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いにしえのプログラミング 7 番地って必要?

(続き)土地には、番地がついています。たとえば、○○市本町〇-〇-〇ような感じでしょう。もし、番地がないと、その土地がどこにあるかわかりません。番地さえあれば、見知らぬ土地でも、その土地がどこにあるか見当がつくでしょう。

 実は、表計算ソフトのエクセルにも番地があります。横がAから始まり、縦が1から始まります。たとえば、ボールペンの1月の売上件数を「A1」番地に入れます。蛍光ペンの2月の売上件数は、「B2」でしょうか。売上件数が全部入力できたとします。さて、同僚から、蛍光ペンの5月の売上件数はいくつかと聞かれたら、あなたは、「E2」を見て、「50本売れた」と答えるかもしれません。

 ところで、パソコンも同じようなものです。データもプログラムも、ハードディスクから読みだされて、メモリに展開します。たとえば、このデータはメモリの何番地、あのデータは何番地に展開するという具合です。だから、あるデータが必要になったら、そのデータがある番地を指定する必要があります。もちろん、プログラミングでいちいちデータの番地を指定していたら、大変です。そういう仕事は、WindowsのようなOSがやってくれます。

 しかし、プログラミングをする上で、OSの仕事やメモリ上にある番地も念頭に置いておいたほうがよいでしょう。あなたが土地を探す時に番地を見るように、あるいは、エクセルのデータがどの番地に入っているか見るようなものです。(続く)

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