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小さなあの子に

昨日の夜、約束した21時きっかりにおばあちゃんが電話をかけてきた。

おばあちゃんと話して
前からこの4連休のどこかで会おうとしていたんだけど
こんな状況だし

もう少し状況が良くなったら
どこか泊まりに行こう?と言ったら

「そぉだね、我慢する…またこんどだね…」という言葉が返ってきた。

電波の向こうにいるのは
もしかしてわたしの彼女?
いや、小さな女の子みたいだ。

悲しいとも、不安ともわからない

可笑しいとも、切ないとも言い当たらない気持ちになって

諭している方が泣きそうになった。

延ばした「こんど」がちゃんと来るのか
一瞬そんなことが頭をよぎってしまった。

いつも、いつも、仲よく居られるわけじゃないし

たまに「ほんとにもう!」と思う時もある。

けど、このちょっとクセが強い女の子を
わたしは出来るだけ喜ばせたいと思う。

昨日の夜から気持ちが緩んで
お休みモードになっている。

心の鉄仮面をゴトリと置いて、よく休もう。

思いつきで作った米粉のクレープとソースがおいしくて
めったに出ない高い声で笑ってしまった。

おいしいコーヒーをお供に
録りためたドラマを観るなどしていい休みのスタートだ。

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