#05 土木構造物のすゝめ【土木学会選奨土木遺産/土木学会デザイン賞 マップ付き!】
こんにちは。今まで、noteで様々な土木構造物を紹介してきましたがどのように撮影対象となる土木構造物を決めているかお話しようと思います。
今回はこんな人におすすめです。
0. 土木学会選奨土木遺産/土木学会デザイン賞の地図を作ってみました!
『土木構造物、どこに何があるかさっぱり分からないよ~』という方に向けて、簡易的な地図を作成してみました。まずは近所にある土木学会選奨土木遺産/土木学会デザイン賞に訪れてみてはいかがでしょうか。
※地図の右上にある「」を押すと新しいタブで開きます。
1.「土木」は身の回りにあふれているからこそ捉えることが難しい。
私は大学1年生のとき、教授から次のような課題が出たことがあります。
あなたの好きな橋とその理由をレポート用紙にまとめなさい。
この課題、なんと答えたか忘れてしまいましたが今考えてみると難しい課題だったなぁと感じています。
あくまで「道路橋」の話なので「鉄道橋」「歩道橋」「水道橋」を含めるとさらに増えます。
この中から好きな橋を選べって言われても「好きな本」「好きな曲」と同じくらいに難しいと思います。
(世界に一体、いくつの本・歌があるのかは知りませんが。)
さらに、土木構造物は橋だけではなく、
トンネル、鉄道、道路、空港、港、ダム、送電塔…
と様々な種類があります。
「好きな土木構造物を教えてください」
と言われても『多すぎて正直分からん』というのが今の答えです。
2. 土木学会で評価された作品たちを見よう。
とは言っても、闇雲に面白い土木構造物を探すのは時間がかかります。そこでまず、「ある団体・機関から評価された土木構造物」に着目する方法があります。
今回は、土木学会から表彰されるものとして2つの賞をご紹介したいと思います。
■土木学会選奨土木遺産
近代~戦前に建設された土木構造物を中心に登録されており、どれも歴史を感じることが出来ます。もちろん、江戸以前に造られた構造物もあります。近年では黒部ダムを始めとした戦後の高度経済成長期を支えた構造物の登録が増えています。
ちなみに台湾にも日本の土木学会が指定した土木遺産があります。
(なぜ、海外にもあるのか気になる方は「八田與一」で検索!)
■土木学会デザイン賞
こちらは土木遺産とは異なり、21世紀に新設・改修されたものが多くを占めます。審査員による評価の高さに応じて、最優秀賞~奨励賞に分かれていますがどれも目を見張るものばかりです。
モエレ沼公園、横浜市の都市デザインは以前ご紹介しました!
3.まとめ
今回は土木構造物を見に行く上で参考となる2つの賞(土木遺産/土木学会デザイン賞)を紹介しました。土木に対する視点が大きく広がるものばかりなのでぜひ訪問されてはいかがでしょうか!
4.あとがき
お出かけ、自由に出来るようにならないかな…
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