読了:だれでもわかる ゆる仏教入門

読了:だれでもわかる ゆる仏教入門
松﨑智海 (著)

【概要】
仏教界のインフルエンサー、松﨑智海が仏教の教えをやさしく解説。お釈迦様の生い立ちから、仏教の考え方、お寺と仏事の素朴なQ&Aまで、ゆる~く解説します。また、現代人の悩みに仏教の教えで答えるコーナーや、七大宗派の僧侶が語るそれぞれの開祖の魅力など、これまでの本にはない魅力も満載です。

【所感】
お釈迦様は最強のインフルエンサーだし、
仏教は最初からダイバーシティで
宗教というより哲学だった。

「中道」という言葉があり、これは「バランス」を取ることではなく、「一方に偏らない」ということ
では「悟る」にはどうしたらいいかについてのが「四諦八正道」
普通のヒーローは小技から始め、最後に大技で決めるものですが、さすがお釈迦様は、いきなり採取奥義のスペシウム光線を放つのですとあります。
マジで強い。

「あなたが、私が言っていることをいったん信じることにしたとして、その信じる理由が、私が有名な仏陀と呼ばれる人だからなら、信じることをやめなさい」とお釈迦さまはおっしゃったそうです。

えー、そこから多様性を認めて自由とか、それはもはや宗教なのかよ。
なので、解釈も様々に生まれるので宗派も多岐に渡り、
また伝え方も仏像や写経など、手段に固執するなと自由になる。

love&PEACEと言うけれど
loveがなければPEACEなんだよとタモリさんは言う。
たしかに、loveがあるから固執や許せないという感情になるのかもしれない。
最近、感情的に思ってしまうことが多く、更年期障害か老害だなと思いつつ、考えてみると、そこは自分が大事にしているものとか、好きなものに付随していることに気づく。
たしかに、どうでもいいことには腹も立たない。

世の中には定数と変数があり、変えられない定数で悩むのは無駄。
「課題の分離」が大事だとアドラー先生も言っている。
他者の課題に踏み込まない。
変えられるのは自分の行動。

自分のことすらうまくコントロールできないのが人間なんだから、他人であればなおさら。
相手をコントロールしたがらない。

他者は思い通りにならないから自分ができる範囲のことを精一杯行う。
まずは、自分自身の人生を見つめ、そのうえでより良く生きるとはどういうことかを、考える。

そして、人は育ってきた背景も、置かれている状況、能力も違うので、お釈迦様は丁寧に相手の得意、不得意、タイミングに合わせて教えを説くという伝達スタイルだったそうです。
これを待機説法というそうですが、本当にその通り。
伝えると伝わるは違うんだよとお釈迦様も仰ってる。
完璧
マジでその通り
人生に迷ったら仏教だわ。

◻️気をつけること
・落ち込んでいるときは、言葉遣いも雑になり、ついマイナスの表現をしがちになる。
丁寧に言葉を選び、プラスの意味の言葉に変えていく。

・他人と共にいきているからこその自分。他者を大事にする。

・自分も相手も仏になれると信じること。仏様と同じ心(仏心)で向き合うことができたなら、怒りや憎しみや妬みはきっと収めていける。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?