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私なりのボカロ調教方法①【すげえ簡単】

こんにちは、畑中ゆうと申します。
私は趣味でボカロカバーをよくしてYouTubeにアップロードしております。
(昔はニコニコ動画の民でした。)

その中でありがたいことに
・聞き取りやすい!
・調教きれい!
とよく言っていただけることがあるのですが、正直そんなにこだわった調教してません。

では、私がいったいどんな調教をしているのか、この記事では簡単にお話ししようと思います。細かいやり方はまた別の記事で…。
参考になる部分はぜひやってみてください。

①メロディをひとまずベタ打ちする。

まずはメロディ通りにピアノロールを打ち込みます。いわゆる「ベタ打ち」というやつです。
私は楽譜を見ない(というかほとんどがない)ので、Cubase上で本家の音源と並べて聴きながら聞こえた通りに同じ音を打ち込んでいます。
耳コピの仕方?これは、感覚でやっているので教えようがないのですが、耳を鍛えるトレーニングなら、いつかお答えできるかもしれません。

②歌い方に合わせて装飾する。

次にメロディに「色」を付けていきます。
①でベタ打ちしたノーツを小間切れにして、「しゃくり」上げる音を入れたり、疑似ビブラートを付けたりします。
これも聞こえた通りに打ち込むので、①で大まかに打ち込んだものを細かく耳コピして修正していくイメージです。
また、聞こえた通りに打ち込むほかにも、自分で口ずさんでみて装飾する場合もあります。
…今度この部分については詳しく1記事書きますわ。私が一番こだわるのはここです。

③エフェクトをかけてオケ音源になじませる

「聞き取りやすい」って、この部分で結構差が出ると思うんですよね。
正直たくさん曲を出しているボカロPでも、「調教自体は悪くないのに、なんか聞き取りづらいな」って思うのはたいていオケと合ってない気がするんですが、いかがでしょうか。
たとえば、イコライザで音質を調整しないと、もともとのボカロの声は結構こもっていたりするし、無駄にサラウンドかけすぎてグワングワン聞こえるものもあるし…。
というわけで、私も偉そうに言えるわけではないんですが、オケに合わせて子音母音がきちんと聞こえるようにイコライザで調整して、オケの楽器の響き具合に合わせたリバーブをかけたり、ここも細かくこだわって調整をしています。

以上が、私がやっているボカロ調教の過程です。
これをもしボカロPが見ていたらお気づきかもしれないんですが…。
私、ほかのパラメータって一切触らないんです。使うとしてもベロシティとクロスシンセシスくらい。
クロスシンセシスっていうのは、簡単に言うと異なる2種類の音声ライブラリをブレンドして使うものなんですが、これをちゃんと使ってるやつが以下ですね。

ウチにはVY1しか使える子がいないんで限定的ですが。
通常VY1と強めのVY1をブレンドして、高い音域の強く歌わせたいところを強めVY1が強く出るようにパラメータをいじっているんです。
クロスシンセシスも別で記事書きますね。こうやって記事のネタが増えていくんだ…。

もしかしたら、パラメータをきちんと使えばもっと表情が付けられるのかもしれませんが、正直これだけでも十分聞けるので、私はいいかなと思っています。何より簡単だし(笑)

参考になるところが、あるのかないのかわかりませんが、何かお役に立てる情報があれば幸いです。

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