、埋もれて消えていくだけだ。

時代に合わないもの、ただ消費されていくものは消えても仕方ない。
でもそれだけではないはずだ。

図書館や本屋には先人たちの声が眠ってる。
知恵も焦りも愚かさもすべて本の中にある。

本は古びない。命は尽きても。
だから好きなんだ。

生きてる間にどれだけの声を拾い集められるだろうか。

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